2010年1月31日日曜日

首相、小沢幹事長問題を陳謝 子ども手当 未納給食費と相殺検討 県内を視察

 鳩山由紀夫首相は30日、地方視察の一環で訪れた甲府市内で、自身と小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題については「ご心配をお掛けしていることに対し心からおわびしなければならない」と陳謝した。首相が小沢幹事長の問題に関し「おわび」を表明したのは初めて。一方、2010年度導入予定の子ども手当に関し、学校給食費などの未納がある場合には相殺できる仕組みを検討する考えを示した。 鳩山首相は同日、首相就任後初めて山梨県入り。甲府・岡島ローヤル会館で開かれた同党の輿石東幹事長代行の国政報告会で、自身と小沢幹事長の政治資金問題に言及。輿石氏の支持者らに対し「まさにお騒がせしているのは代表であり、幹事長だ」と述べ、陳謝した。 29日の施政方針演説で首相は自身の偽装献金問題について「国民に多大の迷惑と心配を掛けた」と陳謝したが、小沢幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金収支報告書虚偽記入事件には一切触れなかった。これに対し野党などから批判が高まっていることが背景にあるとみられる。 一方、甲府・県地場産業センターで横内正明知事や市町村長と意見交換。市町村長から子ども手当の給食費などへの充当を求める声が出たことを受け、記者団に「こういう仕組みが何かできないか考えたい。そう簡単にできるかどうかは分からないが、具体的な要望に応えられる政府でありたい」と表明。「厚生労働省もいろいろ考えていると思う。長妻昭厚生労働相に聞いてみたい」と述べた。 ただ政府が29日に国会に提出した法案は支給額をこうした未納の差し押さえ対象とすることを禁止しており、調整は難航しそうだ。 鳩山首相は、甲府市宮前町の山梨大燃料電池ナノ材料研究センターも訪問。研究設備を視察後に県内学生らと意見交換し、同大で燃料電池研究に取り組む大学院生に対しては「(政府が目標とする)温室効果ガスの25%削減に貢献してほしい」と激励。甲州ブドウで染めた淡いピンク色のネクタイをプレゼントされ、早速着用するパフォーマンスも見せた。 このほか業界団体代表との意見交換、ワインやジュエリー、織物など地場産品の展示会場も視察した。 鳩山首相の「地方行脚」は23日の栃木県に続く第2弾。いずれも参院選の改選1人区で「夏の参院選に向けた動き」との見方も出ている。
2010年1月31日付(山梨日日新聞WEB)
続きは・・・http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/01/31/2.html

逮捕の3人、供述食い違い…陸山会事件

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が逮捕した同会の元事務担当者・石川知裕衆院議員(36)ら3人の拘置期限の2月4日まであと4日となった。
 石川容疑者と元私設秘書・池田光智容疑者(32)は容疑を認めているが、元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書・大久保隆規被告(48)は否認を続けている。特捜部は3人の共謀関係の解明を進めるとともに、焦点となっている小沢氏の関与について詰めの捜査を続けている。
 ◆了承の有無
 関係者によると、石川容疑者は、2004年10月に東京都世田谷区の土地を購入した際、代金に充てた4億円の収入などを、04年分の同会の政治資金収支報告書に記載しなかったとする政治資金規正法違反容疑について、「わざと記載しなかった」と認めている。
 さらに、土地購入前、大久保被告に相談して、小沢氏が用意した4億円を04年分の収支報告書に記載せず、土地取得の登記も05年にずらした方がいいということになり、その方針を小沢氏に報告して、了承を得たと供述している。
 これに対し、大久保被告は相談を受けたことを否定。小沢氏も今月23日、特捜部の事情聴取で否定した。
 ◆一覧表
 石川容疑者は04年分の収支報告書を提出する直前の05年3月頃、陸山会を含む小沢氏の関連政治団体5団体の収入総額と支出総額、翌年への繰越金の一覧表を作り、小沢氏に概要を説明したとも供述している。
 池田容疑者も05年分の収支報告書に土地代金の支出を記載した容疑や、07年に陸山会が4億円を出金しながら、同年分の収支報告書に記載しなかった容疑を認めている。さらに、石川容疑者と同様、毎年、収支報告書の提出時期に、小沢氏に収支の一覧表を見せて資金状況を説明していたと供述している。
 これに対し、小沢氏は事情聴取後の記者会見で配布した文書で、「各団体の収入支出などの概要について報告を受けることはあったが、収支報告書の内容を一つ一つ確認したことはない」などと不記載の認識を否定している。
 ◆否定の供述
 石川、池田の両容疑者が自らの容疑を認めているのとは対照的に、大久保被告は、収支報告書の作成について、石川、池田両容疑者に任せていたと供述。07年の4億円の出金についても、「池田容疑者から報告を受けた記憶はある」としているものの、不記載の認識は否定しているという。
 大久保被告は、昨年12月に始まった西松建設からの違法献金事件の公判で、同会の03~06年分の収支報告書は自ら作成したと認めており、公判での主張との整合性も問題になりそうだ。
 一方、中堅ゼネコン「水谷建設」の元幹部らが04年と05年に、それぞれ5000万円を石川容疑者と大久保被告に渡したと特捜部に供述しているが、2人とも受領を否定しており、特捜部が追及を続けている。
2010年1月31日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100131-OYT1T00179.htm?from=top

