2010年7月31日土曜日

『ナイトスクープ』3代目“新秘書”に26歳の美人バイオリニスト・松尾依里佳

 大阪・ABCテレビの人気バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(金曜 後11:17 ※関西ローカル)の3代目秘書に、大阪出身京大卒の美人バイオリニスト・松尾依里佳(26)が抜擢され30日、初収録に臨んだ。幼い頃から「番組の大ファン」という松尾は、収録後の会見で「(前任の)岡部まりさんは素晴らしい方。見習いたいし築きあげたものを引き継ぐつもりです」と謙虚にあいさつ。収録ではさっそく、探偵たちから下ネタの“洗礼”を浴び「これを通過して、ナイトスクープの一員になれた気がします!」とやる気をみなぎらせた。  松尾は1984年1月生まれ、大阪府出身の26歳。4歳から始めたバイオリンを生かし、京都大学経済学部在学中にプロとしてステージデビュー。2006年には、女優・上野樹里主演のドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)で“のだめオーケストラ”の一員としても活動した。即興で演奏するのを得意としており、バイオリンの音色を「ボーカルとして聴いて欲しい」という独特の観点を持ったアーティスト。近年は、才色兼備を存分に発揮できるクイズ番組での活躍も記憶に新しい。  今回は、1989年より20年以上にわたり2代目秘書を務めたタレント・岡部まりが今夏の参院選に出馬したことから空席となっており、レギュラー出演する探偵陣が持ち回りで秘書を担当していたなかで、待望の新秘書誕生となった。  平均視聴率20%という脅威の深夜番組のレギュラーをゲットした松尾は「VTRを見ている時は、家で局長(西田敏行)と一緒に見せてもらっている感覚になりました!」と興奮冷めやらぬ様子。番組の見どころの1つでもある西田局長の涙もろさの影響の有無を聞かれると「私の仕事はオープニングとエンディング、そして依頼文をちゃんと読むこと。(一緒に)涙が出るというとことはなかった」と、冷静にコメントした。  頼もしい新秘書と番組を進めることになった西田も「隣で素敵なリアクションをしてくれる子。言葉が柔らかくて、温かみがある優れた秘書です!」とベタ褒め。さっそく“3代目秘書”の活躍に期待を寄せていた。松尾が登場するのは9月3日放送分より。
2010年7月31日付(RICONSTYLE)
続きは・・・http://www.oricon.co.jp/news/movie/78632/full/

岡部まり、タレント活動再開も『探偵ナイト』復帰は否定

 人気バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABC系)を降板し、第22回参議院議員通常選挙で大阪府選挙区に民主党から立候補したものの落選した岡部まり が、タレント業復帰を宣言した。29日付のブログで明かしたもので、「現在、私は既にタレント業を元気に再開しておりますのでまた、どちらかで皆さまにお目にかかれますことを心から楽しみに致しております」と活動再開をアピール。一方、気になる『ナイトスクープ』については、「番組への秘書役としてのレギュラー出演の復帰はございません」と否定している。 1989年から21年にわたって秘書役として『ナイトスクープ』に出演し、参院選立候補に伴い、同番組を降板した岡部。だが、岡部の選挙で落選に伴い、番組復帰の可能性も噂される中、大阪・ABC朝日放送の渡辺克信社長は7月12日に行われた記者会見で、岡部の復帰について「ないと思う」と明かしていた。そんな中、改めて岡部はブログで同番組復帰の可能性を否定した。 ブログでは、「あらゆる場所で沢山の方に番組復帰の質問をいただいておりますのでここで改めて述べたいと思います」と周囲から『ナイトスクープ』復帰について幾度となく尋ねられたことを説明。復帰がないことを明かしたものの、同番組については「『探偵!ナイトスクープ』は、本当に素晴らしい番組です」と賞賛。「どのような価値観の時代が来ようとも永遠に続いて人々の心に優しい光を当てて頂きたいと願う」と綴り、局長を務める西田敏行ら共演者や、スタッフに感謝の意を述べた。 岡部は、短大在学中からモデルを始め、FM福岡でラジオDJとして活躍。映画エッセイなどの執筆活動などを経て、『探偵!ナイトスクープ』に秘書として出演。視聴者からの同番組への調査依頼の投稿を読む知性的な佇まいが、好評を博していた。
2010年7月31日付(RICVON STYLE)
続きは・・・http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/78625/full/

