2007年12月31日月曜日

かんぽの宿で52人食中毒、3日間営業停止

 富山市保健所は30日、同市婦中町羽根の旅館「かんぽの宿富山」の宿泊客ら52人が食中毒にかかったと発表した。同保健所は、同施設を30日から来年1月1日まで3日間の営業停止とした。症状は比較的軽く、全員快方に向かっているという。

 同保健所によると、下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴えたのは、24日に同施設を利用した18グループ、8~82歳の52人(男性21人、女性31人)。うち、20人が医療機関で診察を受けたが、入院患者はいない。

2007年12月31日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20071230-OYT8T00474.htm

今年もあと1日だー!

昨日12月30日は、第49回日本レコード大賞がありました。
大賞取った方は、「蕾」を歌ったコブクロでした。
その他のはホームページにて。
続きは・・・http://www.tbs.co.jp/program/nihonrecordtaisyo_20071230.html

今日12月31日は、NHK第58回紅白歌合戦があります。
出場歌手は、ホームページにて。
続きは・・・http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-12-31&ch=21&eid=32679

2007年12月30日日曜日

第49回 輝く!日本レコード大賞

 新たな音楽祭として生まれ変わったレコ大今年の栄冠は誰の手に?!長年に渡り年末の国民的行事として視聴者に親しまれてきた「日本レコード大賞」も49回目を迎える。

 昨年より放送日を31日から30日に変更し、より多くの視聴者にも楽しんで頂ける結果となった。今年も、この一年で顕著な活躍をした「良質な音楽」を日本の放送業界最高峰の照明・映像と美術セットを自負するTBSの総合的な演出力によって視聴者の皆様にその魅力を余すところ無くお届けする。

 今年は、インディーズの急成長、癒し系など新たな動きの目立った音楽業界で、その頂点に立つのは一体どの作品なのか?30日の夜、熾烈なる審査を勝ち抜いた金賞10作品の中から、大賞、最優秀歌唱賞が決定、新人賞作品の中から最優秀新人賞が決定し、発表される。会場は昨年に引き続き新国立劇場中劇場。

 今年を代表するアーティストの顔が揃う中、1年を彩る各賞を発表。受賞者が臨場感溢れるパフォーマンスを披露する。

2007年12月30日付(TBS)

続きは・・・http://www.tbs.co.jp/program/nihonrecordtaisyo_20071230.html

2007年12月29日土曜日

年金福祉施設「くちのつ」売却へ 来年2月から神戸物産が運営

 独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が管理する南島原市口之津町の国民年金健康保養センター「くちのつ」(岳下智センター長)の売却先が、業務スーパーのフランチャイズチェーンを展開する神戸物産(本社・兵庫県稲美町)に決まった。「くちのつ」は来年一月十日で営業を停止。改修を経て二月中旬、「ヴィラスピカ南島原」としてリニューアルオープンする予定。

2007年12月29日付(長崎新聞)

続きは・・・http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20071229/12.shtml

薬害肝炎、全面解決へ 救済法案、1月9日にも成立

 自民、公明両党の「与党肝炎対策プロジェクトチーム」(座長=川崎二郎・元厚生労働相)は28日、薬害C型肝炎の被害者を一律救済する法案骨子を正式決定した。

 薬害C型肝炎訴訟の原告側との協議での合意に基づくもので、野党各党も同法案に基本的に賛成する考えだ。今国会中の成立は確実で、同訴訟は全面解決に向かう。法案は1月9日にも成立する公算だ。政府と原告側が正式和解する際に交わす「基本合意書」骨子も決まり、厚労相が第三者機関を設置し、薬害肝炎問題の検証を行うことなどが盛り込まれた。
2007年12月29日付(読売新聞)

2007年12月28日金曜日

今年1年ご苦労様でした

今日で、アイコラボレーション草津事務所は、仕事納め。
今年1年いろいろと有難うございました。
(僕は、半年ですが・・・)
来年もよろしくお願い致します。

アイコラボレーションのホームページです。

http://www.dream-ship.com/index.html

2007年12月26日水曜日

2007年読者が選んだ10大ニュース(日本編と海外編)

2007年の「日本10大ニュース」が決まりました。読売新聞社は1947年以来、毎年の10大ニュースを読者の皆さんの投票により選定し、歴史に刻んできました。今年も国内外から1万968通(有効1万634通)の応募があり、集計の結果、下記の通りとなりました。
 (得票率は有効投票に占める割合。見出しや本文、写真説明の肩書、年齢などは当時)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/feature/2007news10/index.htm?from=os4

公明推進の「福祉灯油」一気に広がる

北海道 ほぼ全市町村で実施、検討へ

 公明党は本当に困っている人の味方!――。原油高による負担を軽減しようと、公明党が推進した「福祉灯油」制度を実施する自治体が一気に広がっている。

 北海道など寒冷地の一部自治体で実施されている「福祉灯油」は、高齢者や母子家庭、低所得者を対象に、灯油購入を補助する制度。

 政府・与党は公明党の主張を受け、12月11日に原油高騰に対する基本方針を決め、灯油購入費を補助する自治体に対し、国が特別交付税で支援することなどを盛り込んだ。

 これを受け、北海道(180市町村)の場合、11月段階で今年度の福祉灯油の実施を決めていた自治体は50程度だったが、12月25日現在、実施を決定した自治体が97、実施検討中が79にまで増えている。

 以前から福祉灯油を実施している自治体では、特別交付税を活用し、支援を上乗せするケースも。泊村では12月26日から、一般の世帯にも1万円分の助成券を交付する。従来の福祉灯油対象者(灯油400リットル支給)と併せ、村のほぼ全世帯が恩恵を受けることになる。また、村内の2漁協に対し、漁船の燃料費などを補助する予定だ。

2007年12月26日付(公明新聞)

続きは・・・http://www.komei.or.jp/news/2007/1226/10428.html

肝炎救済法案 被害者、裁判所が認定

首相、原告に面会し謝罪

 政府・与党は25日、薬害C型肝炎訴訟の被害者の一律救済法案の概要を固めた。補償対象となる被害者の認定作業は、裁判所が担う。法案は1月7日に国会へ提出する方針だ。福田首相は25日夕、訴訟原告・弁護団6人と首相官邸で初めて面会し、「言葉に尽くせないような思いを重ねてきたと思う。心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 法案では、補償の対象を、血液製剤「フィブリノゲン」や「第9因子製剤」の投与による感染に限定し、輸血による感染は対象外とした。政府に専門家らによる第三者機関を設置する案も浮上したが、原告・弁護団側の反対もあり、裁判所で認定することとした。

 補償額(弁護士費用除く)は、大阪高裁の和解骨子案を踏襲し、〈1〉死亡または肝がん・肝硬変の場合は4000万円〈2〉慢性肝炎は2000万円〈3〉症状はないが、ウイルスに感染している時は1200万円――とする。平均で1人2000万円程度となる見通しだ。

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071226-OYT8T00203.htm

2007年12月26日付(読売新聞)

