2008年5月31日土曜日

【動画】福祉の店「ふれあいショップ」スタート 大丸で6月3日まで

 障害者が作った食品や日用品、雑貨などを販売する長崎福祉の店「ふれあいショップ」(街かどのふれあいバザール運営委員会主催)が5月28日、長崎市浜町の博多大丸長崎店一階で始まった。
 6月3日まで。 障害者が作った商品を実際に手に取ってもらうことで、福祉活動に関心を持ってもらおうと毎年、県内各地で開催している。売上金は出店している社会福祉施設に還元する。 
 今回は授産施設など二十六施設が、パンやクッキー、陶器、布製の小物など約一万点を展示販売。買い物客は豊富な商品を前にじっくりと品定めしていた。 長崎市磯道町の主婦(45)は「何回か来たことがあるが、バッグなど布製品は丁寧な仕上げで感心する。値段も手ごろ」と話した。
続きは・・・http://www.nagasaki-np.co.jp/douga/20080528/09.shtml
2008年5月31日付(長崎新聞)

バックしたワゴン車にぶつかり女性重傷 相模原の福祉施設

 5月30日午前8時50分ごろ、神奈川県相模原市藤野町牧野の福祉施設敷地内で、施設に通う相模原市藤野町の無職女性(43)が、バックしてきた送迎用のワゴン車にはねられた。女性は車の下に入り込み、足や肩の骨を折る重傷。
 津久井署は自動車運転過失傷害の疑いで、ワゴン車を運転していた同市田名の同施設職員、木下長美さん(28)から事情を聴いている。
 同署によると、施設では女性を含め3人がワゴン車から降りたが、木下さんは「2人が施設に入るのをみて、3人とも入ったと思った」と話しているという。
続きは・・・http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/080531/kng0805310310002-n1.htm
2008年5月31日付(産経新聞)

障害者白書:福祉サービス、4割が「3年前と変わらず」

 政府は5月30日、2008年版障害者白書を閣議決定した。
 今年2~3月に障害者を対象に実施した「障害者施策総合調査」の結果を盛り込んでいるが、障害福祉サービスの質は3年前と比べて「変わらない」と答えた人が最も多い37.9%だった。
 2006年10月の障害者自立支援法施行の前後で、4割弱の障害者のサービスに対する意識に大きな変化がないことが浮かんだ。
 「良くなった」は16.5%で、「悪くなった」は16.1%。サービスの量に関する回答も「変わらない」が、39.7%で最多だった。
続きは・・・http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080531k0000m010049000c.html
2008年5月31日付(毎日新聞)

2008年5月30日金曜日

高齢者対策、配当100万円以下非課税 自民、マル優制度で検討

 自民党の「高齢者の安心と活力を強化するための合同部会」(与謝野馨会長)は5月30日午前、総会を開き、総合的な高齢者対策を正式に決定した。株式の配当や譲渡益の一定割合を非課税とする「高齢者投資マル優制度」(仮称)を導入することなどが柱だ。
 近く福田康夫首相に提出し、6月にも決定する政府の経済財政運営の基本方針「骨太の方針2008」に反映させる考えだ。
 マル優制度をめぐっては「高齢者の年金を補う収入として預金利息に比し株式や投資信託の配当などの重要性が高まっている」と強調。株式の100万円以下の配当や500万円以下の譲渡益を非課税にすることを検討する。預貯金や国債にも適用する場合は、元本合計の500万円までを非課税枠とするとした。
続きは・・・http://www.nikkei.co.jp/
2008年5月30日付(日経新聞)

2008年5月28日水曜日

JISマーク:福祉用具用、3製品対象に表示へ

 経済産業省は5月27日、「手動の車椅子」「電動車椅子」「在宅向け電動介護用ベッド」の3製品を対象にした福祉用具用のJIS(日本工業規格)マークの表示が始まると発表した。近く適合性を審査する機関が誕生する予定で、夏ごろにも表示した製品が出回る見込み。
続きは・・・http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080528ddm041040007000c.html
2008年5月28日付(毎日新聞)

2008年5月25日日曜日

教育ルネサンス  シリーズ

特別支援
(5)神山忠さんに聞く…読み障害を告白した教師
「一人」に合う授業目指す

 文字を読むのが苦手だった。紙に書かれた文字を見た時、白と黒のどちらに注目したらいいか混乱する。白いキャンバスの上に黒ごまや黒大豆がばらまかれているように見えてしまう。
 岐阜県関市の県立関特別支援学校教諭、神山忠さんは学習障害(LD)の一種、ディスレクシア(読み障害)だ。
 小学2年の道徳の授業が鮮明によみがえる。配られた読み物を各自で黙読する時間。左手の人さし指で文字を一つずつ指しながら、一向に頭に入ってこない文章を必死に読もうとしていた。
 「まだこんな所」。教師のひと言で、周囲の友達の視線が一斉に注がれた。「何やっとったんや、1時間」「おれなんか、2回目やぞ」。気がつくと大粒の涙がこぼれ、「もう本なんか読まないぞ」と心に決めた。
 読みやすいよう、赤ペンで単語ごとに斜線を入れる分かち書きをしたら、「教科書を粗末にするな」と怒られた。3時間練習してから授業に臨んでも、つまりながらしか読めず、「努力が足りん」と頭にチョークで×印を書かれたことも。「自分はばかだと劣等感ばかりが募っていった」
 教師や友人からもぞんざいな扱いを受け、「自分は生きていてはいけない人間なのではないか」と思うようになった。自殺まで考えたあげく、ついに感情が爆発して教師に手を上げた。荒れた学校生活の始まりだった。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080524-OYT8T00214.htm
2008年5月24日付(読売新聞)