2010年7月27日火曜日

辻元氏、社民離党を表明

社民党の辻元清美・前国土交通副大臣(50)=衆院大阪10区=は27日午後、大阪市内で記者会見し離党を表明した。同日午前、福島瑞穂党首と都内で会談し、あらためて離党の意向を伝達。福島氏は慰留したが、この後、記者団に「離党の決心は固い」と述べ、翻意は難しいとの認識を示した。
 党政審会長などを務め、将来の党首候補とみられていた辻元氏が離党すれば、社民党に大きな打撃となるのは間違いない。
 福島氏は会談で「無所属では国会で活動しにくいほか、選挙にマイナスだ。一緒に頑張ろう」と呼び掛け、記者団に「党首として一生懸命慰留を続ける」と強調した。
 辻元氏は26日夜の重野安正幹事長との会談後、記者団に「党の在り方に危機感を持っている」と指摘。民主党との連立政権離脱や、先の参院選で党の獲得議席が2議席にとどまったことを受け、福島氏ら執行部の姿勢に不満を募らせていたとみられる。
 地元事務所の関係者によると、辻元氏は20日に今後の活動方針を協議した際、「離党したい」と話したという。理由については「選挙結果だけではない」とも述べたといい、会見ではこうした点についても説明するとみられる。
 事務所関係者は「副大臣を辞めたころから、支援者とも『(離党は)あり得る』と話していた。特に驚いていない」と淡々と話した。
 辻元氏は衆院当選4回。政権交代を受けて国交副大臣に就任したが、社民党の連立離脱で辞任した。〔共同〕
2010年7月27日付(日本経済新聞)
続きは・・・ http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819499E0E5E2E29C8DE0E5E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2

まめバス有料化のお知らせ

 本市では、市内の公共交通空白地、不便地とよばれる地域の解消に向け、平成21年度から23年度までを実証運行期間として、小型バス 【まめバス】 の運行事業に取り組んでおり、現在、市内で7路線13系統が運行されています。これまで、社会実験として無料運行を続けてきましたが、今後適正な乗車運賃の設定を検討していくため、下記の内容で有料化を開始することになりました。 なお、実証運行期間中の乗車運賃については、今後アンケート調査等を行ったうえで改定していく予定です。
2010年7月27日付(草津市)
続きは・・・http://www.city.kusatsu.shiga.jp/www/contents/1278392683101/index.html

早乙女愛さん急死…息子と前夫にみとられ

 映画「愛と誠」などで知られる元女優早乙女愛(さおとめ・あい)さん(本名瀬戸口さとみ=せとぐち・さとみ)が20日午前3時51分(現地時間)、多臓器不全のため米ワシントン州シアトル市の病院で亡くなった。51歳だった。74年に人気劇画の映画版「愛の誠」で西城秀樹の相手役に4万人から選ばれて女優として活躍した。00年に引退し、8年前に実業家の夫とシアトルに移住していた。2年前の離婚後は1人息子(13)と暮らしていた。
 早乙女さんは11日、「体がだるい」「疲れやすくなった」と体調不良を訴えてシアトル市のワシントン大病院で診察を受けた。医師からは即入院を指示されたという。入院当初は「お医者さんって大げさなのよね」と周囲に話して治療を受けていたが、数日後に容体が急変。20日未明、13歳の1人息子、前夫ら親族にみとられて息を引き取った。
 デビューは鮮烈だった。74年、若者に圧倒的人気があった梶原一騎原作の劇画「愛と誠」の映画化にあたり、主演西城秀樹の相手役となるヒロイン早乙女愛役を公募したところ4万人が応募。鹿児島の女子高生だった早乙女さんが選ばれ、役名と同じ「早乙女愛」を芸名にデビューした。日本人離れしたルックスと165センチ、B85-W58-H85センチの肢体が注目を集め、1日に400通のファンレターが殺到する人気女優になった。
 当初は清純派として映画「男はつらいよ」などに出演したが、83年に山城新伍監督の日活ロマンポルノ「女猫」に主演して大胆なヌードを披露。その後は悪女役なども増え、ヌード写真集も発売した。85年には7歳年上の青年実業家と結婚。97年に38歳で長男を出産した後は仕事を減らし、00年公開の映画「顔」「新・仁義なき戦い」出演を最後に芸能界から引退した。
 02年に夫の仕事の関係で米シアトル近郊に移住。2年前に離婚した後も1人息子とともにシアトルに在住し、日本の芸能界とは距離を置く生活だった。葬儀は23日に現地で1人息子、前夫ら近親者のみで密葬を行ったという。
2010年7月27日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201007270043.html