2007年12月25日火曜日

「自立支援法」が笑顔を奪う 障害者撮り続け30年、入間出身の岩田さん25日まで さいたまで写真展

三十数年にわたって障害がある人たちを撮り続けている入間市出身の写真家、岩田守雄さん(57)=横浜市在住=が二十五日まで、さいたま市中央区の「輪っふるギャラリー」(埼玉トヨペット本社一階ショールーム)で写真展を開いている。自身も脳性まひによる障害を持つだけに障害者自立支援法の深刻な影響を実感。「同法が障害者から何を奪っているか明らかにしたい」と言う。一九九〇年代の写真には、輝くような生き生きとした表情を見せる障害者たちの姿があった。

2007年12月18日付(WEB埼玉新聞)

続きは・・・http://www.saitama-np.co.jp/news12/18/07x.html

介護離れ深刻 養成校入学者13%減

 2007年度の介護養成校(大学、短期大学、専門学校、高等学校の専攻科)の入学者数が前年度より13%も減少していることが、厚生労働省の調査で分かった。来年度の学生募集を停止した専門学校も出ている。介護福祉士の待遇の悪さに加え、少子化や景気回復などが減少の原因とされ、業界への不信感が増したコムスン騒動以前から、学生の介護離れが進んでいたことになる。

2007年12月19日付(中日新聞)

続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007121902073226.html

2007年12月24日月曜日

民主・山本参院議員が死去ーがん告白

 民主党参院議員の山本孝史氏が22日、胸腺がんのため死去。58歳。06年5月に参院本会議の質問でがんを告白、がん対策基本法の成立に尽力した。

2007年12月24日付(中日新聞)

続きは・・・http://www.jiji.com/jc/p?id=20071223164042-5797092

M-1グランプリ2007決勝

今年は史上最高となる4239組がエントリー。約4ヶ月の予選を勝ち抜き、決勝戦に残ったのは笑い飯 POISON GIRL BAND ザブングル 千鳥 トータルテンボス キングコング ハリセンボン ダイアンの8組。さらに敗者復活戦(大井競馬場にて本日正午より開催)で勝ち上がったサンドウィッチマンを加えた全9組が、決勝戦で熾烈な戦いを展開した。

12月23日 生放送

続きは・・・http://asahi.co.jp/m1gp/

2007年12月23日日曜日

薬害肝炎患者「一律救済」へ議員立法、首相が表明

 福田康夫首相は23日午前、首相官邸で記者団に対し「薬害肝炎患者を全員一律で救済する」と述べ、薬害肝炎患者を一律救済するための法案を議員立法で今の臨時国会に提出する方針を表明した。

 首相によると、薬害肝炎訴訟の原告団による和解拒否を受けて、21日に与党に検討を指示。22日に幹事長・政調会長との間で方針を確認したという。

 首相は「公明党の了解も取っている。早く立法作業を進めてほしい」と語り、与党による法案具体化に期待を表明。「民主党とも当然話し合わなければならない。法案作成に加わってもらってもいいのではないか」と述べ、法案の早期成立に向けて与野党政策協議を実施することにも前向きの考えを示した。

2007年12月23日付(日経ネット)

続きは・・・http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071223AT3S2300923122007.html

聴導犬、湖国デビュー 守山の女性「範囲行動広がる」

 聴覚障害者の「耳代わり」となって生活を補助する聴導犬が滋賀県で初めて誕生し、滋賀県守山市播磨田町、織物会社勤務中川恵美子さん(48)と暮らし始めた。中川さんは21日、同市福祉保健センターでかわいいパートナー「ラン」を披露し、認知度が低い聴導犬について「多くの人に知ってほしい」と訴えた。

 生まれつき聴覚に障害がある中川さんは、2年前に聴導犬の存在を知り、利用を希望していた。補助犬の育成や訓練を行う日本サポートドッグ協会(奈良県)が育てた犬と一緒に5月から5カ月間訓練を積み、今月初めに国の認定試験に合格。聴導犬としてのデビューが決まり、同協会が中川さんに貸与した。

 ランはミニチュアダックスフントの2歳6カ月の雌。中川さんが発音できる名前を付けた。音への反応がよく、作業意欲も高い。インターホン、キッチンタイマー、目覚まし時計、呼び鈴の4種の音を聞き分け、音を聞くと、前足で中川さんの体を触って知らせ、その場所まで誘導する。

 中川さん宅には、音の鳴る道具は無かったが、ランとの生活を機に目覚まし時計やタイマーを設置。「音」の存在を初めて実感できたという。中川さんは「ランがいるので安心して生活でき、とても幸せです。これから少しずつ行動範囲を広げていきたい」と喜ぶ。

 同協会によると、聴導犬は、全国に13頭(1日現在)しかいない。盲導犬に比べ認知度は低く、「多くの人がランを目にすることで、聴導犬の存在を知ってもらえたらうれしい」(山本明子事務局長)という。

続きは・・・http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007122200031&genre=O1&area=S20

2007年12月22日付(読売新聞)

広報りっとう(2007年12月号

~市民の皆さまへ報告~ 新幹線新駅について

新幹線新駅設置事業は中止に

 市民の皆さまにはすでにご承知いただいているとおり、今日まで20年あまりの歳月をかけて協議を重ね、推進してきた新幹線新駅設置事業は、10月31日をもって中止となりました。
 これは、昨年7月、滋賀県知事が交代し、従来の方針を180度転換して凍結(中止)を主張されたことに端を発し、以来、新幹線新駅設置問題を「東海道新幹線(仮称)南びわ湖駅設置促進協議会」にて県と関係市で議論してきました。しかし、10回の促進協議会正副会長会議で、推進か凍結かのいずれについても合意に至りませんでした。このため、10月31日をもって、駅を設置するためのJR東海との協定類が白紙となり、今日まで進めてきた新幹線新駅設置事業は中止ということになりました。

 この事業は、新駅開業後のランニングコストを全てJRが負担するものでした。市は初期投資をするだけでよく、初期投資による起債償還が終わった後は、税収などの波及効果により、教育や福祉といった施策の維持充実などが図れる効率のよい事業でした。そのため、市はこれまで一貫して、「新駅推進」の立場を主張してきただけに、大変残念な思いでいっぱいです。

障害のある人の社会参加を支援します

 栗東市では障害のある人が不自由なく生活できるまちづくりを進めています。多くの人が地域で積極的に社会参加できるようにさまざまな取り組みを行っています。今回はその一つとして、コミュニケーション支援と障害者スポーツを紹介します。

続きは・・・http://www2.city.ritto.shiga.jp/koho/0712/index.html

2007年12月22日土曜日

ノロウイルス集団感染 伊豆市内の2福祉施設で

 伊豆市内の二つの福祉施設で利用者、職員がノロウイルスに集団感染したと21日、両施設がそれぞれ発表した。

 集団感染があったのは、同市冷川の身体障害者療護施設の農協共済中伊豆リハビリテーションセンターと、ニチイケアパレス社(本社・東京)が同市熊坂で運営する有料老人ホーム・桜湯園修善寺本館。ともに県東部保健所へ届け出ている。

 センターでは同日までに、利用者29人と職員7人の計36人が下痢、嘔吐(おうと)などの症状を訴え、感染性胃腸炎と診断された。ノロウイルスは、このうち6人から検出された。

 桜湯園では、入居者26人と、職員9人の計35人が症状を訴え、3人からノロウイルスが検出された。(堀場達)

2007年12月22日付(中日新聞)

続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20071222/CK2007122202074237.html