2010年1月26日火曜日

「緑化」で共同作業所支援 滋賀県就労センター、仕事発掘

 障害者の自立支援に取り組む滋賀県社会就労事業振興センター(草津市)は、緑化の仕事に取り組む共同作業所を支援する事業を始める。竹繊維マットに、高速道路の路肩などの緑化に用いられるセダムという植物を植える。不況で福祉施設の仕事が減っているため、環境関連で新たな仕事を発掘した。
 セダムは、サボテンに近いベンケイソウ科の多肉植物で、乾燥にも強い。竹繊維マットは、竹林整備などに取り組むNPO法人(特定非営利活動法人)「きょうと京北バイオマス・デザイン」(京都市右京区)が放置竹材を利用して開発し、マットの穴にセダムの苗を植える。
 マットは雑草を防ぐ効果もあるため、屋上緑化や高速道路沿いの植栽にもよく用いられている。マットの活用を通じ、竹林整備に貢献する狙いもある。
 共同作業所は当面、セダムの植栽だけを行うが、今後、苗木栽培にもかかわるようにしたいという。同センターの城貴志コーディネーターは「環境保全と障害者の所得向上につながるようにしたい。趣旨を理解し、多くの企業に協力してほしい。滋賀県の竹でマットを作ることも検討したい」と話す。  第1弾として27日午後1時から、2月に新規オープンする「ローソン野洲菖蒲店」(野洲市菖蒲)でセダムの植栽を行う。市内の5つの共同作業所で働く障害者約15人が、同店の駐車場周辺の約150平方メートルに苗木約3800株を植える。
2010年1月26日付(京都新聞)
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012500024&genre=A2&area=S00

2010年1月19日火曜日

脊髄損傷の医療整備を 

 交通事故やスポーツでの事故、日常生活や労働の際の転落で脊髄を損傷した人を支援している特定非営利活動法人(NPO法人)「日本せきずい基金 」(東京都府中市)が、設立から10年を迎えた。再生医療の今後に期待を寄せる一方、脊髄損傷の医療体制整備を訴えている。 脊髄は、背骨に沿い脳から続いている中枢神経で、損傷すると手や足にまひが残り、感覚も無くなるなどして車いすが必要になることも多い。国内の損傷者は約10万人、新たな患者は毎年約5千人とのデータがある。 同基金は、ラグビーの試合で脊髄を傷めた現理事長、大浜真さんら数人の損傷者で準備を進め、1999年10月に正式に発足した。80年代、神経を再生する研究を促進しようと英国で患者らが創設した団体に触発されたのがきっかけだった。 設立目的について同基金は、医療や社会のケア体制の立ち遅れを挙げている。大半の損傷者は、社会から隔離された施設で寝たきりの生活を強いられ、在宅になっても両親や配偶者、子どもによる介護に依存せざるを得ず、介護者の就職や結婚が犠牲になることもある。 就職できても、雇用主が健康面への配慮を十分せず、車いすでの通勤環境も整っていないため、体調を崩す人が多いという。 設立以来、各地の損傷者の支援に力を入れ、ホームページでは損傷によりどんなまひが生じるのかや生活上のアドバイス、受傷後の心理変化や行政の関連施策など多様な情報を提供している。 会員へのニュース送付や各種マニュアルの作成、相談活動のほか、さまざまな組織に成長できる新型万能細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥京都大教授ら第一線の研究者を招いたシンポジウムも開いてきた。 会員は現在、損傷者や家族、医療関係者ら約1万4千人。運営資金は個人や、企業のラグビー部からの寄付で多くを賄っている。 大浜理事長は「労災病院の統廃合で、脊損患者を診療する病院が極めて少なくなった。リハビリをちゃんと受けられる施設も少ない。誰でも脊髄を損傷する可能性があるのに、医療の状況はここ十数年、むしろ悪くなっている」と話している。
2010年1月12日付(47NEWS)
続きは・・・http://www.47news.jp/feature/medical/2010/01/post-238.html