慰留も…辻元前国土交通副大臣、離党の決意固く

 社民党の辻元前国土交通副大臣が、離党の意向を党幹部に伝えました。福島党首は27日朝も慰留に努めましたが、辻元氏の決意は固く、離党の可能性が高まっています。 社民党・福島党首:「党首としては、(辻元氏に対して)一生懸命、慰留を続ける。(離党の)決心は固いかなと思うが、今まで一緒にやってきた仲間ですから、一生懸命に慰留したい」 辻元氏は福島氏に対し、社民党に残ったままでは次の衆議院選挙が厳しいことなどを離党の理由に挙げたということです。また、辻元氏は26日夜、重野幹事長との会談で、連立政権離脱を判断した党執行部に強い不満を漏らしていました。辻元氏は、27日午後には地元の大阪で記者会見を開く予定です。
2010年7月27日付(朝日テレビ)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200727019.html

2010年7月24日土曜日

ひきこもり70万人、予備軍も155万人…内閣府推計

3大要因「職場」「病気」「就活」
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 家や自室に閉じこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人に上ると推計されることが、内閣府が23日に発表した初めての全国実態調査の結果から分かった。将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」も155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」と分析している。
 調査は2月18~28日、全国の15~39歳の男女5000人を対象に行われ、3287人(65・7%)から回答を得た。
 「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」「普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が6か月以上続いている人をひきこもり群と定義。「家や自室に閉じこもっていて外に出ない人たちの気持ちが分かる」「自分も家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」「嫌な出来事があると、外に出たくなくなる」「理由があるなら家や自室に閉じこもるのも仕方がないと思う」の4項目すべてを「はい」と答えたか、3項目を「はい」、1項目を「どちらかといえばはい」と回答した人を、ひきこもり親和群と分類した。
 その結果、ひきこもり群は有効回答の1・8%、親和群は同4・0%で、総務省の2009年の人口推計で15~39歳人口は3880万人であることから、ひきこもり群は70万人、親和群は155万人と推計した。
 ひきこもり群は男性が66%と多く、年齢別では30歳代が46%を占めた。一方、親和群は女性が63%を占め、10歳代の割合が31%と高かった。
 ひきこもりとなったきっかけは、「職場になじめなかった」と「病気」がともに24%で最も多く、「就職活動がうまくいかなかった」が20%で続いた。
 増加に危機感「定義」広げる
 今回の調査は社会的自立の度合いに着目し、「趣味に関する用事の時だけ外出」(推計46万人)とした人もひきこもりに分類した。これを除く「狭義のひきこもり」(同24万人)が、厚生労働省が5月に公表した「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」の26万世帯(推計)に相当するとしている。定義を広くとったのは、今後さらに増えるとの危機感からだ。
 調査の企画分析委員の座長を務めた高塚雄介明星大教授(心理学)は「『ひきこもり親和群』は若者が多い。そうした若者が社会に出て、辛うじて維持してきた友人関係が希薄になったり、新しい環境に適応できなかったりして、『ひきこもり群』がじわじわ増える」と警鐘を鳴らす。
 内閣府は調査にあわせ、自治体や学校への支援の手引書をまとめた。家庭、学校、地域社会が、人ごとでないとの意識で連携する必要がありそうだ。(政治部 青木佐知子)
続きは・・・http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28388
2010年7月24日付(読売新聞)

高齢者医療制度の中間報告案要旨 

 厚生労働省の有識者会議が23日まとめた新たな高齢者医療制度の中間報告案の要旨は次の通り。
 【新制度の基本骨格】
 ▽制度の基本的枠組み
 広域連合を保険者とする後期高齢者医療制度を廃止し、地域保険は国民健康保険(国保)に一本化。加入する制度を年齢で区分せず、高齢のサラリーマンや被扶養者(扶養家族)は被用者保険に、それ以外の人は国保に加入。年齢によって保険証が変わることはなくなる。
 (1)世帯主以外の高齢者は保険料の納付義務がなくなる(2)保険料負担が増えた人は世帯全体で軽減判定が行われ、負担増が解消される(3)高額療養費の自己負担限度額が軽減される―などのメリットが生じる。
 働いている高齢者は保険料を事業主と分担することになり、扶養家族の保険料負担はなくなる。
 ▽国保の運営のあり方
 少なくとも75歳以上の高齢者医療は都道府県単位の財政運営とするが、退職年齢などを考慮して65歳以上とする場合も考えられる。将来的には全年齢対象に都道府県単位化を図る。
 新制度では、「都道府県単位の運営主体」は標準保険料率の算出、会計の処理などを、市町村は保険料の賦課・徴収、保健事業などを行う。国保を地域の総合力で共同運営する。運営主体は都道府県とする意見が多数だが、引き続き検討する。
 ▽費用負担
 1人当たり医療費の高い高齢者の加入者数が国保と被用者保険で大きく偏りが出るので、引き続き国民全体で分担する仕組みを設けることが不可欠。高齢者の保険料負担、患者負担、各保険者の負担が増大しないようにする。
 国保加入の75歳以上の保険料水準は引き続き医療給付費の1割相当に。高齢者の保険料の伸びが現役世代を上回る構造のため、基金を活用して現役世代と同じ水準に抑制する。
 ▽医療サービス
 2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定に向けて別の場で議論するが、次の視点で取り組む。(1)各地域で医療・介護が切れ目なく受けられる体制を構築(2)かかりつけ医などの普及(3)多様なケアの提供体制の充実と人材育成―。
 【今後の進め方】
 年末までに新制度の具体的内容をまとめる。新制度は13年4月に施行予定。後期医療導入時の反省に立ち、着実に諸準備を進める。
(共同)
2010年7月23日付(東京新聞)
続きは・・・http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010072301000983.html