特別支援
(4)違い認めて 伝える工夫
 発達障害を個性の一つとして尊重することが特別支援教育の理想だ。
 中学に入学したばかりの主人公が、校長先生からマナーについて教わり、翌年は新入生に教える大役を務めるという物語。「中学マナー」とタイトルの付いた紙芝居は、静岡県三島市立北中学校の岡山一夫校長にとって、思い出深い作品だ。丁寧なタッチのイラストの裏に、原稿用紙に書いた文章が添えてある。
 作者は卒業生の大樹君(仮名)。高機能自閉症があり、人とかかわるのが苦手だった。そんな彼が、対人関係の基礎を磨くソーシャルスキルの訓練とともに、クラスメートと一緒に取り組んだのが、同中が特別支援教育を推進するため取り入れた「コミュニケーションタイム(CT)」だった。
 担任の合図で一斉に机を向かい合わせ、男女混合の班ができる。手元には、来年の修学旅行で訪れる奈良の地図。2年生の授業のテーマは「待ち合わせ」だった。担任からこっそり場所を告げられた生徒が、駅からの道順を言葉だけで説明。何人に伝わったかを体験する。
 「同じ説明でも、通じる人と通じない人がいることが分かった」と加藤友貴子さん(2年)。寺田裕子教諭(39)は「伝える、伝えられるの両方を体験することによって、人それぞれの反応があり、たとえ伝わらなくても片方だけが悪いのではないことを知ってほしい」と狙いを語る。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080523-OYT8T00228.htm
2008年5月23日付(読売新聞)

特別支援
(3)成長促す「個別指導計画」
 発達障害の子を支援するには綿密な指導計画が必要だ。
 壁につるされたバインダーを取り、児童たちが席に着く。とじられた紙には、授業のスケジュールが順番に記され、見通しを持って学習に臨めるよう工夫されている。
 大阪府高槻市立五領小学校の特別支援教室で行われる生活単元学習の時間。この日取り組むのは、6月のカレンダー作りだ。
 落ち着きのない子が目立つ中、黙々と作業に没頭していたのは小学6年の健太君(仮名)。白い画用紙に丁寧に暦を書き込んだ後、折り紙に器用にはさみを入れて作ったアジサイの花を張りつけていく。時間内にきっちりとカレンダーを完成させた健太君は満足そうに笑みを浮かべ、通常の学級へ帰っていった。
 軽い知的な遅れがある健太君は、通常の学級で授業を受けながら、特別な教育課程による指導を特別支援教室で受けている。そんな彼を支えていくため、教師や親が一緒に作り上げているのが、個別の指導計画だ。
 健太君の場合、教科・領域ごとの年間目標に加え、半年ごとに見直される短期目標は60項目にも及ぶ。特別支援教室担当の結城越代教諭(50)は「個別の指導計画を作ることで、通常の学級と特別支援教室でそれぞれ指導することが明確になった。子供と短期目標を確認しながら授業を進めると、頑張る目安ができて子供が意欲的になる」。
 「学年ごとに覚える必要のある漢字が書けず、手先が不器用で、勉強も投げやりな子だった。本当に成長した」と結城教諭。短期目標の積み重ねによる着実な成長を、肌で実感する日々だという。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080522-OYT8T00237.htm
2008年5月22日付(読売新聞)

特別支援
(2)見直される巡回指導

 支援を必要とする子供がいる学校を、教師が巡回して指導する。
 教室に並ぶのは、風船、シャボン玉、ウエハース……。一見、ただのおもちゃとお菓子だが、発音が正しくできない構音障害では、一定の強さで息をはき出し続けたり、歯茎の裏につけて舌を動かしたりすることが、立派な訓練になる。
 愛知県岩倉市ことばの教室。小学3年の大輝君(仮名)は、言語障害などを対象にした通級指導を、週に1時間受けている。
 自分の学校にある教室や、他校に通うのではなく、担当教諭が訪問してきてくれる形態が多いのが愛知の通級の特徴だ。担当の奥村寿英教諭(46)が受け持つのは、市内にある全5小学校。「曜日ごとに違う学校を回り、本務校の岩倉南小にいるのは週に1日だけ」と笑う。
 個別指導の部屋で奥村教諭と向き合うやいなや、大輝君は大好きなスポーツの話を早口で語り始めた。「あの選手の出身地は……」「あの時の成績は……」。その記憶力には感嘆するしかない。だが、発声や音読の練習に移った途端、口調は急にたどたどしくなった。「発達のアンバランスさが目立つ。興味・関心にも一種の偏りがある」と奥村教諭。
 ことばの教室に通う児童にここ数年、学習障害(LD)など発達障害の子が増えている。言葉をコミュニケーションの手段として使うのが苦手なのが、こうした子供の共通点だ。大輝君も言葉の裏や空気を読むのが苦手で、クラスメートとのトラブルが絶えなかった。それでも、イラストに描かれた人物の気持ちを考える訓練などを重ね、「少しずつ周りの状況が読めるようになってきた」と奥村教諭。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080521-OYT8T00179.htm
2008年5月21日付(読売新聞)

特別支援
(1)発達障害の子 個別に支える
 発達障害の子の教育ニーズに応じ、個別指導する教室がある。
 プレールームの窓から柔らかな光が差し込む。ゆったりとしたピアノのメロディーに合わせ、両腕をゆっくり真上に上げたり、四つんばいになって片腕と片足を同時に上げたりする子供たち。「よく努力しました」「とてもきれい」と女性教諭がよい所を見つけてほめていく。紅潮した子供たちの顔に次々と笑みが浮かんだ。
 東京都多摩市立の小学校。この日、周辺の学校の子供も加わる通級指導学級の自立活動のメニューは運動だった。「普通の体育とは違い、体と感情を上手にコントロールするためのトレーニングです」と説明するのは、障害児教育の経験が豊富な女性教諭。触覚や聴覚などの感覚に刺激を与えて脳機能の活性化を図る、発達障害を持つ子への指導法「感覚統合療法」だ。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080520-OYT8T00248.htm
2008年5月20日(読売新聞)

特別支援教育に関すること

 「特別支援教育」とは、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。
 平成19年4月から、「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられ、すべての学校において、障害のある幼児児童生徒の支援をさらに充実していくこととなりました。このページでは、「特別支援教育」について解説しています。
続きは・・・http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm
2008年5月(文部科学省)

2008年5月24日土曜日

「心の病」労災 最多268人

自殺は4年前の2倍…07年度
 職場でのストレスなどが原因で「心の病気」となったとして、2007年度に労災認定を受けた人は前年度比3割増の268人で、過去最多となったことが5月23日、厚生労働省の調べでわかった。
 このうち、未遂を含む自殺(過労自殺)も15人増の81人で最多となり、03年度の2倍超に急増している。長時間労働などで脳や心臓の病気になり、労災認定を受けた人も過去最多となり、労働環境の悪化で疲弊する人が増えている実態が浮き彫りになった。
 心の病気で労災認定を受けた人を年齢別にみると、最も多かったのは30歳100人で、37%を占めた。20歳代の66人(25%)、40歳代の61人(23%)が続き、若い世代で仕事や人間関係のストレスを多く抱えている様子がうかがえる。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080524-OYT8T00245.htm
2008年5月24日(読売新聞)

