2008年12月30日火曜日

年末緊急職業相談に115件 京のハローワーク、住宅不安多く

 非正規労働者などの労働相談に応じる年末緊急職業相談が29日、京都市中京区のハローワークプラザ烏丸御池で始まった。新年からの求職相談や住宅確保に向けた相談が115件あり、職員が対応に追われていた。
 京都労働局が深刻化する景気後退に伴う雇用不安に対応しようと、通常と変わらない10人体制で開設した。
 年明けに派遣期間が切れる自動車製造工場の従業員からの求職相談や、雇用期間を残して年内で解雇された契約社員から「不当ではないか」との相談もあったという。
 相談に訪れた府内の男性(50)は、半年前から日雇い労働で生活を維持しながら求職活動を続けているといい、「最近は求職の競争が激しくなり、仕事探しは厳しくなっている」と話していた。  京都労働局は、来年3月までに府内の事業所で職を失う非正規労働者が約1600人に上ると見込んでおり、ハローワークプラザ烏丸御池で30日午後5時まで相談に応じる。また、京都下労働基準監督署(下京区)や府の京都ジョブパーク(南区)でも30日まで労働相談を受け付ける。
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008122900127&genre=C4&area=K00
2008年12月29日付(京都新聞)

2008年12月3日水曜日

「ねんきん特別便」放置、指摘にも調査怠る…郵便事業会社

 約4万5000人分の「ねんきん特別便」を郵便事業会社(東京)が約2か月放置していた問題で、多数の特別便が不達になっていることを社会保険庁から11月中旬に伝えられたにもかかわらず、同社が、運送業者などへの調査を怠っていたことがわかった。
 約半月後の同27日、運送業者が特別便を入れたまま放置されたコンテナをJR貨物・梅田駅構内で発見。同社は「社内の連絡が行き届かなかったと思われる」と釈明している。
 同庁社会保険業務センター(東京)によると、昨年12月から始まった特別便(約1億800万通)の発送作業は今年10月末に終了。11月に入り、大阪、滋賀両府県の社会保険事務所に対し、「特別便が届いていない」という苦情が相次いだ。
 あて先不明の不達のケースとは異なるため、不審に思った同センターが同月14日、郵送を依頼した郵便事業会社銀座支店(東京)に「不達者」のリストを渡し、調査を求めた。
 同センターはその後も、追加リストを同支店に送付したが、同支店はこうした問題を本社に報告していなかったという。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081203-OYT1T00417.htm?from=navr
2008年12月3日付(読売新聞)

全盲落語家、使い慣れた駅で事故に遭遇

 全盲の落語家、笑福亭伯鶴(はっかく=51、本名・丹羽透)が1日夜、大阪市淀川区三国本町の阪急宝塚線三国駅ホームで普通電車と接触して引きずられ、脳挫傷と両脚骨折で重体となった。伯鶴は落語会の打ち合わせで飲食した帰りで、淀川署は誤って電車と接触した可能性があるとみている。
 目の不自由な落語家が、不運な事故に遭った。伯鶴は1日夜、大阪・梅田で落語会の打ち合わせを行い、その帰り道のアクシデントだった。午後11時ごろ、いつものように三国駅で電車を降りた後、脚をホームと電車にはさまれ、約15メートルにわたって引きずられたという。病院に運ばれたが、脳挫傷と両足骨折で重体。
 事故の直前まで一緒にいた知人によると、打ち合わせではビールや焼酎を飲んだが、酩酊(めいてい)するほどではなかった。足取りもふだんと変わらなかったという。ただ、目の見えない伯鶴は通常、決まった車両の座席に座るが、このときはいつもと違う車両だった。心配する知人に「大丈夫ですよ」と声をかけ、自宅のある三国駅で下車。ホームから出口に向かう途中で柱にぶつかり、違う方向に歩きだすのを知人は電車内から見たという。
 調べなどによると、電車が動きだした際、先頭車両付近のホーム上をふらふらと歩いていた伯鶴が車両側面にぶつかって引きずられた。ホーム端のフェンスを乗り越えたところで倒れていた。車両側面には血痕が付着し、ホーム下には視覚障害者用のつえが落ちていた。
 社団法人大阪市視覚障害者福祉協会の政所章理事(63)は「こういう事故を防ぐのは難しい。ホームに駅員を置くしかない」と指摘した。
 同駅のホームには視覚障害者用のタイルが敷かれていたが、事故当時、駅員はいなかった。運転士(31)や車掌(28)は事故に気づかず、そのまま通常運転を続けた。三国駅のホームはカーブしており、電車最後部の車掌から事故現場が見えにくくなっている。
 伯鶴は8日夜に大阪市北区の天満天神繁昌亭で「お笑い人権寄席」に、また15~21日は同所で昼席に出演予定だった。知人は「早く元気になってほしい」と心配そう。事務所では「飲んだお酒は通常の量と思う。使い慣れた駅なので心配していなかったのですが…」と話した。
続きは・・・http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20081203-436088.html
2008年12月3日付(日刊スポーツ)