県立3病院「あわや医療事故」1442件 前年度より計330件増

 徳島県病院局は十四日までに、中央、三好、海部の県立三病院で2006年度に発生した医療事故と、事故につながる恐れがあった事案(インシデント)を公表した。合計1,516件で、2005年度より3330件増えている。

2007年12月22日付(徳島新聞)

続きは・・・http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=3&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=kennai&ns=news_11976841013&v=news&vm=all

肝炎2次和解案提示へ 大阪高裁

 薬害C型肝炎集団訴訟の和解協議で、大阪高裁(横田勝年裁判長)は21日、和解骨子案の国側修正案の受け入れを拒否する考えを伝えた原告側弁護団に対し、第2次和解骨子案を提示する意向を明らかにし、国側にも伝えた。

 年内にも示したいとしている。決裂の可能性が出ていた和解協議は当面継続され、新たな枠組みが模索される。

 原告側弁護団によると、同日、同高裁を弁護団が訪れ、「国の修正案を前提にするなら和解協議には応じない」と、協議打ち切りを通告した。

 これに対し、横田裁判長は、「双方の修正案を検討して第2次骨子案を出すつもりだ」と述べ、原告側の主張をさらに詳しく説明した修正案をできるだけ早く再提出するよう促した。原告側は週明けに再提出する予定という。

2007年12月22日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071222-OYT8T00143.htm

2007年12月21日金曜日

厚労相「今後もしっかり対応」・薬害肝炎訴訟

薬害C型肝炎訴訟の和解協議で、原告側が国の修正案を拒否し協議を打ち切る方針を表明したことについて、舛添要一厚生労働相は21日午前の閣議後記者会見で「訴訟をしている全国の複数の裁判所で和解する場がある。今後もしっかり対応したい」との考えを示した。

 国側はすでに協議を続ける意向を示している。厚労相はこの日の会見で、大阪高裁だけでなく、ほかの裁判所でも原告側と和解協議に応じる考えがあることを強調した。

 自民党の伊吹文明幹事長は同日の記者会見で、「自民、公明も党として、もう少し考える余地があるのか考えたらよい」と述べたが、「政治決断」について「政治決断ですべてが解決すると、司法制度を超えて独裁者を生み出す余地がある」とした。

2007年12月21日付(日経ネット)

続きは・・・http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071221AT1G2100F21122007.html

薬害肝炎訴訟 和解の展望見えず

与党からも手法に批判
 薬害C型肝炎訴訟の和解協議は20日、政府の修正案の受け入れを原告団が拒否し、物別れの方向となった。

 政府は譲歩して修正案をまとめたものの、原告団は一歩も引かなかった。政府・与党内には、調整役としての舛添厚生労働相を批判する声も出ている。

 舛添氏は20日夕、政府の修正案について、記者団に「これが政治決断の案だ。ベストを尽くした」と強調した。この修正案は、舛添氏が19日夕、福田首相との直談判でほぼ固まっていた。

 「閣僚の職を賭(と)す覚悟で調整をやってきた。修正案を了承してほしい」

 首相官邸で舛添氏は首相にこう迫り、修正案の取りまとめの了承を取り付けた。

 周辺によると、首相側は、舛添氏に対し、「官邸の裏口から出入りしてほしい」と求めた。舛添氏が報道陣に「職を賭す」と明言すれば、辞任論が独り歩きしかねないと警戒していたとみられる。今回の修正案のポイントは〈1〉原告側が求めていた約150億円の和解金総額を上回る約170億円を提示〈2〉全員に和解金が支払われる事実上の全員救済――だ。

 原告団が主張する一律救済については、厚労省の事務方や法務省などが「大阪高裁の和解骨子案を超えている」と主張し、舛添氏も断念せざるをえなかった。ただ、和解金の大幅な積み増しについては、舛添氏が省庁の抵抗を押し切った。

 舛添氏は翌20日午前、修正案を発表した。だが、わずか数分後、原告団が記者会見で受け入れ拒否を表明した。受け入れに自信を見せていた舛添氏は周辺に「(原告団は)私がまとめた案を理解していないのではないか。裁判で勝ってもこれほどの内容にはならない」と不満を漏らした。

 政府・与党内では、今回まとまらなかった理由として、原告団の姿勢に加え、舛添氏の調整手腕を指摘する声がある。

 舛添氏は早い段階から「(原告団の)みんなを救う」と明言し、原告団内に「政府は譲歩する」との期待感を持たせたとみられる。さらに、与党にも「肝炎問題は私に任せてほしい」と伝えるなど、「スタンドプレーを選んだ」(自民党議員)と受け止められている。舛添氏は20日、「もっと努力を続けて、問題解決に全力を尽くしたい」と語ったが、展望は見えていない。

首相「心からおわび」
 福田首相は20日夜、薬害C型肝炎集団訴訟に関し、「薬害が発生してしまったことについて、被害者の方々に本当に申し訳ないと思っている。心からおわびしたい。長い間、大変ご苦労された方々に対し、本当におわびの言葉もない思いだ」と述べ、謝罪した。原告側による国の修正案拒否については「大阪高裁でどう受け止め、原告の方々と話し合いをしてくれるかだ」と語った。高裁の判断次第で、国としても一層の譲歩を行うことを示唆したものだ。

2007年12月21日 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071221-OYT8T00177.htm

障害乗り越え 創作絵本 水彩で絵、文字も手書き

京都市西京区の総合福祉施設・京都桂川園に通う左半身が不自由な女性ら3人が、民話「さるかに合戦」を題材にした創作絵本を完成させた。制作途中、体調が悪く作業できない日もあったが、約半年かけて仕上げた。20部作り、20日から順次、同区内の保育園や福祉施設にクリスマスプレゼントとして贈る。

2007年12月20日付(京都新聞)

続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122000040&genre=K1&area=K1K

2007年12月19日水曜日

医療ルネサンス

通院での抗がん剤

携帯ポンプ 自宅で点滴

抗がん剤がゆっくりと注入される携帯型ポンプを用いて、自宅で点滴を続ける治療も普及してきた。

 千葉市の運転手岡本隆行さん(55)は、今年1月に大腸がんが見つかり、手術を受けた。がんは肺や肝臓などへも広がっており、同市の千葉県がんセンターで抗がん剤治療を始めた。

 岡本さんが受けているのは、がんに栄養を届きにくくする新しいタイプの抗がん剤など4種類の薬剤を組み合わせた、進行大腸がんへの標準的な治療法だ。

 2週間に1度の通院時には、3種類の薬を3時間ほどかけて点滴して帰宅。残り1種類の抗がん剤は、牛乳びんほどの大きさの携帯型ポンプに入れて腰などに下げ、まる2日間かけてゆっくりと注入する。抗がん剤の種類によって、短時間で注射した方が良いものや、少量ずつ時間をかけて注入した方が副作用が少なく効果が高いものがあるため考えられた工夫だ。

 携帯型ポンプは、抗がん剤を詰めた風船が、じわじわとしぼんでいく力を利用して、薬をゆっくりと押し出す。岡本さんの胸の皮膚の下には、ポートと呼ばれる差し込み口が手術で埋め込まれており、ポートから体内に伸びた管を通じて胸の太い静脈へ薬が流れる。