<速報>放火容疑で介護福祉士を逮捕

 下益城郡美里町の住宅地で起きた不審火事件で宇城署と県警捜査一課は5月24日未明、放火の疑いで美里町の27歳の介護福祉士の男を逮捕した。  
 同町では昨年12月から今年4月にかけ、町役場中央庁舎近くの堅志田や馬場地区で5件の不審火が相次いでおり、関連を調べる。
続きは・・・http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080524200001&cid=main
2008年5月24日付(くまにち・コム)

2008年5月23日金曜日

NTTレゾナント、「goo」で医療・福祉・介護に関する資格受験講座を動画で提供

 ポータルサイト初!「goo」で、医療・福祉・介護に関する資格受験講座を動画で提供開始~自分の好きな時間に講座を繰り返し視聴して学べる~URL:http://bb.goo.ne.jp/special/iryonet/ NTTレゾナント株式会社(*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2)で提供中の、「gooブロードバンドナビ」において本日より、医療・福祉・介護に関する資格受験講座を動画で配信開始します。
 これにより、自分のライフスタイルに合った時間に繰り返しパソコンで講座を見ることが可能になります。 なお、本サービスは国内ポータルサイトにおいて初配信となります。
続きは・・・http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=189773&lindID=1
2008年5月23日付(日刊NET)

2008年5月22日木曜日

借金:福祉課職員、生活保護受給者から 発覚まで返さず--飯田市 /長野

 飯田市は5月21日、生活保護を担当する福祉課の男性職員(47)が市内で生活保護を受ける60歳代の女性から14万9000円を借りたまま返済していなかったことを明らかにした。
 5月19日にこの受給者から相談があり発覚、市職員は全額を返済したという。
 職員は生活保護事務を通じて女性と知り合い、3月28日に女性宅を訪ねた時に借金を申し込んだ。毎月返済する約束をしたが、返済していなかった。職員は「家族が交通事故に遭い金が必要だった」と釈明しているという
2008年5月22日付(毎日新聞) 

2008年5月19日月曜日

障害者施設への優先発注、官公庁に努力義務…議員立法へ

 与党は、国や自治体などが、障害者の就労支援施設へ優先的に仕事を発注することを促す法律「ハート購入法」(仮称)を、議員立法で策定する方針を決めた。
 今国会に法案を提出し、来年度の施行を目指す。
 障害者の就労促進と所得向上が目的。法案骨子によると、国、自治体、独立行政法人などの公的機関に、就労支援施設の製品やサービスを優先的に購入、利用するよう努力義務を課す。
 対象となる施設は、授産施設、福祉工場、地域活動支援センターなど計約5000か所。民間企業などでの一般的な就労が難しいとされる障害者計約20万人が働いている。重度障害者を多数雇用している民間企業も対象とする。
 優先購入が認められるのは、多くの施設が取り組んでいる名刺や封筒などの製品、施設や公園の清掃、売店やレストラン運営のサービスなど、約70種類。各省庁や自治体は毎年度、年間計画を立て、随意契約などでこれらの商品やサービスを購入する。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080518-OYT1T00760.htm
2008年5月19日付(読売新聞)

2008年5月18日日曜日

年収80万円以下は保険料最大9割減・後期高齢者負担軽減策

 福田康夫首相は5月17日、75歳以上を対象に4月から導入した後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について、夫の年収が基礎年金分の約80万円(月額6万6000円)以下の低所得世帯を対象に、保険料の軽減措置を現行の7割から最大9割に拡充する方針を固めた。首相公邸で公明党の太田昭宏代表と会談し一致した。6月上旬までにまとめる後期高齢者医療制度の改善策の柱とする。
続きは・・・http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080518NTE2INK0117052008.html
2008年5月18日付(日本経済新聞)

3看護師、お手柄! 買い物中、心肺停止の女性救命

 【滋賀県】
 湖南広域行政組合消防本部(栗東市)の南消防署は5月12日、草津市のスーパーマーケットで心肺停止となって倒れたパート店員の女性に応急処置をした買い物客3人に感謝状を贈った。贈呈式に、助けられた草津市東草津の河村泰子さん(47)と救急搬送した南消防署の救急隊員3人が同席。河村さんは「今、元気でいられるのも皆さんのおかげ」と感謝した。 4月12日、レジ打ちをしていた河村さんは午後5時50分ごろ、突発性の心室細動で突然倒れた。成人さんら3人が気づき、救急車が到着するまで、気道確保や心臓マッサージを繰り返した。
続きは・・・http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000004-cnc-l25
続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080513/CK2008051302010715.html
2008年5月13日付(中日新聞)

2008年5月17日土曜日

補助犬 (下)職場の理解度 受け入れ左右

10月から一般企業も対象
 身体障害者補助犬法が改正され、今年10月からは一般企業でも、職場への補助犬の受け入れが義務化される。現状と課題をまとめた。
職場で訓練
 店頭に並んだ介護ベッドやつえの奥で、車いすの西沢陽一郎さん(31)がパソコンに向かっていた。足元にいるのは、日本介助犬協会が育成した介助犬候補生ミドル(オス・3歳)。西沢さんの指示で落とした物を拾う時などを除けば、ほとんどじっと寝そべって過ごしている。
 勤務する福祉機器レンタル大手ヤマシタコーポレーション(従業員1400人)で営業職だった5年前、事故で脊椎(せきつい)を損傷した。両足が動かなくなったため、事務職に配転。昨年12月、親元を離れて一人暮らしを始めたのを機に、自宅でミドルとの訓練を始めた。今月からは職場での訓練にも励んでいる。
 上司である伊東学・松戸営業所長は、「車いすの社員を受け入れたのは初めてだが、もともと車いす用のトイレを備え、段差などの障壁がほとんどなかったので、特別な準備は必要なかった」と話す。西沢さんは、「ミドルが手足のように思え、世界が広がった。仕事の効率も上がった」と顔を輝かせる。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/saizensen/20080514-OYT8T00422.htm
2008年5月17日付(読売新聞)