2010年7月20日火曜日

金賢姫元死刑囚:初来日 拉致被害者家族と面会へ

 北朝鮮の元工作員で、大韓航空機爆破事件(87年)の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚(48)が20日未明、日本政府のチャーター機で韓国から来日した。事件以降、金元死刑囚が韓国から出国するのは初めて。23日まで滞在し、77年に新潟市内で拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の両親ら拉致被害者家族と面会する。金元死刑囚は昨年になって初めて「めぐみさんと会ったことがある」と証言しており、めぐみさんの消息についてどのような証言がもたらされるかが注目される。
 金元死刑囚の乗ったチャーター機は20日午前4時前に羽田空港に到着。政府が用意した車で、10台近くの警備車両に挟まれ、午前7時20分ごろ、長野県軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘に到着した。金元死刑囚の来日は初めてで、滞在中に東京都内も訪れる予定。警備上の理由から、日本滞在中の日程は非公表となっている。
 出入国管理法では1年以上の懲役や禁固の刑が確定した外国人は入国できない。だが今回は「拉致問題解決のため」(政府関係者)特別に許可された。
 関係者によると、金元死刑囚が工作員としての訓練中に日本語を教わっていた拉致被害者の田口八重子さん(行方不明時22歳)の長男、飯塚耕一郎さん(33)、田口さんの兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(72)と、20日にも別荘で面会する。昨年3月の韓国・釜山市での面会以来の再会となる。
 21日には、横田めぐみさんの父滋さん(77)、母早紀江さん(74)と面会する予定。金元死刑囚の証言によると、めぐみさんは80年代前半、「金淑姫(キム・スクヒ)」と呼ばれる同僚工作員に日本語を教えていたという。金元死刑囚がめぐみさんと会ったのは、この時期の可能性があり、新たな証言が期待される。訪日中、中井洽・拉致問題担当相とも面会する見通し。
 家族会の増元照明事務局長(54)は「来日は家族会として昨年来望んできたことで、実現できて何よりだ。金さんには確かめたいことがたくさんある。ぜひ拉致に関する新たな情報やこれまでの北朝鮮の説明を覆すような情報を期待したい」と歓迎している。【合田月美】
2010年7月20日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100720k0000e040005000c.html

ところで金元死刑囚の事件とは、大韓航空機爆破事件のことです。
大韓航空機爆破事件とは・・・87年11月29日、バクダッド発ソウル行きのKAL858便が爆破され、乗員・乗客115人全員が死亡した。バーレーンで不審な男女が取り押さえられ、男はその場で服毒自殺。女は金賢姫元死刑囚で、身柄を韓国に移され、「私は北朝鮮の工作員。上からの指示で大韓航空機に爆弾を仕掛けた」と供述。ソウル五輪妨害を狙った北朝鮮によるテロと判明した。金元死刑囚は90年に韓国の大法院(最高裁)で死刑が確定したが、特別赦免された。

水俣病:認定請求訴訟で原告勝訴 国と熊本県が控訴方針

 水俣病の認定申請を棄却された熊本県水俣市出身の女性(84)=大阪府豊中市=を、水俣病患者として認定するよう命じた16日の大阪地裁の判決について、国と熊本県は20日、大阪高裁に控訴する方針を明らかにした。水俣病問題を担当する環境省は「過去の最高裁判決などと判例が異なり、上級審の判断を仰ぐ必要がある」と控訴理由を説明した。
 国の公害健康被害補償法に基づく水俣病認定基準は77年に厳格化。手足の感覚障害に加え、運動失調や視野狭さくなど複数の症状が認められた場合のみ認定するとした。
 しかし16日の判決は「国の認定基準でしか患者と認めないのは医学的根拠がない」として国の現行基準を明確に否定。その上で、複数の症状がなくても「(原因物質の)メチル水銀の暴露状況などを総合的に考慮することで、患者と認める余地がある」と、生活歴なども含めて患者認定すべきだとした。
 20日、会見した環境省の南川秀樹官房長は「現在の認定基準は、長年の研究成果や中央公害対策審議会の答申などを経ており、医学的に正当だ」と強調。16日の判決から短期間で控訴の判断をしたことについて「いろんなケースを考えて準備をしていた。現在、水俣病被害者の救済策の対応を進めており、地元に動揺を引き起こしてはいけないという観点から検討を急いだ。今回の控訴にかかわりなく、救済措置は着実に進める」と述べた。【江口一】
2010年7月20日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100720k0000e040028000c.html