日航、きょう更生法申請

 日本航空は19日、中核子会社の日本航空インターナショナル、ジャルキャピタルとともに東京地裁に会社更生法の適用を申請し、法的整理の手続きに入る。
 国内の大手航空会社が経営破綻(はたん)するのは初めて。再建を主導する企業再生支援機構は、更生法の申請後、直ちに日航に対する支援決定を表明し、正式に管理下に置く。政府も前原国土交通相が記者会見を開いて再建を支援する声明を出す予定だ。
 支援機構などがまとめた事業再生計画では、グループの3分の1に当たる1万5700人の人員削減や、本業との関連性が薄い子会社の清算・売却などで110社の子会社を57社に減らすリストラ策が柱となる。機構は20日以降、日航の労働組合や大口債権者など関係者との調整を本格化させ、再建計画への理解を求める。
2010年1月19日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20100119-OYT8T00462.htm

健康な成人にも19日から接種

新型インフルエンザ
 県健康対策課は18日、新型インフルエンザのワクチン接種について、19日から19~64歳の健康な成人への接種を始めると発表した。早生まれで昨春に高校を卒業した18歳の人らも含む。県内の医療機関に届いたワクチンの量に余裕が生まれたため、今後の感染拡大をにらみ、優先接種の対象から外れた人へも実施する。接種回数は1回で、費用は3600円。
 同日から1歳未満児へのワクチン接種も可能となるが、1歳未満児は接種しても抗体ができにくいため、同課はかかりつけ医の指示を受けるよう求めている。
 県はホームページで、かかりつけの患者以外への接種が可能な医療機関を公開している。(上田真美)

2010年1月19日付(朝日新聞)
続きは・・・http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001001190004 

2010年1月12日火曜日

傷害:「メッセンジャー」黒田容疑者 示談が成立、釈放へ

 大阪・ミナミのガールズバーの男性店長にけがをさせたとして、傷害容疑で逮捕された人気漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)容疑者(39)が店長と示談が成立し、店長が被害届を取り下げていたことが分かった。大阪府警南署は12日午後にも黒田容疑者を釈放する。一方、大阪地検は黒田容疑者を起訴猶予(不起訴)処分にする方針を固めた。
 南署によると、黒田容疑者は昨年12月25日午後9時ごろ、料金トラブルを巡り、店長(24)に暴行し、けがをさせたとして、友人の会社役員(40)とともに逮捕された。最近になって、店長と黒田容疑者らとの間で示談が成立した。
2010年1月12日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100112k0000e040085000c.html

2010年1月11日月曜日

銀座ナンバー1「筆談ホステス」斉藤里恵さん独占取材(1)

筆談に不景気は関係ない 
終電間際の銀座駅。髪を結った色っぽい女性が多く乗り込んでくる。どこか華やぎを持つその風情は、電車内の大勢を占めているサラリーマンやOLたちとは一線を画し、車内の空気を一瞬にして変えてしまう。 夜の銀座に800店あるとも言われるクラブもバタバタと倒れて姿を消していく中で、生き残り組が経費節減のために電車で帰宅しているからだという。客足も遠のき、店が終わってからの同伴のアフターも減った。電車通勤はホステスさんなりに、考えたささやかな経費削減のサバイバル術でもある。 しかし、そんな銀座でも勝ち組はいる。しかも、それが健常者ではなく、耳が聞こえないために通常の会話ができない人だとしたら。そんなことが信じられるだろうか? そう、自身の半生を描いた著書「筆談ホステス」がたちまちベストセラーとなった斉藤里恵さん(25)だ。 里恵さんは美形で、にこやかな笑顔が似合う小柄な女性。コミュニケーションを取るために、声を発することはできない。常にメモとペンを携帯している。里恵さんにとって、この2点セットを「相方」と呼べる存在だ。相手のセリフが書かれたメモと唇の動きを読みながら、メモに筆記して返す。会話のすべてが筆談だ。 YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)のキャリア豊富な編集陣の中でも、筆談の取材を経験した者は皆無であった。しかも健常者ではない人が銀座のホステスになったという話を聞いた者も皆無。だが、今回取材するうちに銀座ナンバー1という看板はダテではないということがよく判った。