 「ポンプは上着で隠れるし、外出する時も全然気にならないね」と岡本さん。通院化学療法室の専任看護師、山田みつぎさんは「点滴中でも入浴は無理でもシャワーは浴びることができます。ほぼ日常と変わらない生活が送れます」と話す。

 患者にとって、何より心配なのは副作用への対処だ。同センターでは抗がん剤治療の種類ごとに作ったパンフレットを使い、診療科と通院化学療法室の看護師が、繰り返し説明する。

 同じ治療を受ける千葉県船橋市の女性(35)は、「副作用と言えば、吐いたり髪の毛が抜けたりという先入観があったが、抗がん剤の種類によって様々なのを初めて知った」と話す。パンフレットにまず書かれていたのは、手足のしびれ。鼻血など出血しやすい傾向や、傷がなおりにくいといった項目もあった。

 実際、自宅で突然、鼻血が出たことがある。「一瞬驚いたけど、事前に説明を聞いていたおかげで、あわてずに済んだ」という。出血は間もなくとまった。

 患者は、副作用の有無や程度を毎日チェックシートにつけて、通院時に提出。吐き気止めなどを増やすといった対応に生かされる。

 山田さんは「どんな副作用が起きうるかを事前によく知り、毎日のチェックを怠らないことが、安心して通院抗がん剤治療を受けるための第一歩」と話す。

 点滴用のポート 何度も繰り返し点滴する場合に、あらかじめ皮下に針の差し込み口を埋め込むことが最近よく行われるようになった。胸部のほか、太ももや腕に作ることもある。針を抜けば穴はふさがるので、入浴もできる。リザーバーと呼ぶこともあり、栄養剤の点滴などの際にも使われる。

2007年12月12日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/

「(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第32条)」

32条とは?

正式名称は「(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第32条)」といいました。”ました”・・・と過去形なのは、すでにこの法律自体がなくなっているからです。現在は、障害者自立支援法に変わっています。

どんな法律だったの?

精神科・(または精神科と併設の心療内科)に通院する人の医療費&薬代&デイケアのうち95%を公費で負担することができる制度です。つまり、32条を適用されている方の窓口での自己負担はたったの5%です。

続きは・・・http://www.interq.or.jp/green/public/32.html

2007年12月18日火曜日

年金特別便12月17日から 5千万件問題、第1陣25万通

 基礎年金番号に未統合で誰のものか分からない「宙に浮いた」年金記録5000万件について、社会保険庁は持ち主とみられる人に確認を促す「ねんきん特別便」を17日から発送する。既に年金を受け取っている受給者あての25万通が17日の発送分だ。

 来年3月末までに1000万人前後に送るが、内訳は社保庁がコンピューターで「名寄せ」(照合)した結果、氏名、生年月日、性別の3条件が一致した受給者250万人と現役加入者600万人。条件を緩めて検索した100万~200万人となる。

 現在受け取っている年金額に直接影響することから受給者を優先し、現役の加入者には来年2月下旬から発送する。

 特別便が届いた人は、加入履歴の一覧に漏れがないかをチェック。この一覧はあくまで社保庁が基礎年金番号で把握している記録で、漏れている可能性のある記録については、一切載っていないので注意が必要だ。

 記録に訂正がある場合は、同封の照会票に記入し、受給者は年金証書と一緒に社保事務所などに持参。加入者は返信用封筒で返送する。訂正がなければ、照会票の確認はがき部分を切り取って返送する。

2007年12月16日付 朝刊(中日新聞)

続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007121602072492.html

C型肝炎「一律救済」要求、原告団が官房副長官と面談

薬害C型肝炎の集団訴訟で、全国原告・弁護団は10日、大阪高裁の和解協議で補償対象を投与時期などにより線引きする和解案が検討されていることに抗議して首相官邸前に集まり、福田首相との面談と被害者全員の一律救済を実現する政治決断を求めた。

2007年12月11日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071211-OYT8T00055.htm

医療ルネサンス

通院での抗がん剤

「生きがい」仕事と両立

 4年前に進行胃がんが見つかった仙台市の男性(57)は、毎週1回、市内の東北大病院化学療法センターに、抗がん剤治療のため通っている。医師の診察の後、2時間余りの点滴を終えると、午後からは、たいがい会社へと出勤する。建築の専門家として、ビル建設の検査や確認が主な仕事だ。

 主治医の腫瘍(しゅよう)内科教授、石岡千加史(ちかし)さんからは、「無理はしないように」と言われているが、30年余りをビル建設に携わってきただけに、仕事は何よりの生きがいだ。

 胃がんは2003年12月、会社の健診で見つかった。「下痢や便秘のような自覚症状は全くなかった」ものの、精密検査を受けたところ、がんは思いがけなく胃の外側にまで広がっていた。

 市内の別の病院で胃の全摘手術を受けた後、東北大病院に移って抗がん剤治療を始めた。最初の半年間は、飲み薬。一時、治療を休んだ後、昨年からは通院での点滴に変わった。

 副作用は抗がん剤の種類や個人による差も大きい。「今使っている薬は、特に治療の翌日に吐き気がしたり、だるくて動くのがしんどかったり」 このため、治療日を金曜にしてもらい、午後は体に負担をかけないデスクワーク。副作用の出る週末は体を休め、月曜日には現場へ。「職場の理解もあり、自分の体調に応じて仕事を続けられている」と話す。

 かつては入院が当たり前だった抗がん剤治療を、通院で行うことが増えてきた。2004年に通院治療センターを設けた同大病院では、最近は30床の専用ベッドで月延べ700人が抗がん剤治療を受け、入院での治療件数を上回っている。この男性のように、仕事を続けながら治療を受ける人も珍しくない。

 抗がん剤治療の対象となる肺がんや大腸がん、乳がんといったがん患者の増加に加え、石岡さんは「根拠なく多剤を併用していた治療法が見直されたり、吐き気や白血球減少といった副作用の対策が進んだりと、通院でも安全に抗がん剤治療を行うための医療側の経験が積み重ねられてきた」と話す。

 公的医療保険に加算が設けられたり、がんの拠点病院指定の要件に外来化学療法室の整備が盛り込まれたりしたことも、「抗がん剤治療は通院で」の流れを後押ししている。

 患者にとって、仕事や家族との触れあいといった日常生活を保ちながら、治療を受けられる意味は大きい。石岡さんは、「抗がん剤の専門医や薬剤師、看護師の養成をはじめ、患者が安心して治療を受けられる体制作りが急務だ」と話す。

 通院抗がん剤治療の施設基準 2002年度に保険加算が新設された。〈1〉ベッドやリクライニングチェアなどの専用病床を備えた治療室がある〈2〉専任の常勤看護師がいる〈3〉専任の常勤薬剤師がいる〈4〉患者の急変に備え、他施設との連携を含めた緊急入院体制があること、と定められている。

2007年12月11日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071211-OYT8T00053.htm

伊藤忠、育児・介護に最大10万円補助

 伊藤忠商事は1月から、ベビーシッターやホームヘルパーを利用する際の費用を、月額でそれぞれ5万円を上限に補助する制度を始める。仕事と家庭を両立しやすい環境を整えるのが狙いで、育児と介護の両面で踏み込んだ支援をするのは珍しいという。