金元工作員が来日=横田さん両親らと面会へ-拉致新情報に期待

 大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元北朝鮮工作員が20日未明、羽田着のチャーター機で初来日した。23日まで長野県内や東京都内のホテルなどに滞在し、拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=の両親や中井洽拉致問題担当相らと面会するほか、田口八重子さん=同(22)=の家族と再会する。 金元工作員は1987年11月の爆破事件以降は韓国で生活。めぐみさんら拉致被害者について直接知っていることはそれ以前に限られるが、新しい情報などを期待し、日本政府が招いた。 金元工作員を乗せた小型ジェット機は20日午前3時56分に羽田空港に着陸。金元工作員は機内で入国手続きなどを済ませた後、横付けされた車に乗り込み、この日の滞在先の長野県に向かった。 めぐみさんは77年11月、田口さんは78年6月に拉致された。帰国した拉致被害者らによると、田口さんは金元工作員に、めぐみさんは同僚の女性工作員に、それぞれ日本語などを教えていた。 金元工作員は昨年3月、韓国・釜山市で田口さんの兄飯塚繁雄さん(72)と長男飯塚耕一郎さん(33)と初めて面会。めぐみさんについて「女性工作員と一緒に撮った写真を見た」「韓国の人と結婚して娘を産み、精神的な病気で入院したが、それほど深刻ではなかったと87年に聞いた」などと記者会見で明かした。 この時は間接情報にとどめていたが、昨年5月、訪韓した日本政府関係者に「めぐみさんと(北朝鮮で)会ったことがある」と証言。「会った時に(妊娠で)おなかが大きかった」「写真よりも顔がやせていた」などと具体的な様子を話していることも判明した。
2010年7月20日付(時事ドットコム)
続きは・・・http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010072000039&j1

2010年7月17日土曜日

九州南部・東北除く全国で梅雨明け

 気象庁は17日、九州北部から四国、中国、近畿、東海、関東甲信、北陸で梅雨明けしたとみられると発表した。九州南部と東北北部、南部は梅雨は明けていない。
 平年に比べると、四国は同じ。九州北部は1日、近畿は2日、中国、東海、関東甲信は3日、北陸は5日早い。
 気象庁によると、梅雨前線は東北沖まで北上しているが、九州南部では17日午前、局地的に強い雨が降っているため、梅雨明けを見送った。
2010年7月17日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY201007170115.html

2010年7月15日木曜日

社民統一会派、衆院拒否…参院は前向き検討

社民党は15日午前の常任幹事会で、与党の国民新党から呼びかけられた衆参両院での統一会派結成の是非を協議、衆院では連立与党の政権運営に協力する度合いが強まるとして拒否する一方、参院では前向きに検討することを決めた。
 重野幹事長は常任幹事会終了後の記者会見で、衆院で見送る理由として「(沖縄県の)米軍普天間飛行場移設先の問題が解決していない」と述べ、政府・民主党が同県名護市辺野古に代替施設を造る方針を撤回しない限り、困難との立場を強調した。参院で検討を続ける理由は、参院での社民党の議席が少なく、統一会派を組まないと国会活動に支障が出るためだと説明した。
 また、労働者派遣法改正案と郵政改革法案は与党と協力して成立させる考えを示し、参院で否決された場合、民主、国民新、社民の3党により、衆院の3分の2の多数で再可決することに含みを残した。
2010年7月15日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100715-OYT1T00560.htm

太田中出身の田中、「司」改め「徳島」/大相撲

 香川県出身力士のうち、幕下の亀井(北の湖部屋=善通寺出身)と琴勇輝(佐渡ケ嶽部屋=小豆島町出身)はいずれも番付を落とした。三段目の川成(尾車部屋=琴平町出身)、序二段の魁ノ隆(友綱部屋=坂出市出身)、琴西川(佐渡ケ嶽部屋=土庄町出身)の3人は上げた。太田中出身の田中(式秀部屋)は出生地の徳島県にちなんでしこ名を「徳島」に改め、序ノ口西29枚目からのスタートとなる。