文字が心を揺さぶる
 「筆談ですと、会話とはまた違った楽しみ方がありますし、文章や言葉によって気持ちもより伝えられることもあります」(以下セリフはすべて筆談) 里恵さんはそう答えたが、果たして本当だろうか。半信半疑に思う人も多いかもしれないが、実際にお互いの紙を見せ合うことで、まず段々と2人の物理的な距離は近くなるのを感じる。そうするうちに、お互いの心の距離感も縮まっていくのではないだろうか。 「いつも健常者の方は声を出して会話しているので、筆談が新鮮でドキドキされる方もいました。ラブレターみたいだと…。また、すてきな言葉を書いていただくこともありますよ」 会話は他人にも聞こえることはあるかもしれないが、筆談は当人同士にしかわからない。ここで秘密の会話が成り立っているのだ。2人だけの秘密を共有する楽しさ。どうしてもワンテンポ空くために動きがないように感じるが、実際に心は「もっと、もっと」と筆談による会話を欲してしまう。 ある日の接客で、こんなこともあった。「辛い」とこぼす不動産会社役員の「辛」というメモに、横線を一本足して「幸」として「辛いのは幸せになる途中ですよ」とのメッセージを送った。男性の目からは涙がこぼれ落ちて、来店時には深刻だった表情も帰る時には笑顔になっていたという。 こんな言葉を口にするなんて、と少し躊躇するような恥ずかしいセリフも筆談なら臆面なく書ける。 「『辛』に『一』を足すと幸せになりますよ」。

他に行く所がなかった 
 水商売の世界に入るきっかけは18歳の時。故郷の青森県で、高校中退後に職を探すのは容易ではなかった。元々、洋服店でアルバイトをした経験もあることから接客業が好きで、就職先にエステサロンを選んだ。しかし、そこでは客にどんどん高いコースを契約させてローンを支払い続けるというシステムに、里恵さんはすっかり嫌気が差してしまった。 「仕事探しをしたところ、耳が不自由ということでなかなか見つからず、あるママさんに『働かない?』と声をかけられて、ほかに仕事もなく選ぶこともできず、思い切ってチャレンジすることになりました」 青森では筆談形式で成功。理由あって店をやめた後に上京。事務の仕事をしたものの、やはり自分に向いているのは接客だと悟った。だが、見ず知らずの、しかも会話ができない自分を雇ってくれるのか? 最初はなかなか働かせてくれる所はなかった。しかし、助けてくれたのが青森時代のお客さん。掛け合ってくれて銀座の夜の街で働き口を得た。 「自分であんまり、No।1など自覚はありませんが、多分、負けず嫌いな性格からだと思います」とシャニムに働いた。それと同時に「日ごろから真心を持って感謝の気持ちを忘れず接しています」という事をいつも気に留めてきた。 お礼のメール、手紙、プレゼント、お中元、お歳暮。ゴルフ、同伴、アフターなど全てをマメに、そして心を込めて行う。それができなければNo।1は無理だ。銀座で働き始めて2年。里恵さんの月収は今では、不景気と言えども100万円を超える。