2007年12月16日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071216ib23.htm

2007年12月17日月曜日

まちの情報、メールで配信 野洲市が仲介、1月スタート

滋賀県野洲市は、公益活動に取り組む市民団体や企業を対象にした電子メールの配信サービス「まちづくり情報メールネット」を来月から始める。市が仲介役となって、さまざまな活動の情報を知らせる試みで、市は「情報交換を活発化させて市民、企業、行政の協働の輪を広げたい」としている。

 情報のタイムリーな交換と共有により団体間の連携や交流を深め、市内のまちづくり活動を盛り上げるのが狙い。市が10月に野洲図書館内に設置した「まちづくり協働推進センター」が、市内のボランティアグループや公益法人、企業など約500団体に呼び掛け、希望者にのみ情報提供する。

 情報は町おこしのイベントや講演会、地域の清掃、植樹活動まで幅広く受け付ける。同センターが情報の内容をチェックし、営利目的や人権侵害、宗教色の濃い情報などは除外する。  当面はパソコンのメールに配信し、利用状況をみて携帯端末への配信も検討するという。

2007年12月17日付(京都新聞)

続きは・・・http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007121700027&genre=A2&area=S10

2007年12月16日日曜日

いい1年ありがとう 佐賀の福祉作業所でもちつき交流会

 佐賀市大和町東山田、みのり福祉作業所(飯盛義孝施設長)で15日、もちつき交流会が開かれ、障害者たちがお世話になった人たちにもちをプレゼントした。

 近所の人から畑を借りて野菜を作り、その売上金が利用者の賃金になっていることから、関係者へのお礼に毎年開いている。

 18~56歳の利用者21人が参加。作業所駐車場で、ボランティアらとともに石臼ときねを使って約50キロのもちをつきあげ、きな粉をまぶしたりして、招待した近所の人たち約250人に振る舞った。

 もちを運んだ利用者の上野みどりさん(46)は「畑を貸してくれたり、いつも野菜を買ってくれたりしてありがたい。おかげで今年もいい1年でした」と笑顔で話していた。

2007年12月16日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20071215-OYT8T00848.htm

学校運営、福祉施策も切り詰め  滋賀県が主要事業見直し案

 滋賀県は2007年12月4日、来年度から3年間かけて実施する新たな財政構造改革プログラムの策定に伴う主要事業の見直し案を明らかにした。2009年4月に予定されていた虎姫高(虎姫町)と安曇川高(高島市)の中高一貫校への移行を2011年度以降に延期するほか、乳幼児などの通院・入院費の自己負担分の値上げなど、県民生活に身近な事業の見直しも多く含まれており、今後、論議を呼びそうだ。

 県は2008年度から10年度にかけ、毎年400億円を超える財源不足を見込んでいる。今回の見直しでは、道路や農村整備などの公共工事を厳選したり補助率を切り下げるほか、事業の大胆な統廃合などで徹底した経費節減に努める。

 新たな県民負担も予定されている。

 例えば、福祉医療費助成では、乳幼児や母子(父子)家庭などへの助成が見直され、通院、入院の自己負担費は最大で現行の2倍~3倍に増加する。福祉医療費助成制度では、65歳~69歳の高齢者や独居女性らが対象外となる。 その他、県営施設では、障害者福祉施設「しゃくなげ園」(日野町)を閉園し、「琵琶湖文化館」(大津市)と森林体験施設「荒神山少年自然の家」(彦根市)を休館する。

 滋賀県は、初年度の2008年度、400億円の財源不足を見込んでおり、事業見直しで140億円を確保する。それでも足りない260億円分は、県債発行で約90億円、基金取り崩しや人件費削減などで約170億円をまかなう、としている。

 県財政課は「このままでは財政再建団体に転落する恐れもある。事業見直しは、県と市町の役割を考慮して実施する」としている。

2007年12月4日付(京都新聞)

続きは・・・http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007120400160&genre=A2&area=S00

医療ルネサンス

在宅のデザイン 訪問看護

基幹病院が独自のチーム

 浅間山のふもとの高原に広がる長野県佐久地方。この地域の基幹病院である佐久総合病院(佐久市)は、5か所の訪問看護ステーションを運営し、患者の在宅療養を支える。

 その一つ「訪問看護ステーションのざわ」の看護師、篠原富枝さん(58)は、週2回、同市内の小林敏男さん(72)を訪問する。胸から下がマヒしている小林さんは、要介護度が最も重い「5」。2003年に同病院を退院し、在宅療養を始めた。

 マヒのため思うように排尿できず、膀胱(ぼうこう)から直接チューブで尿を抜く膀胱ろうを設けている。篠原さんは、チューブの交換や周囲の消毒をし、尿路感染に気を配る。放置すれば、腎臓の機能が低下し、全身の感染症に進みかねないからだ。

 尿の色が濃い茶色に近くなり、熱が平熱より1度以上高い時は、すぐに同病院の「地域ケア科」に連絡する。同科の医師で主治医の北沢彰浩さん(42)が、月1回の訪問のほか、必要に応じて駆けつける。

 地域ケア科とは耳慣れない診療科だが、在宅医療を担当する同病院独自の部門だ。

 17人の医師(他の診療科と兼務)が所属し、東京23区の広さに匹敵する佐久市と佐久穂町の在宅患者計357人(昨年度)を受け持つ。同科専任の4人の看護師が、訪問看護ステーションから患者の容体などの情報を集め、医師の訪問日程を調整する。

 訪問看護を利用して在宅療養するには、訪問看護師が患者の状態の情報を主治医とやり取りするなどの連携が大切だが、多くの地域の訪問看護ステーションでは、利用者の患者が別々にかかっている様々な病院や診療所の医師と情報交換するのは容易ではない。

 これに対し、佐久総合病院では、地域ケア科が訪問看護ステーションの「司令塔」の役割を果たす。

 小林さんは、尿路感染の兆しがあるたびに、これまでに10回、同科の在宅支援病棟(約40床)に短期入院し、悪化を防いできた。在宅患者の容体が悪化した場合などに入院する病棟だ。

 「病院が在宅医療の拠点となっているので、医師と連携しやすく、安心感が大きい」と篠原さんは言う。

 佐久総合病院は、限られた医師、看護師で広い地域の在宅医療を行うため、1994年にこのシステムを導入した。しかし、国公立病院を運営する自治体などが開設するステーションは少ない。

 地方の基幹病院が在宅医療の拠点となり、訪問看護ステーションと連携する仕組みを作る必要がある。(鈴木敦秋)

 (次回は「通院抗がん剤治療」です)

 訪問看護ステーションの開設者 厚生労働省によると、昨年10月現在、「医療法人」が44%で最も多い。次いで「営利法人(会社)」19%、各地域の看護協会を含む「社団・財団法人」15%、「社会福祉法人」9%。公立病院を持つ「地方公共団体」は4%にとどまる。 <続く>

2007年12月7日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071207-OYT8T00065.htm

医療ルネサンス

在宅のデザイン 訪問看護

呼吸リハビリ 二人三脚

 自宅に置いた酸素濃縮装置から、チューブで酸素が鼻に送り込まれる。それでも、会話するだけで、福岡県・小倉の阿部孫次郎さん(76)は息があがる。歩くと、肩を揺らして「ゼイゼイ」「ハアハア」と呼吸困難な状態になる。