補助犬 (上)訓練施設拡充 繁殖効率化も

一人でも多くの障害者へ
 障害を持つ人の目や手足、耳となって働く補助犬。2002年の身体障害者補助犬法成立後、社会での認知度は高まっている。育成数を増やし、一人でも多くの障害者に補助犬を届けるための新たな取り組みと課題を追った。(飯田祐子、写真も)
訓練士養成
 横浜で桜が満開を迎えた3月30日、市内にある日本盲導犬協会訓練士学校で、第5期生の入学式が行われた。180人を超える志望者から選ばれた新入生は、高校を卒業したばかりの18歳から中古車販売会社を退職した26歳まで計6人。花塚仁校長から1人ずつ、盲導犬のハーネス(胴輪)を手渡された。
 慢性的な盲導犬不足を背景に、2004年、日本初の盲導犬訓練士養成機関として開校。実習のほか、医師や獣医師、大学教授らを講師に招き、犬の繁殖学、行動学や、障害者福祉論、盲導犬事業論など、理論にも多くの時間を割く。2年間の基礎科に続き、1年間の専修科を修了すると、盲導犬訓練士の資格を得る。
 同校開校前、訓練士志望者は、盲導犬を育成する国内9団体のいずれかに職員として採用され、先輩訓練士の指導を受けながら訓練士を目指すしかなかった。「職員の募集は不定期だし、人数もごく限られている。学校ができたおかげで、訓練士への道が開けました」と基礎科2年の澤井慎さん(24)は言う。
 多和田悟・同校ゼネラルマネージャーは、「他の団体から訓練士の要請があれば卒業生を派遣したい」と話す。同協会は、2006年には静岡県内に敷地2万平方メートルの繁殖・訓練施設を開設。年間育成頭数を、現状の30頭から一気に50頭まで増やす計画だ。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/saizensen/20080513-OYT8T00443.htm
2008年5月13日付(読売新聞)

後期高齢者医療制度、来年4月廃止で合意・野党4党

 民主、共産、社民、国民新の野党四党の政策責任者は16日、国会内で会談し、参院への共同提出をめざす後期高齢者医療制度の廃止法案について協議した。
 四党は同制度を来年4月に廃止、以前の老人保健制度に戻すなどの内容で大筋合意。20日の会談で細部を詰め、来週にも法案を提出する。今国会中に参院を通過させて衆院に送り与党に対応を迫る。
 年金からの保険料天引きは10月に前倒しして廃止すると明記する方向。年金記録問題の解決のメドが立たない中での天引きには批判が根強いためだ。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は16日の記者会見で廃止後の新制度について「時間をかけて議論して決めていく必要がある」と指摘。与党が検討中の低所得者の負担軽減策は「運用の改善ですむ話ではない」と批判した。
2008年5月16日付(読売新聞)

2008年5月16日金曜日

ホームヘルパー:人手不足、深刻な介護現場 フィリピン人ヘルパー奮闘中 /新潟

 ◇対応丁寧、明るさ魅力
 ◇三条の人材派遣会社、養成講座と就労支援
 人手不足が深刻な介護現場で、県内の在日フィリピン人が働き始めている。ホームヘルパー2級の養成講座を開設し、卒業生の就労を支援するのは、三条市の人材派遣会社「ピーエムシー」。経済連携協定(EPA)による外国人介護福祉士の受け入れを控え、先駆的な取り組みとして注目されている。【黒田阿紗子】
 「はーい、お水ですよ」
 三条市長野の介護老人保健施設「いっぷく」。在日フィリピン人のジーン・セネガルさん(34)が口元にコップを運ぶと、言葉で意思表示ができない入所者の女性が、ふっとほおを緩ませた。
 今年4月、施設で初めての外国人職員として採用された。同僚の介護係長、飯塚貴之さん(29)は「とにかく前向きで、入所者にも人気。彼女がいるだけで場が明るくなる」と目を見張る。
続きは・・・http://mainichi.jp/area/niigata/news/20080516ddlk15100073000c.html
2008年5月16日付(毎日新聞)

手話詐欺事件の小林洋子被告、求刑通り懲役10年の判決

 手話を使って聴覚障害者から金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた福祉関連会社「コロニーワイズ」(破産)の社長、小林洋子被告(56)の判決が5月16日、東京地裁であり、井口修裁判長は求刑通り懲役10年を言い渡した。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080516-OYT1T00522.htm?from=nwlb
2008年5月16日付(読売新聞)

2008年5月15日木曜日

ケアノートシリーズより

田辺鶴英さん
無理しない 面白がる
「不まじめ」で行こう
 講談師の田辺鶴英さん(52)は、実母と義母の介護経験があり、現在は「じいちゃん」と呼ぶ義父の晋さん(88)を自宅で介護しています。
 その体験を語る介護講談も人気を呼んでいます。自ら「不まじめ」と話す、田辺さんの介護の極意とは――。
最期は自宅で
 じいちゃんと同居して丸2年になりました。認知症で寝たきり、要介護度は5。知り合いに「じいちゃんと出会うための結婚だった」と言われるほど、面白いんです。
 1990年に義母が亡くなり、寂しくなったじいちゃんは、高齢者同士のお見合いで会った女性と13年一緒に暮らしてました。でも2005年の暮れに、連れ戻しに行ったんです。「寝てばっかりいる」「様子がおかしい」と電話で聞かされたから。でも、じいちゃんは「帰らない」。
 その時は自分の足で歩いていたけれど、翌年1月4日にトイレで倒れました。16日朝になって「夜中に大声で騒ぐから連れに来てくれ」と。行ったら、おむつをして手がまひ状態に。後で脳こうそくと分かりました。「病院で検査入院」と説得して連れ出しましたが、大声を出すというので入院させてもらえず、その日から介護が始まりました。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20080113-OYT8T00195.htm

2008年1月13日付(読売新聞)