夜の銀座でモテるのはこんな男性 
華やかな銀座の夜。街を彩る主役はホステスたち。しかし、肝心の「お客様」がいなければ成り立たない。「入りたての頃は毎日くどかれていました」と里恵さん。ホステスは全ての客の相手をするのは当然だが、ホステスである以前にイチ女性。当然、個人的な好みは存在する。里恵さんの好きな男性を聞いてみた。1.周りの方々から信頼されている方2.人の気持ちを考えられる思いやりのある方3.お金を賢く使える方 「その3つがそろっている方です。プラス刺激的な方」 シンプルにこれだけの要素が返ってきた。ただ、上記の条件が全て揃っていて、さらに刺激的な人というのは、それほど多くはないだろう。こんな男性ならば、さぞかし人気があるはず。里恵さんの経験でかつて、こんなお客さんがいたという。 「すてきな文章にきれいな字で書かれた手紙にステンドグラス(その方の作品)が送られてきた時は、ステキだなと思いました」 この男性は何と60歳代。上記の要素を満たした上に、里恵さんの誕生日に粋な贈り物。とても刺激的だ。「わたしのお客様はそんな方が多いように思います」と里恵さん。さすが優等生。即座にこういう言葉が出てこなければ、銀座の街でNo।1を張ることはできない。 最近は「なぜか、くどかれる回数が減りました。しかし、今はくどかれないとやっていけません(笑)。『かわいいね』といつまでも言われたいです」と本心を明かした。カワイイと言われる回数は減っても、指名は途切れることはない。また別の人間的な魅力が増していっているということなのだろう。

「筆談ホステス」 そうしている間にも、今年5月発売の著書はすでに5万5000部を突破。この出版不況の時代に、である。故郷青森県の大型書店では、村上春樹氏の200万部を突破した著書「1Q84」以上の売り上げになっているという。音のない世界に生きて来たからこそ、わかることもあるのだろう。多くの人が共感し心を打たれている。 では、里恵さんがもし音を聞くことができたなら? 「ステキなお客様の声を聞きたいなぁと思います」という。もしも耳が聞こえたら違う道を歩んでいたかもしれない。実は19歳の時、一度は音が聞こえる世界を選んだことがあった。(つづく)
続きは・・・http://media.yucasee.jp/posts/index/1407/1

筆談ホステス

見どころ
 耳が聴こえない不良娘が万年筆一本で銀座№1ホステスになった…空前のベストセラー『筆談ホステス』(光文社刊)を早くもスペシャルドラマ化。会話をすることが基本の水商売の世界で、障害に押しつぶされることなく「筆談」だけで接客を行い前向きに生きる力強い女性を描くとともに、彼女の母・兄の気持ちを通して、あたたかな家族の姿をお送りする。 主演は今一番輝いている女優・北川景子。今年も人気テレビドラマのヒロインを見事に演じきり、2010年も映画の主演が決定している若手人気女優が、ハンディキャップを持つヒロイン役に、体当たりで挑戦。孤独感の裏返しから突っ張りながら生き、母親にも反発していたヒロインが、次第に人の心を和ませ、癒す喜びを知っていく姿を感動的に演じていく。 番組では原作者本人の今の姿もドキュメンタリータッチで紹介。人と人とのコミュニケーションがいっそう希薄となり、家族や友人など、身近な人とさえすれ違いがちな昨今、人と関わることで得られる喜び、家族の大切さを思い出すために、ぜひ見て頂きたいドラマとなっています。
あらすじ
 青森県で生まれた里恵は、一歳の頃に髄膜炎という病気で耳が全く聞えなくなり、成長してからは、厳しく育てようとする母親(田中好子)に反抗。学校には友達がおらず、居場所をなくしていた。兄・悟志は、そんな妹をいつも温かく見守り、心の支えになろうとしていた。 生きる目的を見失いがちな里恵だったが、ある時、クラブのママ・杏子に出会い、入ったクラブで、「筆談」で接客することを覚え才能を開花。紆余曲折の末、里恵は「日本一のホステス」になるために、生存競争の激しい東京・銀座を目指すことに。 里恵の持ち味は、青森弁で「じょっぱり」と呼ばれる気の強さと心の優しさ、そして「文字の美しさ」。いつしか「銀座NO1」とも呼ばれるまでになった彼女だが、青森で別れ、お互い気持ちがすれ違ったままの母親のことが、心の奥ではいつも気になっていて・・・。
続きは・・・http://www.blogger.com/post-edit.g?blogID=223945382926403975&postID=1223360281255042195

2010年1月10日日曜日

メッセ黒田容疑者暴行の店長けが実は軽傷

 お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有容疑者(39)が昨年12月、大阪市の飲食店で男性店長(24)を殴ったとして傷害容疑で大阪府警に逮捕された事件で、店長のけがは顔面打撲などで2週間の軽傷だったことが8日、府警への取材で分かった。
 府警は当初、医師の診断を基に店長のけがを顔面骨折などで2カ月の重傷としていたが、店長自身の申告で調べ直した結果、骨折は昨年5月に負傷したもので、事件とは無関係と判明した。
 黒田容疑者は昨年12月25日深夜、友人の会社役員樋口勝紀容疑者(40=傷害容疑で逮捕)と訪れた大阪市中央区のガールズバーで、料金25万5000円を請求されたことに腹を立て、店長の顔や体を殴ったとして、翌26日に逮捕された。
2010年1月8日付(ニッカンスポーツ)