 2004年、肺が空気を十分に取り込めなくなる肺気腫(きしゅ)や、難病の特発性間質性肺炎と診断された。狭心症などの持病もある。地元の霧ヶ丘つだ病院に通い、併設の訪問看護ステーションを利用するようになった。

 この病院は呼吸器疾患の専門病院。呼吸リハビリの専門スタッフに加え、訪問看護ステーションにも在宅呼吸ケアに詳しい看護師5人がそろう。

 週1回、阿部さん宅を訪ねる看護師、茅原京子さん(47)は、日本呼吸器学会など3学会が認定した「呼吸療法認定士」(約1万6000人)の資格を持つ。訪問看護師になって12年目のベテランだ。

 阿部さんは、「リハビリや気分転換のために」と家の中を歩き、酸素ボンベを積んだ車いすで、毎日2回、約300メートル離れた商店街まで往復する。

 「ゆっくり歩いてね。苦しかったら止まって」「口を閉じて、鼻から息を吸って下さい」……。茅原さんは、阿部さんが長時間、低酸素状態に陥らず、酸素を効率的に取り込んで楽に呼吸できるよう助言する。

 67キロと太り気味で、便通も悪い阿部さんは、さらに体重が増えたり、おなかが膨れたりすると、呼吸を支える横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が一層苦しくなる。

 それを防ぐための生活指導も茅原さんの仕事だ。たんの状態、肺の音、指に着けた専用の機械で測る動脈血酸素飽和度など、細かな体調の変化も確かめる。

 最も気を配るのは、風邪などによる発熱。肺炎を起こせば、命にかかわる恐れがあるからだ。

 阿部さんは、熱が出ると手持ちの抗生剤を飲むが、息切れなどが「いつもよりきつい」と感じた時は、茅原さんらが駆けつける。血液検査で数値が高く、感染症の可能性があれば医師に相談する。こうした「二人三脚」が功を奏し、阿部さんはこの2年間、一度も入院せずに済んでいる。

 この訪問看護ステーションの約30人の利用者には、人工呼吸器を使う患者も多い。「在宅の患者さんの症状は多様で、症状の重い人も少なくない。それぞれの人の状態や生活に、個別に対応していくことが大切」と茅原さんは言う。

 「孫たちの成長する姿を見届けたい。私は、長生きしますよ」。阿部さんはそう力を込めた。

 呼吸リハビリ 慢性の呼吸器疾患の患者に対し、残された肺の機能を最大限に活用して、呼吸をできるだけ楽にするための治療法。〈1〉体操などによるリラックス法〈2〉たんを自分で出す方法〈3〉腹式呼吸などによる呼吸筋のトレーニング〈4〉運動療法――などを行う。 <続く>

2007年12月6日付 (読売新聞)

続きは・・・ http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071206-OYT8T00072.htm

医療ルネサンス

在宅のデザイン 訪問看護

一時預かり」で家族楽に

 懐メロが流れる古民家のような木造の大広間。午後6時。群馬県伊勢崎市の訪問看護ステーション「きらくな家」で、2泊3日の宿泊を終えた河原井源次さん(89)が帰り支度を始めた。車で約20分の桐生市の自宅に送ってもらう。その表情は穏やかだ。

 自動車販売会社を営む傍ら民具を収集、コレクションを市に寄贈した河原井さん。3年ほど前から認知症などが進み、日常生活に全面介助が必要な要介護5になった。

 体がこわばり硬直する。飲食がうまくできずに、栄養や水分を腹部の穴から直接チューブで胃に入れる「胃ろう」も作った。急に怒り出すことがあり、夜も頻繁に目を覚ます。
 妻の満津枝さん(82)や近くに住む息子たちが2年間介護を続けたが、満津枝さんの体調も悪い。要介護の高齢者らが短期間滞在するショートステイも、河原井さんの症状が重く、受け入れが難しかった。

 「体力の限界。このままでは共倒れする」。昨年11月、「きらくな家」に通うようになった。

 訪問看護ステーションは通常、患者の家庭を訪問する役割を持つが、この施設は患者の一時滞在も引き受ける。河原井さんは、ここを週4日利用する。

 滞在中は、看護師の目が届く広間のベッドで過ごす。胃ろうのチューブから水分を適量入れ、皮膚のただれや小さな床ずれも早い段階で処置する。唾液(だえき)などが気管に入って肺炎を起こす恐れがあるため、歯ブラシで口の中を清潔に保つ。

 みんなと気楽につきあえるステーションを――。きらくな家は、代表の看護師、中里貴江さん(49)が2000年に建て、一時預かりを始めた。現在は、昨年度始まった「療養通所介護制度」を活用する。

 この制度により、日中に5人までを預かる。河原井さんら2人は宿泊するが、夜間は中里さんら3人が順番に泊まり、「ボランティア」で対応する。

 一方、河原井さんが自宅で過ごす間は、中里さんらが週8回、たんの吸引などのため訪問看護する。

 「これはたんが切れない時のせきの音。吸引が必要です」「熟睡後は精神的に落ち着き、『銀座の恋の物語』を口ずさむこともあるんですよ。歌は発声や食事の訓練にもつながります」。中里さんは、河原井さんが滞在中に得た情報を満津枝さんに伝える。

 介護保険を使っても、訪問看護分を含めた自己負担は15万円を超える。それでも、満津枝さんは「きらくな家がなければ、私たちの生活は維持できなかったでしょう」と言う。

 河原井さんが自宅に戻ると、娘や孫たちが次々に顔をみせ、声をかけた。「おとうちゃん! お帰り!」

 療養通所介護制度 訪問看護ステーションを利用して重度の要介護者を日中預かる。家族の休息や、患者が安心して外出できる機会を増やすことなどが期待される。全国51の訪問看護ステーションが実施しているが、宿泊を行う施設は数か所。費用は6時間1万円など。<続く>

2007年12月5日付 (読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071205-OYT8T00059.htm

2007年12月15日土曜日

医療ルネサンス

在宅のデザイン 訪問看護

生きがい与える24時間ケア

 中小企業や庶民的な商店が軒を連ねる東京の下町、足立区千住地域。午後10時40分、公団住宅3階の部屋で、進行性筋ジストロフィーで身体障害1種1級の毎田順子さん(55)は、看護師とヘルパーが来るのを待っていた。

 毎田さんは、医師、鎌田實(みのる)さんが執筆する本紙のコラム「見放さない」(9月16日)で、この夏「ハワイでイルカと泳ぐ夢」を実現した難病患者として紹介された女性だ。

 全身の筋肉が委縮していく病気で、かつて医師に「寿命は27歳」と宣告された。両足は動かず、わずかに動く右手で電動車いすを操る。認知症の母親が入院し、昨春から独り暮らしだ。

 「お変わりないですか」。到着した地元の太郎山訪問看護ステーションの看護師、実方(さねかた)幸子さん(40)とヘルパーは、車いすの毎田さんをリフトに乗せて便座へ移した。シャワーでお尻も洗う。毎田さんを右向きにベッドに寝かせ、「お休みなさい」と言って電気を消した。

 約4時間後の午前2時25分。実方さんらは再び毎田さん宅を訪問し、し瓶で排尿を手伝い、体を上向きに変えた。寝返りが打てない毎田さんは、数時間ごとに体の向きを変える体位交換をしないと、床ずれになる恐れがあるのだ。