仲道郁代さん
仕事も子育てもしっかり
お願い上手になる

 ピアニストの仲道郁代さんは、父親の真也(しんや)さん(74)を自宅で介護しています。小学5年の娘、舞琴(まこと)さん(11)の子育てもし、国内外での演奏活動も精力的。もちろん、すべて一人の力では難しい。お願い上手になって周囲に助けてもらうこと、前向きな気持ちになることを心掛けていると言います。後悔したくない
 父が脳こうそくで倒れたのは2006年12月。私は娘と外出していました。自宅の居間で4、5時間も苦しんでいたらしいのです。すぐに病院に運びましたが、翌日、静岡でコンサートのスケジュールが入っていたので、徹夜で付き添った後、東京をたちました。
 仕事は普段通り精いっぱいやりました。どんなに時間が遅くなっても父には出来るだけ毎日会いに行きました。10年ほど前に母が亡くなった時、十分に看病出来なかったので、父の介護では後悔したくありませんでした。
 真也さんは07年4月に退院。要介護度は2。左半身にまひが残ったものの、つえを使えば歩くことは出来た。仲道さんは自宅の廊下に手すりをつけたり、寝室のそばに新しいトイレを作ったりした。ただ、真也さんは物事の判断や感情のコントロールがうまくできなくなっており、どうやって介護していくか悩んだ。仲道さんは演奏活動で1年の4分の1は家を空ける。この年はデビュー20周年にあたり、多忙を極めていた。
 娘のための時間もなるべくとりたいと思いました。学校行事や習い事の送り迎えもあります。友人、知人に悩みを打ち明けると「うちの場合はこう介護したよ」などと、教えてくれました。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20080210-OYT8T00263.htm

2008年2月10日付(読売新聞)

小菅もと子さん
信頼できる医療関係者と
「終末期」も私なりに
 映画「折り梅」の原作者、小菅もと子さんは、義母のマサ子さん(2006年10月、90歳で死去)の介護を12年間、続けました。亡くなる前、終末期の介護をどうするか、悩んだといいます。
新しい才能開花
 義母がアルツハイマー病と診断されたのは、1994年、78歳の時のことです。当時、私は子育てに追われながらパート勤めをする41歳の主婦で、認知症のことは何も知りませんでした。義母は認知症の専門家から絵を描くことを勧められ、近所の教室に通い始めました。
 マサ子さんは絵画教室に週2日通い続け、公募展で入賞するほどの作品を描くようになった。97年と98年には水彩画、油絵、粘土細工や手芸を集めて個展を開いた。
 当時は「認知症になったら何もかもできなくなる」と思われていました。義母のように、新しい才能を開花させることもできると知ってもらいたくて個展を開いたのです。
 義母が絵を描けたのは発症から9年目、2002年までです。その年、軽い脳こうそくを起こした後は言葉が出づらくなり、絵筆も持てなくなりました。
 要介護度は3から5に上がり、身体介護が中心になりました。ポータブルトイレが使えなくなって、紙パンツ。食べる時は見守りが必要です。幼い子に戻ったような状態で、私は一人で義母のヘルパー、栄養士や母親など多くの役を担っている感じでした。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20080309-OYT8T00246.htm

2008年3月9日付(読売新聞)

森永卓郎さん
妻は限界 愚痴を聞く
役に立てない後ろめたさ

 経済アナリストの森永卓郎さん(50)は、父親の京一さん(82)が1年半前、脳こうそくで倒れて以来、自宅で介護する妻の弘子さん(48)に大きな負担をかけてきたそうです。仕事で多忙な毎日を送る森永さんは、突然降りかかった家族の介護という現実に、どのように向き合っているのでしょうか。
「あなたと離婚」
 「もうあなたと離婚するしかない」――。カミさんからそんなメールが来ると、私は「まあまあ……」と返事をします。オヤジー、もう少しうまくやってくれよー。分刻みのスケジュールの合間に携帯の画面を見つめ、我が家で格闘中の妻と父の姿を思い浮かべます。
 2006年11月に脳こうそくで倒れた父は、左半身マヒの後遺症が残り、自力での生活が困難になりました。自宅で2人きりのことが多い妻と父はストレスの塊です。父がデイサービスの送迎の運転手に「こんなに早く家に帰りたくない」と言ったとか、医師に「うちの鬼嫁が」ともらしたとか。
 そんなことでけんかになった両者の言い分を、私は後でたっぷりと聞かされます。
 森永さんは、雑誌などの原稿執筆だけで月に50~60本の仕事を抱え、ほかにもテレビやラジオ出演などに引っ張りだこ。この7年間、休暇を一日も取っていないと言い、自宅に帰るのは週末のほんのわずかな時間だけだ。糖尿病を患っていた母親が8年前に亡くなった時は、風邪で寝込んでの急死だったため、家族の介護に直面するのは初めてだった。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20080413-OYT8T00208.htm

2008年4月13日(読売新聞)

山口美江さん
父の誇り 傷つけない
認知症告げ 近所と協力
 タレントで雑貨店も経営する山口美江さん(47)は、認知症の父、俊雄さん(2006年9月に76歳で他界)の介護に直面しました。一人っ子で、母は16歳の時に他界。父と2人で築いた穏やかな暮らしが一変します。
 アルツハイマー病と診断される前から、「年なのかなあ。それにしてもちょっと……」とは思っていました。
 父は、父の兄と一緒に横浜で貿易会社を経営し、数字に明るかった。1998年に68歳で引退してからも、私の店の経理を見てもらっていました。暗算でしていた計算を、いつからか電卓に頼るようになりました。おしゃれで全身パーフェクトな格好だったのが、合わない柄を着たり、真夏に毛糸の靴下をはいたり。
 幼い時から「口を閉じていないとアホに見えるぞ」と何度もしかられたのに、父自身が口をぽかんと開けた、見たことのない表情をするように。老いを感じましたが、指摘するのがかわいそうな気がして言えませんでした。
 2004年9月早朝、山口さんは、グレーのスーツを着込み、うつろな顔で玄関を掃除する父親を発見する。「名古屋に出張に行く」など意味不明な言葉に、「脳の血管が切れた」と覚悟した。その異常行動は風邪薬を大量に飲んだせいと後でわかったが、運んだ病院でアルツハイマー病と診断された。
 医師には、前頭葉が欠損して風邪薬を飲んだことも忘れている、ゆっくり病気が進行して、やがて人格も変わってしまうと言われました。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20080511-OYT8T00202.htm