 この名古屋場所に力士としてデビューした大相撲の序ノ口西29枚目、「徳島」(15)(本名・田中司さん、香川県出身、式秀(しきひで)部屋)の記事を読んだ
 まだ有効な治療法のない目の難病、レーベル病によって徐々に失われた視力は現在、左目0・01、右目0・3、「目が見える限り、土俵に立ちたい」という。歴史学者、津田左右吉(そうきち)の歌を思い出す。〈明日いかにならむは知らず今日の身の今日するわざにわがいのちあり〉。その人には今日の突き一つ、押し一つが“わがいのち”に違いない
 今場所は中止でもいい、と考えたことがある。開催されてよかったと、いまは思う。
2010年7月14日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20100714-OYT1T00121.htm
 
 ところで、レーベル病って何?
調べたらこうかいてあった・・・
 レーベル病は、発症してすぐに治療を始めると 治る確率があがるという。
巨細胞動脈炎ではステロイド剤が絶対適応であるが,ステロイド依存性になることが多く,減量あるいは中止すると再発することが多いので,副作用との関係で治療は困難である。非動脈炎性では効果的な治療法はなく,原因疾患のコントロールが主体となる。一時視神経鞘減荷手術の効果が期待されたが米国の多施設研究で否定的な結果が出た。
参考・・・http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/085_i.htm

序ノ口西の星取表・・・http://sumo.goo.ne.jp/hon_basho/hoshitori/hoshi_542_6_2_1.html

厚労省、負担軽減を来年度にも 高額医療費払い戻し制度

 厚生労働省は14日、医療費の窓口負担が一定額を超えたときに払い戻しを受けられる高額療養費制度について、来年度にも患者の負担軽減などの見直しを実施する方針を決めた。同日開いた社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会で明らかにした。
 同制度では70歳未満の「一般所得者」の負担限度額が月約8万円に設定されているが、「低収入の人まで含まれ、負担が重い」とし、負担軽減を求める要望が患者団体から相次いでいる。
 厚労省は高所得者の負担限度額(現行月約15万円)を引き上げて財源を捻出し、代わりに一般所得者の負担限度額を約8万円と約4万円に分けることなどを検討。11月にも部会の意見を取りまとめる考えだ。
 この日の部会では、負担限度額を月1万円に抑える特例についても、対象となる疾患が人工腎臓を利用する慢性腎不全など三つに限られているため、拡大を求める意見があった。
 このほか出産育児一時金に関し、42万円への暫定的な引き上げと妊婦が立て替え払いをしないで済む制度がいずれも来年3月末で期限切れとなることから、来年4月以降の在り方についても議論する。
2010年7月14日付(47NEWS)
続きは・・・http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071401000890.html

2010年7月14日水曜日

全精社協元副会長に有罪判決=補助金5000万円流用-大阪地裁

社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会」(全精社協、東京)の補助金不正受給事件で、補助金適正化法違反罪に問われた全精社協元副会長上野一郎被告(51)に対し、大阪地裁(岩倉広修裁判長)は14日、「国民の血税を目的外に流用し、動機は身勝手」と述べ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。 判決によると、上野被告は元会長高野修次被告(56)=公判中=らと共謀。2007~08年度、厚生労働省の調査研究費名目の補助金計5110万円を不正受給した。
2010年7月14日付(時事通信)
続きは・・・http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010071400592

全盲女性が点字訴状、被告の名古屋市も点字答弁

 障害者自立支援法に基づく名古屋市の認定を不服として、全盲の女性が同市を相手取り、認定処分の取り消しを求める訴訟を起こし、14日、名古屋地裁で第1回口頭弁論が開かれた。
 女性は「他人の手を借りずに訴訟を行いたい」と、自ら点字で訴状を作成。市側も、女性の障害に配慮した同地裁の意向を受け、点訳付きの答弁書を提出しており、双方が点字で主張を交わす異例の訴訟が始まった。
 女性は同市熱田区の針きゅう師梅尾朱美さん(59)。生後10か月で失明し、2006年、同市から同法に基づく障害程度区分を「4」と認定されたが、09年には最も軽い「1」とされたため、十分な福祉サービスが受けられないとして提訴に踏み切った。
 全日本視覚障害者協議会(東京)によると、点字の訴状が裁判所に提出されたのは初めて。同地裁は3月末の提出時はいったん受け取りを保留したが、4月に受理した。梅尾さんらによると、地裁はその後、梅尾さんから点字を平仮名に変換したデータを取り寄せ、印刷した上で点字訴状とともに市に送達する一方、市側には提出する訴訟資料に点訳を付けられるかどうか打診。市は、答弁書については通常の仮名書きのものに点訳を付けることを決めた。今後、提出する準備書面なども点訳するかどうかは、「裁判所や原告と協議して決めたい」としている。
 14日の口頭弁論では、訴状や「請求の棄却を求める」とした市側の答弁書が陳述されたほか、梅尾さんが意見陳述を行い、「点字の訴状を受理し、障害に配慮してくれた裁判所に感謝したい」などと述べた。
2010年7月14日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100714-OYT1T00472.htm