震災15年 県外被災者帰郷遠く 県支援登録が京都6人、滋賀1人

 阪神・淡路大震災で兵庫県外に避難した「県外被災者」に、県が公営住宅の募集要項などを毎月送付する帰県支援事業の登録者が、ピーク時の約1500人から99人に減っている。京都府内は6人、滋賀県内は1人しかいない。これまでに255人の帰県が確認されたが、「あの朝」から15年の間に、望郷の思いは募っても高齢化などで故郷に戻ることをあきらめた人も少なくない。
思い募るも高齢化が壁
 後藤チヨノさん(81)は当時、神戸市長田区の長屋に夫と二人で住んでいた。ともに無事だったが、家は全焼した。「着の身着のまま」で、京都市西京区の長男夫婦宅に避難した。「30年近く住んだ家だった。長田神社のそばの便利な場所で、近所に友人も多かった。京都は一時避難のつもりだった…」
 しかし、長田区役所から公営住宅の案内が届いたのは、2年後だった。6年前に夫を亡くし、「戻ることは、もうあきらめた」。そう言いながらも、神戸の思い出を話すと、目に涙を浮かべた。
 県外被災者は当初、兵庫県の推計で約5万4700人いた。県は帰県支援事業「カムバックコール&メール事業」を1998年に始めた。今年3月末に期限を迎える事業の延長を検討しているが、登録者99人のうち60歳以上が63人を占め、「帰県の意志をどれだけ持っているかは、はっきりしない」(県復興支援課)という。
 京都に移り住んだ人たちの多くは「県外避難者京都の会」をつくり、年に数回、食事会や旅行で集い、支え合ってきた。一時は100人を数えた会員も高齢化し、亡くなったり健康上の理由などで、今は5人に減った。  灘区から左京区の長男宅に移り住んだ女性(84)は、県の帰県支援事業の登録を数年前にやめた。「生まれ育った神戸に帰りたいが、現実的にはもう無理。京都にも慣れた。会員同士で励まし合いながら、生きていきたい」。寂しそうにつぶやいた。
2010年1月10日付(京都新聞)
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010011000013&genre=C4&area=K00

障害者自立支援訴訟、終結へ 厚労相「3年内に新制度」

 障害者が福祉サービスを利用する際に原則1割の自己負担を課す障害者自立支援法の違憲訴訟をめぐり、全国の原告・弁護団らと厚生労働省は7日、訴訟の終結に合意した。長妻昭厚生労働相は「障害者の尊厳を深く傷つけた」と反省の意を表明。2013年8月までの新制度への移行を約束した。
 06年の施行後に負担増を強いられた障害者らが「生存権などの侵害にあたり違憲」として、全国14の地方裁判所で71人の原告が提訴。今後は各地裁で和解を中心に終結に向けた手続きが進められる。
 長妻氏と原告・弁護団らは7日、厚労省で基本合意文書に署名した。同法について「十分な実態調査の実施や障害者の意見を十分踏まえず、拙速に施行」したと指摘。そのうえで「心からの反省の意を表明するとともに、この反省を踏まえ、今後の施策の立案・実施に当たる」とした。
 さらに、同法廃止後の新たな福祉法制の実施に向けて、「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山由紀夫首相)で、障害者自身が参加して議論を進めることを確約。残る課題として医療費の負担軽減策が盛り込まれた。
 自立支援法の施行は06年。支払い能力に応じた負担から、サービスの利用量に応じて原則1割を負担する仕組みへ変わり、障害が重い人ほど負担がのしかかった。反発を受けて自公政権は負担軽減措置を取り、平均負担率は3%程度になったが、障害者の憤りは収まらなかった。
 鳩山政権が誕生し、連立与党が自立支援法廃止で合意したのを受けて、長妻厚労相は就任早々その方針を明言。厚労省と原告側が解決に向けて協議を進めていた。
 原告側は声明文で「社会保障裁判の歴史や障害者福祉運動において画期をなす歴史的なもの」と評価。長妻氏は「今日を新たな出発点として、障害者の皆様の意見を真摯(しんし)に聴いて新しい制度をつくっていく。その前にできる見直しは進める」と表明した。
 ただ、法律が廃止されるまで1割負担の仕組みは残る。厚労省は来年度予算で負担軽減のため300億円を要求したが、医療費の軽減分が盛り込まれず、政府案は約100億円にとどまった。原告らは見直しを求めているが、復活は難しい状況だ。
2010年1月7日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/national/update/0107/TKY201001070413.html?ref=rss