2008年5月11日付(読売新聞)


 

身障者野球チーム「北九州フューチャーズ」 全国大会へ闘志 17日から神戸 公式戦50勝も達成

 障害者野球チーム「北九州フューチャーズ」が、5月17日から5月18日にスカイマークスタジアム(神戸市)で開かれる「全国身体障害者野球大会」に出場する。
 結成8年目で、秋の同大会は二度の優勝を果たした実力派。4月には公式戦50勝も達成し、春の同大会初優勝に向け、練習に熱が入る。
 選手は中学2年生から71歳までの25人。指や腕の切断、脳性まひなど障害の程度はさまざまだ。足が不自由な打者は代走が打席の後ろに入り、隻腕の選手は片手で捕球、送球する。
 門司区内のグラウンドを拠点にそれぞれが工夫しながら、白球を追う。
続きは・・・http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/22507?c=210
2008年5月15日付(西日本新聞)

終末期相談支援料・人間ドック、高齢者医療制度手直し続々

 舛添厚生労働相は14日の衆院厚生労働委員会で、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の導入に伴って4月に始まった新たな診療報酬「終末期相談支援料」について、「どういう形で改善できるか検討課題としたい」と述べ、見直しを検討する考えを表明した。
 長妻昭氏(民主)の質問に答えた。
 終末期相談支援料は、医師が、回復の見込みが薄いと判断した75歳以上の患者について、本人の同意を得たうえで終末期の診療方針などを文書などに記録した場合、2000円の診療報酬を受け取る新制度だ。野党などは、「生き永らえたいという患者の延命治療の打ち切りにつながりかねない」と反発している。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080515-OYT8T00258.htm
2008年5月15日付(読売新聞)

2008年5月14日水曜日

嘉田滋賀県知事が離婚

 滋賀県の嘉田由紀子知事(57)は5月13日の記者会見で、夫の横浜国立大教授、嘉田良平氏(59)と離婚したことを明らかにした。12日に離婚届を提出。離婚後も嘉田姓で公務を続けるという。
 嘉田知事は「夫には、研究者は政治にかかわるべきでないという気持ちが強く、知事選に出た時から(離婚を)覚悟していた。子どもが結婚したのを機に離婚を決めた。
 今後は公務に邁進(まいしん)したい」と話した。
続きは・・・http://www.asahi.com/national/update/0513/OSK200805130064.html?ref=rss
2008年5月13日付(朝日新聞)

後期高齢者医療に不服審査 札幌市の6人が請求

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に反対する札幌市の60~80歳代の6人が5月14日、保険証の交付や徴収額決定の取り消しを求め、北海道後期高齢者医療審査会に不服審査請求をした。
石川県でも4月、約140人が集団で同請求をしている。
 6人は「後期高齢者医療制度に怒る道民の会」のメンバー。「本人の承諾なしに保険料を年金から天引きしたり、75歳で全員から保険料を徴収するのは、憲法で保障されている財産権や法の下の平等に反する」などと主張している。
 「道民の会」は今後、5月末~6月初めをめどに集団での不服審査請求も行う方針。
 審査請求後に北海道庁内で記者会見した磯谷敏雄さん(82)は「今まで入っていた保険から追い出され、保険料が天引きされる。こんなひどい制度はない」と話した。
続きは・・・http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008051401000393.html
2008年5月14日 付(共同通信)

2008年5月13日火曜日

「人、食糧、医薬品足りない」=広がる被害、支援へ準備-中国政府の要請待ちも

 中国四川省で多数の死者を出した大規模地震で、日本赤十字社は13日、被災者の支援に向け本格的な準備を始めた。現地は通信状態が悪く、連絡がつきにくいが、同社は国際赤十字を通じた2000万円相当の支援を決定。医師と看護師で構成する先遣隊の派遣を検討している。
 一方、別の民間団体によると「支援できるかは中国政府の要請次第」。死者1万人に上る甚大な被害に中国も国際的な協力要請をする可能性があるとして、準備を進めている。 
 赤十字社によると、中国紅十字会(赤十字社)の職員と国際赤十字の災害担当コーディネーターは地震が発生した5月12日、被災地に向け出発。
 現地から「人、モバイル(通信機器)、食糧、医薬品が足りない」との要請が寄せられているという。 日本赤十字社は、中国には紅十字会や国際赤十字のネットワークが既にあり、支援に支障はないとして、医師ら3、4人の派遣、緊急募金などを検討している。
続きは・・・http://www.jiji.com/jc/zc?k=200805/2008051300389&rel=j&g=soc
2008年5月13日付(時事通信社)

2008年5月12日月曜日

高齢者医療制度、与党が6月中に見直し案 負担軽減策が軸

 自民、公明両党は、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度の見直し案を6月中にまとめる方針を固めた。近く与党プロジェクトチームを立ち上げる。
 民主党など野党は制度の廃止を求めているが、制度の骨格は維持したうえで、低所得者の保険料の負担軽減策を軸に、運用面での改善をめざす。
 自民党の大島理森国会対策委員長は5月11日のNHKの番組で、「後期高齢者医療制度について改善する勉強を始めている。6月末ぐらいまでに研究し、正すべきところは正していかないといけない」と述べ、制度を見直す方針を明言した。
公明党の漆原良夫国対委員長も「一回検討しようということに与党の間ではなっている。6月をめどに結論を出したい」と同調した。
続きは・・・http://www.asahi.com/life/update/0511/TKY200805110140.html
2008年5月12日付(朝日新聞)

2008年5月10日土曜日

勝山市:高齢者福祉や障害者支援で県立大と連携 /福井

 勝山市と県立大学の看護福祉学部はこのほど、高齢者福祉や障害者支援の分野などに連携して取り組むことで合意。市は大学の研究を基に市民福祉の施策を組み立てることができ、県立大学は調査や研究プログラムを実践する場が得られる。
続きは・・・http://mainichi.jp/area/fukui/news/20080510ddlk18040477000c.html
2008年5月8日付(毎日新聞)

2008年5月9日金曜日

福祉車両

 高齢化や社会福祉の進展を背景に、お年寄りや身体が不自由な人の快適な移動を後押しする「福祉車両」のニーズが高まっています。1996年度に8729台だった同車両の販売台数は拡大し、近年は4万台前後で推移しています。今後もその役割は一段と増す方向にありますが、福祉車両とはどのような車を指すのでしょうか。
                   