昨日より滋賀県草津市 警報だー

九州北部や中国・四国で激しい雨、土砂崩れも
 活発な梅雨前線の影響で九州北部や中国、四国地方では13日、朝から局地的に激しい雨が降り、広島県呉市と大竹市では土砂が崩れて家屋各1棟が損壊した。
 また、佐賀県唐津市では同日未明、唐津城南側のがけが幅約7メートル、高さ約2メートルにわたって崩落、土砂が民家1戸の寝室まで流れ込んだ。福岡県太宰府市でも民家の裏山が崩れ車庫の一部が壊れたほか、同県内17市町村で62件のがけ崩れが起きた。
 広島県では午後4時までに広島、竹原、呉、三次の各市の計12棟が床下浸水。福岡県でも行橋市の1軒で床上浸水、田川市など3市町の11軒で床下浸水した。
 山口県防府(ほうふ)市は3554世帯8352人に、下関市は3550世帯8210人に、福岡県行橋市も5世帯12人に避難勧告を出した。広島県呉市でも家屋が損壊した周辺の4世帯10人に避難勧告を出した。安芸高田市では1世帯1人が自主避難した。
 雨の影響で中国自動車道の一部は通行止めになり、東海道新幹線は岐阜羽島―京都間で、山陽新幹線も新岩国―徳山間などで一時運転を見合わせた。
 各地の気象台などによると、徳島県美波(みなみ)町日和佐では同日午後7時20分までの1時間で107・5ミリの猛烈な雨を記録。佐賀県伊万里市でも1時間で最大64ミリを観測し、7月の記録を更新した。同日午後5時20分までの72時間雨量は、長崎県対馬市の厳原(いづはら)地区で464・5ミリ、福岡県行橋市で365・5ミリに達し、いずれも7月の最大値を記録した。
 広島県では大竹市で午前7時までの1時間に44・5ミリを観測。広島市中区でもほぼ同時刻に29・5ミリの時間雨量を記録した。
2010年7月13日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100713-OYT1T00861.htm?from=navlp
気象庁・・・http://www.jma.go.jp/jma/index.html
滋賀県の天気予報・・・http://www.yomiuri.co.jp/weather/japan/pref25/

2010年7月13日火曜日

滋賀県知事に嘉田氏再選

 任期満了に伴う滋賀県知事選は11日投開票され、無所属現職の嘉田由紀子氏(60)=民主党県連、社民党県連支持=が、無所属新人で元衆院議員の上野賢一郎氏(44)、無所属新人で前県労連議長の丸岡英明氏(61)=共産党推薦=を大差で破り、再選を果たした。嘉田氏は全19市町で勝利し、同知事選で最多得票となる40万票台に乗せ、上野氏らを圧倒した。
 参院選との同日選となり、嘉田氏が民主党、上野氏が自民党県議、丸岡氏は共産党の支援をそれぞれ受ける事実上の政党対決の構図となった。投票率は前回知事選より16・62ポイント高い61・56%だった。
 嘉田氏は、新幹線新駅やダムを中止した実績を訴えて幅広く支持を集めたほか、後援組織に商工会などを取り込み、民主党、連合滋賀の支援を得て組織も固めた。同党の参院選候補と連携して保育所拡充など子育て施策や、超高齢社会を見据えた在宅みとり制度などを訴え、無党派層にも広範な支持を広げた。
 上野氏は、嘉田県政への批判票を幅広い層から取り込もうと、政党推薦を受けずに臨んだ。立候補を要請した自民県議や公明党県本部が支援し、嘉田県政に批判的な市長らの応援も得たが、明確な争点をつくり出せず浸透しきれなかった。立候補表明が6月で、出遅れも響いた。
 丸岡氏は、県立高校再編など嘉田県政批判を強める一方、共産党の参院選候補と連動したが伸び悩んだ。
2010年7月13日付(京都新聞)
続きは・・・http://kyoto-np.jp/politics/article/20100712000019