2010年1月4日月曜日

  全県に「家庭医」育成拠点 来年度から県と福島医大

 県と福島医大は2010(平成22)年度から、風邪など日常的な疾病の初期診療に当たる「家庭医」の診療・育成拠点として「家庭医療センター」を全県に整備する。県内を6地域に分け各地域ごとに設置する。同医大から指導医を派遣して研修医を指導、実際の診療を通して家庭医に育て、次の研修医の指導に当たる育成システムを構築する。10年度は県中・県南、南会津、いわきの3地域に設置する方針。11年度には会津、相双で整備を進め、試験的に導入している県北を含め県内に家庭医療のネットワークを構築する。 家庭医は、医師不足が深刻な地域医療の担い手と期待されている。計画では、家庭医を目指す後期研修医を受け入れている医療機関にセンターを設置。当面、福島医大が指導医を巡回派遣する形になるが、育成システムでは、研修医は家庭医になった場合、センターで指導医を務め、さらに経験を積んで上級指導医となる。一つのセンターで上級指導医2人、指導医2人、研修医4人の体制を整備する方針。
2010年1月4日付(福島民友ニュース)
続きは・・・http://www.47news.jp/news/2010/01/post_20100104142851.html

脳死移植84例目

 金沢医科大病院(石川県)で1日に脳死と判定された40代女性から提供された臓器を移植する手術は3日、国立循環器病センターなど4病院ですべて終了した。
 臓器移植法に基づく脳死移植は84例目。心臓は同センターで30代女性、右肺は大阪大病院で40代女性、左肺は東北大病院で40代女性、右の腎臓は金沢医科大病院で40代男性に移植された。左の腎臓と膵臓(すいぞう)は東北大病院で30代男性に提供された。また、日本臓器移植ネットワークは3日、佐久総合病院(長野県)に硬膜下血腫で入院中の40代男性が脳死と判定されたと発表した。脳死移植が行われると85例目となる。
2010年1月4日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=18919

3冠どころか、日大沈む…波乱のシード権争い

 3日に復路が行われた第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2連覇した東洋大の強さが際立つ一方、上位10チームに与えられる次回のシード権を巡る争いでは波乱があった。
 前回途中棄権した城西大が6位に入り、初のシード権を獲得。青山学院大も41年ぶりにシード権を得る一方で、史上3校目の大学駅伝3冠を狙った日大が15位に沈み、明暗が分かれた。
 城西大の櫛部静二監督(38)は「長かった」と感慨深げだった。創部した2001年にコーチに就任。早大やエスビー食品で活躍した櫛部さんの指導で、選手たちは着実に走力をつけていった。しかし、箱根駅伝では2006年の第82回大会から3回連続11位。どうしてもシードの壁が越えられない。前回は、8区で石田亮選手(3年)が低血糖状態になり途中棄権。昨年4月に監督となった櫛部さんは、なかなか力を出せない選手たちに精神面の大事さを説き、「普通にやれば3位以内なんだ」と励ました。
 今回選手たちは、10人中8人が区間一けた順位で走った。今回7区を2位で走り切った石田選手は「自分で途切れたタスキが、1年かけてやっとつながった」と笑顔を見せた。
 一方、15位に沈んだ日大の堀込隆コーチ(51)は「独走状態を築いて維持するのが今年のチームのパターンだったが、1度も先頭に立てず、はね返す力もなかった」と肩を落とした。1区で出遅れると、2区のギタウ・ダニエル選手(4年)が区間賞の走りで盛り返したものの、5区で13位に転落。復路でも順位を落とした。
 出雲選抜駅伝と全日本大学駅伝を制しながら、箱根駅伝のシード権を取れなかった例は史上初めてだ。「(区間数や距離が異なる箱根は)別物として取り組んできたが、それ以上だった」と振り返った。
2010年1月3日付(読売新聞)
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