 神奈川県内のトヨタ自動車・ダイハツ工業系販売会社6社は今月10、11の両日、横浜市港北区の大型商業施設「トレッサ横浜」で初の福祉車両展示会を開催します。「企業の枠を超えて展示する試みは珍しい」(横浜トヨペット営業推進部)そうです。専門スタッフが操作方法や、購入時に利用できる優遇制度について説明します。  日本自動車工業会によると、家庭や福祉施設などで利用される福祉車両は、身体の不自由な人が自分で運転する「自操式」と、主に身体の不自由な人の介護や送迎に利用できる「介護式」の2つに分類。自動車メーカー各社はその進化を追求し、製造コストの低減にも努めてきました。  今回の展示会では、助手席が簡単な操作で外側に回転・スライドする機構が付いたハイブリッド車「プリウス」や、外側に回転した助手席が乗り降りしやすい位置まで下降すると同時に背もたれが起き上がるコンパクトカー「イスト」などが展示されます。  トヨタはこれら車両を「ウェルキャブ」と名付け、60年代に開発に着手。2007年4月末までに34車種68タイプを発売。ウェルキャブの常設展示場も主要10都市に開設しています。  自操式への期待も高まりつつあります。その成長性を見据えたスズキは、燃料電池を駆動源に走行する電動車いす「MIO」を開発。これは行動的な高齢者の外出を支援する車で、メタノールを燃料とし、燃料4リットルで60キロメートル以上の走行を実現しました。  
続きは・・・http://www.business-i.jp/news/for-page/naruhodo/200805090001o.nwc 
2008年5月9日付(産経新聞)               

2008年5月8日木曜日

後期高齢者医療制度:10道県、重度障害者に「強制」 3418人が加入拒否

 後期高齢者医療制度への加入が任意となっている65~74歳の重度障害者に対し、10道県が制度加入を医療費助成継続の条件にしたため、計3418人が拒否していることが分かった。加入した場合に保険料負担が増えるためとみられる。自治体にとっては同制度加入者の方が財政負担が軽くてすむが、一部の障害者は負担増か医療費助成打ち切りかの選択を迫られている。
 毎日新聞の調べでは、10道県と加入拒否者数は▽福岡1423人▽北海道666人▽愛知318人▽青森280人▽茨城275人▽栃木180人▽山口86人▽富山70人▽山形、徳島各60人。
 障害者への医療費助成は全都道府県が実施し、一定の障害があれば、都道府県と市町村が折半するなどし本人負担をなくしたり軽減したりしている。その際の自治体の負担は、後期高齢者医療制度の加入者は1割だが、国民健康保険や企業の健康保険なら65~69歳で3割、70~74歳で2割(08年度は1割)。10道県は、市町村も含めた自治体の持ち出しを減らそうと、同制度加入を助成の条件とした。
続きは・・・http://mainichi.jp/select/science/news/20080506ddm001010016000c.html
2008年5月6日付(毎日新聞)

閉校舎の福祉施設化広がる

 少子化によって尾道市御調町で閉校した小学校の校舎を、市内の社会福祉法人が障害者の福祉施設に活用する動きが広がっている。この5年間に閉校した5校のうち4校で開所し、1校が今夏にオープン予定。自然に恵まれた御調町が、障害者の就労や収入増を目指す拠点に変わっている。
 知的障害者の就職を目指す地元の社会福祉法人「若菜」は、3校を活用する。2003年5月に旧綾目小、2005年2月に旧菅野小へ通所施設を開所。今夏には旧上川辺小を一部改装し、障害者が共同生活を送るケアホームなどを備えた「川辺の里」を開く計画だ。
 尾道市久保町の社会福祉法人「尾道のぞみ会」は、4月1日から御調町の旧大和小を精神・知的障害者らの作業所として使い始めた。旧今津野小では、久保町の社会福祉法人「尾道さつき会」が2006年10月、障害者の就職を支援する就労移行支援事業所「第2すだちの家」を開いた。
続きは・・・http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200805070048.html
2008年5月7日付(中国新聞)

2008年5月5日月曜日

新高齢者医療 低所得の75歳以上夫婦、負担増も

 75歳以上が対象の後期高齢者医療制度で、4月に国民健康保険から移った低所得の夫婦世帯の相当数で保険料負担が増えた可能性が高いことが分かった。厚生労働省はこれまで、加入者の5割を対象に試算した結果をもとに、「低所得者は負担が軽くなる」と説明してきた。
続きは・・・http://www.asahi.com/life/update/0504/TKY200805040178.html?ref=any
2008年5月5日付(朝日新聞)

2008年5月4日日曜日

半数超で高齢者身体拘束 滋賀県内の介護保険300施設

 滋賀県内の介護保険施設の半数以上で、高齢者に対する身体拘束が行われていることが2日、県の実態調査で分かった。身体拘束が介護保険法で原則禁止とされてから8年が過ぎた現在でも、県内で続いている現状が浮き彫りになった。
 調査は特別養護老人ホームや短期入所生活介護施設など計308カ所を対象に昨年8月に実施し、293カ所から回答を得た。
 2006年8月から昨年7月までの1年間、ベッドや車いすなどに体を縛ったり、部屋を施錠する、つなぎ服を着せるなど「身体拘束を行ったことがある」と回答したのは150カ所で、全体の51・2%を占めた。
 昨年7月の1カ月間で身体拘束を受けた利用者は486人で、施設の利用者全体の5・2%。拘束期間は「毎日」が337人と69・3%を占めた。1日当たりの時間数では「1日中」が213人で43・8%、「夜間のみ」は124人で25・5%だった。
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008050300027&genre=O1&area=S00
2008年5月4日付(京都新聞)