 医療法人「健和会」が、この「巡回型24時間在宅ケア」を始めたのは1994年。太郎山など同法人の三つの訪問看護ステーションが、同グループのヘルパーステーションと連携し、2人1組で患者を夜間も手厚く支えるシステムだ。末期がん患者や、重症で家族が「介護地獄」に陥りがちなケースにも対応する。

 「実方さんたちがいなければ、病院や施設に入れられたか、夜中は冷たいおむつに耐えていたはず。床ずれに苦しんでいたかも」

 毎田さんは、しみじみとそう語った。

 午前4時と同5時半にもへルパーが体位交換に来る。看護師やヘルパーが毎田さん宅を訪ねる回数は1日平均9回。「熱がある」「耳だれができた。軟膏(なんこう)が必要」などの日々の情報は、実方さんを通じ、他の看護師やへルパーに引き継ぐ。

 気持ちが前向きになり、一昨年、ハワイに渡って初めて海で泳ぎ、今年7月にはイルカと泳いだ。

 実方さんはこの夜、毎田さんら5人の患者の元を計16回訪れた。その合間を縫って、病状の急変などで緊急対応の依頼があった患者宅も3軒訪問。たんの吸引や、医師の指示で痛み止めの麻薬の注射をした。

 「重い障害があっても、自宅でその人らしく過ごしてもらう。寝かせきりにはさせない」。実方さんはきっぱりと言った。

 訪問看護ステーションの夜間・休日の態勢 24時間態勢をとるのは全体の約8割で、当番の看護師が自宅待機し、必要に応じて電話で応対するのが一般的。健和会のように夜間に巡回サービスを行う施設は非常に少ない。同会では3施設(常勤計18人、非常勤計7人)が集まって当直を置き、巡回などに当たる。 <続く>

(2007年12月4日付 読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071204-OYT8T00053.htm

医療ルネサンス

在宅のデザイン 訪問看護

独り暮らしの健康 支え

 1972年に建てられた団地。3Kの部屋には、風呂も冷房も呼び鈴もない。
 菰池(こもち)徳五郎さん(91)は、東京都東久留米市のこの団地で独り暮らし。子はおらず、3年前に妻(当時85歳)にも先立たれた。

 「でも寂しくはない。美人に囲まれているからね」
 
 菰池さんは、月6回やって来る「北多摩訪問看護ステーション」(東京都清瀬市)の看護師、市川政恵さん(48)にそう語りかけた。

 地元の「さいわい町診療所」院長で月2回訪れる矢沢智子さん(60)、食料品の買い出しなどのために週2回来るヘルパー、週4回昼食を運ぶ有償ボランティアも、みな女性だ。

 菰池さんは、要介護度では身体に不自由のない「要支援2」だが、多くの病気を抱えている。心臓病、糖尿病、血圧も高い。1999年、息苦しさから心臓病と分かり、訪問看護などを利用し始めた。

 ふらつき、両足のむくみがひどく、足や背中は老人性乾皮症でかゆい。飲んでいる薬は6種類。右の耳は聞こえない。

 30分の訪問看護の間、市川さんは菰池さんの血圧や体温を測り、聴診器で胸の音を聴く。結果を矢沢さんにファクスで報告し、足のむくみがひどければ、携帯電話で写真を撮って送る。

 「お薬、きちんと飲んでる?」「みそ汁や梅干しで不足ぎみの塩分も補ってね」。足腰がこれ以上弱くなると転倒の恐れがあるため、イスから5~10回立ち上がるリハビリを行ったり、部屋の中を歩いてもらったりもする。

 さらに気を配っているのが、菰池さんの不安神経症だ。外出や入浴を怖がり、ベッド上で過ごすことが多い。天候が悪い日や外出が必要な時、めまいやふらつきが悪化し、時には泣くなどパニック状態になる。

 渋谷で本の露天商をやっていた若い日のこと、窓から見える風景のこと……。市川さんは菰池さんの話に聞き入り、リラックスできるようにする。

 入浴や仲間づくりが必要と考えた市川さんは、柱にしがみついて嫌がっていた菰池さんを説得し、老人デイサービスセンターに通うようにした。菰池さんはようやく入浴できるようになり、「今ではセンター通いが生きがい」になった。昨年7月からは通う回数も週2回に増えた。

 訪問看護師と開業医に健康を支えてもらう暮らし。「私は愛されている。だから、それにふさわしい人間になれるよう頑張りたいです」と目を細めた。

 看護師が家庭を訪れ、患者の生活に密着して支える訪問看護は、在宅医療の柱の一つとされる。各地の取り組みを報告する。

 訪問看護ステーション 全国に5454か所ある(昨年9月現在)。日本訪問看護振興財団の調査によると、1か所の平均看護師数は8.4人(うち専従2人)。1か月の平均利用者数67人、平均訪問回数は388回。採用難が続いており、昨年1年間の実績は、「0人」が約29%、「1人」「2人」が計約51%に上っている。 <続く>

2007年12月3日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071203-OYT8T00061.htm



医療保険金還付と不審電話相次ぐ 滋賀県、注意呼び掛け

 「医療保険特別還付金7万3260円がもらえる。説明するのでダイヤル9番を押してください」。

12月12日から12月13日午前にかけて、厚生労働省を名乗る不審電話が県内で相次いだ。

 滋賀社会保険事務局は「目的は分からないが、相手の指示には従わないで」と注意を呼びかけている。

 同局によると、不審電話は近江八幡市や甲賀市、長浜市などで計18件あった。いずれも電話をとると音声テープが流れ、9番を押しても電話が切れただけという。

12月13日付(京都新聞)

続きは・・・・http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007121300183&genre=C1&area=S00

※最近、このごろとくに考えられない事件、事故が相次いでいる。なぜだろうか?

「大津市保険課」を名乗る不審電話 振り込め詐欺か

大津市は14日、「大津市保険課」を名乗る電話が市民に4件かかったと発表し、「振り込め詐欺の可能性もある」と注意を呼び掛けている。
 
 電話はいずれも「医療費の還付が受けられる」として、指定の番号に電話するよう求める内容だった。

 うち1人が電話したところ、銀行に行くよう指示されたため、途中で切ったという。  

市保険年金課は「市には『保険課』はなく、このような電話をすることもない」としている。

続きは・・ http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007121500048&genre=C4&area=S10

2007年12月15日(京都新聞)

佐世保乱射事件、教会内で男の遺体発見

 長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で男が散弾銃を乱射し逃走した事件で、長崎県警佐世保署捜査本部は15日、散弾銃の所持の記録などから、同市の馬込政義容疑者(37)の犯行と断定した。

 この日早朝に発砲音がした教会の敷地内で迷彩服を着た男が血を流して死んでおり、そばに散弾銃があった。捜査本部は、この男が馬込容疑者で、自殺したとみて身元の確認を急いでいる。

 捜査本部は同日早朝、現場から南西に約5キロ離れた同市船越町の教会前の路上で、馬込容疑者が所有する白いワゴン車を発見。車内からは散弾銃2丁と空気銃1丁、迷彩服が見つかり、その後の午前5時44分、教会方向から発砲音がした。