介護福祉士、養成大8割定員割れ…低賃金などで敬遠

 介護福祉士を養成する全国の4年制・短期大学で、養成課程入学者の定員割れが相次いでいることが、読売新聞の全国調査でわかった。
回答のあった大学の8割で今春入学者が定員割れとなり、ほぼ半数で定員充足率が50%を下回っていた。
 各大学は、介護職が「低賃金・重労働」といわれることや、コムスン問題の影響を指摘。養成課程から撤退する学校もあり、介護保険を支える人材の不足が深刻化しそうだ。
 介護福祉士は、高齢者や障害者の介護を行う国家資格で、全国で約64万人いる。
介護保険の導入に伴って各大学が介護福祉士の養成課程を開設し、国の指定養成施設の大学は全国で約150校にのぼる。調査は4年制・短期大学計80校を対象とし、うち51校が回答。51校の同課程入学者は2005年春の3273人をピークに3年連続で減少し、今春は05年より30%少ない2266人。
42校で定員割れが生じ、25校で定員充足率が50%以下となった。
 九州のある大学では定員40人に対し入学者はわずか4人で、近畿の短大も定員50人に入学者は7人。
今春の定員充足率が7割の北海道の大学は、来年度の募集中止を検討している。
 各大学は定員割れの理由について、「社会的地位が低い」「コムスン問題で業界イメージが悪化した」とし、奨学金を受けた学生が「介護職の賃金では返還できない」という理由で一般企業に就職した大学もあった。日本福祉大(愛知県)の担当者は「高校の進路指導の選択肢から介護福祉士が除かれつつある」と嘆く。
 危機感を抱く4年制大学は年内にも、「介護福祉士養成大学連絡協議会(仮称)」を発足させるが、厚生労働省は「養成施設対策は手つかずで、今後取り組むべき問題」としている。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080504-OYT8T00208.htm
2008年5月4日付(読売新聞)

2008年5月3日土曜日

40年続いた障害者相談員廃止 「実績少ない」と下関市

 身体、知的障害者の相談を障害者自身や家族らが受け付ける「障害者相談員」制度を山口県下関市が4月から廃止したことが1日分かった。法律に基づいて約40年前から全国に普及した制度で、同県内や隣の福岡県内では廃止例はほかにない。突然の通告に障害者団体は反発し、市議会に復活を求める陳情書を出した。
 下関市によると、07年度の相談員は42人。障害の種類別に、障害者本人や保護者、福祉施設職員などに委嘱していた。相談員は、福祉サービスや年金手続きを始め、生活全般にわたる悩みを聞いて助言。事務経費として年間2万4500円が支払われていた。
続きは・・・http://www.asahi.com/health/news/SEB200805010018.html
2008年5月2日付(朝日新聞)

草津みこしまつり


 今日5月3日は、「ザ・草津タワー」現地近くの小汐井神社のお祭りの日です。
 先月末には草津まつりが開催され、GW期間中はお祭りが多いようです。
 ちなみに、小汐井(おしおい)神社は住宅街の一角にある小さな神社で、「小汐井神社の御神木」は樹齢500年、樹高14mもの古い樹木があります。

民主、首相問責見送り 後期高齢者医療の廃止法案提出へ

 民主党は5月2日、福田首相の問責決議案について、今国会への提出を見送る方針を固めた。後期高齢者医療制度などの政策をめぐる政府・与党の対応が、衆院山口2区補選での民主党候補勝利や内閣支持率下落につながったとみて、政策面で追及した方が得策と判断した。その一環として、同制度の廃止法案を近く参院に提出する方針だ。
 同党幹部は5月2日、記者団に対し「このままでいくと首相問責を打つ必要はない。通常の国会審議で首相を追いつめることが可能になる」と語った。報道機関の世論調査で内閣支持率が2割程度に落ち込んだ状況を踏まえ、後期高齢者医療制度の廃止や道路行政の抜本的改革を国会で訴え、首相に解散総選挙か総辞職を迫る考えを示した発言だ。
 廃止法案は来年3月末に同制度を完全廃止し、お年寄りの反発が強い年金からの保険料天引きはそれよりも前倒しで中止する内容。廃止を公約した補選での勝利を受け、小沢代表が野党が多数を占める参院への提出を指示した。共産、社民、国民新各党と共に早期可決をめざす。
続きは・・・http://www.asahi.com/politics/update/0503/TKY200805020377.html
2008年5月3日付(朝日新聞)

2008年5月1日木曜日

メタボリックシンドローム 厚生労働省施行の特定健診 診断基準と3大疾病展♪

メタボリックシンドロームという言葉が良く聞かれますが、公的医療保険の支出の増加を防ぐという目的で医療制度改革の一環として厚生労働省施行の特定健診&診断基準とメタボリックシンドロームや生活習慣病についてもっと知りたい方へのイベント「3大疾病展(神戸)」についてご紹介します。
続きは・・・http://maruta.be/metabolicsandaisipei/home
参考までに・・・http://osaka.yomiuri.co.jp/shippei/

高齢医療見直しへ、保険料の軽減焦点

首相「必要な財源捻出」
 福田首相は4月30日の首相官邸での記者会見で、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について、「制度の問題点について、各自治体で必要な対応が取れるよう、(国として)きめ細かな手当てを講じる。
 財源が必要ならば、道路整備特別会計などの無駄を排除し、捻出(ねんしゅつ)する」と述べ、保険料負担のあり方などを含めた制度の見直しを検討する考えを表明した。
 首相は、「(多くの自治体で)2回目の保険料の年金天引きが行われる6月までに制度が運用されるに当たって、どのような問題が生じているか集中的に点検する」と述べ、後期高齢者医療制度によって、全国で保険料がどのように変化したかなどの実態調査を実施する考えも表明した。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080501-OYT8T00232.htm
2008年5月1日付(読売新聞)

志位共産党委員長、「税金は無駄な高速道路より福祉と暮らしに使え」 ガソリンの暫定税率復活を批判

 共産党の志位和夫委員長は1日午前、東京・代々木公園で開かれた全労連系の第79回中央メーデーで、与党の衆院再議決で揮発油(ガソリン)税の暫定税率が復活したことについて「物価高で苦しむ庶民に大増税を押しつけるものだ。暴挙に抗議の声をあげたい。無駄な高速道路より、福祉と暮らしに大切な税金を使え、というのが国民の多数の声ではないか」と指摘した。
 また、後期高齢者医療制度を「現代版姥(うば)捨て山ともいわれる血も涙もない制度だ」とし攻撃、「中途半端な見直しでは解決できない。廃止するしか道はない」と述べた。
続きは・・・http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080501/stt0805011212003-n1.htm
2008年5月1日付(産経新聞)