 馬込容疑者は散弾銃を計3丁所有しており、まだ1丁を所持して逃走しているとみて、行方を追っていた。
 
 一方、胸や腹を銃撃され、搬送先の病院で心肺停止の状態となっていた男性は佐世保市の漁具製造業、藤本勇司さん(36)と判明、14日深夜に死亡が確認された。

 けが人も1人増え、事件の被害者は死亡2人、重軽傷6人となった。

続きは・・・http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071215STXKG004715122007.html

2007年12月15日(日経ネット)

2007年12月12日水曜日

障害者の負担軽減を拡大 障害基礎年金の引き上げも検討

自民、公明両党の与党プロジェクトチームは5日、障害者自立支援法の抜本的見直しに関する骨子案をまとめた。

 サービス利用料の原則1割の自己負担を求めている現行法について、低所得者を中心に2008年度までの時限措置として実施している現在の負担軽減策を09年度以降も継続し、対象世帯を拡大することが柱。障害者の所得保障を充実させるため、障害基礎年金の引き上げも検討するとしている。

 負担軽減策は、年収600万円までの世帯を対象に、通所、在宅サービス利用の際の自己負担の上限を4分の1に下げるなどして、実際の負担を5%程度にとどめている。骨子案は、これらの措置を、「09年度以降も実質的に継続する」と明記するとともに、障害児のいる世帯については、対象を年収890万円までに拡大している。

 障害基礎年金については、2級の金額(月約6万6000円)を1級(月約8万2000円)並みに引き上げ、1級も現行より引き上げることを検討するとしている。

2007年12月5日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20071205-OYT8T00363.htm

セミナー:障害者虐待防ぐ 観察力養い、早期発見--草津 /滋賀

 「親の財産知らぬ間に放棄させられる」--ろうの参加者「学んで情報発信を」 障害者の虐待を防ぐセミナー(県社会福祉協議会権利擁護センター主催)が11日、草津市笠山7の県立長寿社会福祉センターで開かれた。

聴覚障害者の相談業務に携わる岡猪三郎さん(77)と佐多佳子さん(50)=いずれも栗東市=の2人のろう者も参加。

「聴覚障害者は知らないうちに財産を放棄させられたり、金を使われるケースが少なくない。学んだことを情報発信し、未然に防ぎたい」と力を込めた。【蒔田備憲】

2007年12月12日付(毎日新聞)

続きは・・・http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000265-mailo-l25

衆議院本会議 鳥獣害新法が可決/老人福祉法改正案も 自民、民主折り合い

衆議院本会議は11日、市町村に鳥獣捕獲の許可権限を委譲する「鳥獣被害防止特別措置法案」と、JA厚生連による特別養護老人ホーム(特養)の開設を認める「老人福祉法改正案」をともに全会一致で可決した。

自民、民主の2大政党は農政課題でも対決姿勢を強めているが、両法案では折り合った。

両法案は同日、参院に送付され、15日の会期末までに参院本会議で可決、成立する見通しだ。 

両法案とも、自民党の宮路和明氏ら同党の農林関係議員が中心となって議員立法で作成作業を進めてきた。

2007年12月12日付(日本農業新聞)

続きは・・・http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=1010

2007年12月10日月曜日

アイマスクで卓球に挑戦 大津でまつり、障害者の立場を実感

障害者スポーツや舞台公演、作品展示などを通じ、障害者福祉への理解を深めてもらう「ほかほかまつり」が8日、大津市におの浜4丁目の市立障害者福祉センターと、隣接するにおの浜ふれあいスポーツセンターで始まった。

 今月3日から9日にかけての障害者週間に合わせ、市内の各障害者福祉協会などでつくる実行委員会が開いている。障害者にも活動に参加する意欲を高めてもらおうと、昨年から始めた。この日は約500人が参加した。

 会場には、障害者スポーツの体験コーナーが設けられ、アイマスクをして盲人卓球に挑戦した人たちは「見えない」「難しい」と言いながら何度も取り組んでいた。

 展示コーナーでは絵手紙や似顔絵、毛糸の編み物なども並んだ。絵手紙や編み物を出展した同市坂本7丁目の竹内三彩さん(26)は「作品に思いがこもっていて、みんなうまい」と話していた。  9日も両会場で開かれ、車いすや点字などを体験するコーナーや舞台発表がある。無料。

2007年12月8日付(京都新聞)

2007年12月8日土曜日

非課税処置求める 社会福祉法人並みに/JAグループ

 JA厚生連による特別養護老人ホームの開設を認める老人福祉法の改正にめどが付いたことから、特養ホームへの課税問題に注目が集まっている。

 自民党税制調査会でも、2008年度税制改正の重点項目として登録免許税の非課税措置などを挙げている。 

 不動産などを登記した場合には、不動産価額に応じて登録免許税が課税される。ただ、学校など公共性の高いものについては非課税措置が取られており、すでに、社会福祉法人などが所有する特養ホームは課税されていない。このためJAグループは、厚生連が所有する特養ホームも同様の非課税措置をするよう求めている。

2007年12月8日付(日本農業新聞)

続きは・・・http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin7/article.php?storyid=543

2007年12月7日金曜日

医療中心に歳出削減 財政審、08年度予算建議 介護は自己負担率見直しも 

 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会(西室泰三会長)は19日、2008年度予算編成に関する建議(意見書)をまとめた。08年度予算の基本的な考え方として「歳出圧力の高まっている社会保障、地方財政を始めとして最大限の削減を行うべき」と主張。特に医療を中心に削減するよう唱え、介護保険については09年度からの次期事業計画に向けてサービスの自己負担率や給付範囲を見直すことを求めた。

2007年11月26日付(福祉新聞)

続きは・・・http://www.fukushishimbun.co.jp/news/071126/01.html

2007年12月1日土曜日

京阪神などでコムスンの事業譲渡完了 来年3月清算方針

介護報酬の不正請求発覚などで介護事業から撤退するコムスンは1日、大阪、京都、兵庫、福岡など6府県の訪問介護サービスを4法人に引き継いだ。11月1日に移行した41都道県とあわせ、これで撤退手続きはほぼ完了。親会社のグッドウィル・グループは来年3月末にもコムスンを清算する方針。不正問題は区切りを迎えたが、サービスの質の確保など課題は残る。

2007年12月1日付(朝日新聞)

続きは・・・http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712010032.html

衣料店で情報発信 成安造形大生がデザイン、運営 

成安造形大学(大津市)の学生が「社会への情報発信」をテーマにした講義の一環として、大津市のJR石山駅前に、自分たちが考案したTシャツなどを売るデザインショップ「cobweb」を、1日からオープンさせる。19日までの期間限定の開店で、学生らは「多くの人に見てもらいたい」と期待している。

 発端は、ショップ代表のデザイン科4年斉藤飛鳥さん(26)が受講した「コラボレーションプロジェクト」。学んだデザインや芸術を、どのように社会と共存させて情報発信するかを学ぶという内容だ。

 「学生一人ひとりが考えたデザインを、広く知ってもらいたい」とデザイングッズを販売する店舗経営を発案。同級生の西尾界太さん(21)らグラフィックデザインやファッションを学ぶ2~4年生の賛同者約10人を集めた。

2007年12月1日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news001.htm