第22回参院選 民主44議席、自民の51議席を下回る敗北 与党過半数割れの事態

 11日に投票が行われた第22回参議院選挙は、即日開票され、民主党が44議席と自民党の51議席を下回る敗北を喫し、参議院で与党が過半数割れする事態となった。参議院選挙の結果、民主党は、改選54議席を大きく下回る44議席しか獲得できなかった。また、国民新党の獲得議席はなく、非改選の議席をあわせて、与党で参議院の過半数に至らず、国会は、衆参で多数派が違う「ねじれ」状態となった。一方、自民党は、改選38議席から大きく伸ばして51議席を獲得し、「改選第1党」となった。また、改選0議席だったみんなの党も、10議席と躍進した。このほか、公明党は9議席、共産党は3議席、社民党は2議席、たちあがれ日本と新党改革はそれぞれ1議席だった。菅首相は、会見で「当初目標としていたところに、かなり届かない結果に終わってしまいました。大変申し訳なく思っております。今回の選挙の結果は真摯(しんし)に受け止めながら、スタートラインに立った、そういう気持ちで、責任ある政権運営を今後とも続けていきたい」と述べた。菅首相は、12日未明の会見で、選挙の敗因について、「わたしが消費税に触れたことが、やや唐突な感じをもって国民に伝わった」としたうえで、首相を続投する意向を示した。
2010年7月13日付(FNN)
続きは・・・http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00180596.html

2010年7月10日土曜日

与党、過半数割れなら…首相責任論に「予防線」

 民主、自民両党の執行部が、参院選で議席が伸び悩んだ場合の責任問題について神経をとがらせている。
 どちらの党も参院選後に党内が混乱する可能性がある。
 民主党の枝野幹事長は9日、高知市内で記者団に、与党が過半数割れした場合の菅首相の責任について、「日本の憲法では、首相を選ぶのは衆院ということになっている。(首相は)衆院で300を超える方に指名をいただいている。その基本は全く変わらない」と述べ、参院選の結果に関係なく、首相は続投すべきだとの考えを示した。
 枝野氏ら執行部には「就任わずか1か月の首相が辞める必要はない」との思いが強い。支持率が低迷した鳩山前政権時代には、参院選の議席は「30台」とも予想されていたため、「40台後半がとれたら御の字」(党幹部)というわけだ。
 首相も周辺に、消費税率引き上げ実現を念頭に「歴史に恥じない総理になりたい」と語るなど、続投への意欲をみなぎらせている。
 ただ、続投へのハードルは低くない。首相は参院選の勝敗ラインを「(改選の)54議席プラスアルファ」とした。仙谷官房長官は9日の記者会見で、「私も変わっていない」と述べ、改めて「54」が勝敗の分かれ目だと強調した。しかし、読売新聞社の終盤情勢調査では、民主党はそれを下回る可能性が高まっている。
 党内では「消費税問題がわが党の候補者にボディーブローのように効いてきている」(高嶋良充参院幹事長)と、首相への不満が強まっている。
 9月の党代表選で首相に対抗する方針の小沢一郎前幹事長のグループでも「与党で過半数を維持できなかったら、当然、代表選で首相を引きずり下ろすことになる」(小沢氏周辺)との声が出ている。
 枝野氏に対しても、「選挙で敗れたら、幹事長が引責辞任するのが常道だ」との指摘が出ており、執行部と党内の「不満分子」との駆け引きが激化しそうだ。
 ◆自民、刷新望む声再燃も◆
 過去の参院選で、党首や党幹部の引責辞任はつきものだった。2004年は、自民党の安倍晋三幹事長(当時)が改選議席割れの責任を取って辞任。同党が惨敗した07年には、中川秀直幹事長(同)が引責辞任し、続投を表明した安倍首相(同)も党内の批判を受け、最終的に辞任に至った。
 その自民党は、谷垣総裁が「与党を過半数割れに追い込めなければ辞任する」との考えを明言しており、参院選で与党が過半数を確保すれば、ただちに総裁辞任を表明する見通しだ。その後、5年連続となる総裁選を早期に実施して後継総裁を選び、幹事長以下の執行部も一新されそうだ。
 一方、与党を過半数割れに追い込んだ場合、谷垣氏は続投する意向だ。総裁任期は12年9月まで2年余を残すため、続投への異論は広がらないとの見方が多い。
 ただ、党内の中堅・若手議員の間には、「谷垣総裁―大島幹事長では、新しい自民党として来年の統一地方選に勝つ戦略は描きにくい」(平井卓也衆院議員)などと、執行部への批判がくすぶる。大島氏や川崎二郎国会対策委員長らの党運営、国会運営への不満は根強く、次期衆院選に向けた世代交代を図るよう、執行部刷新を求める声が再燃する可能性があり、谷垣氏の対応が焦点となりそうだ。
2010年7月10日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100710-OYT1T00265.htm?from=main1

2010年7月8日木曜日

参院選  障害者向け公報資料 普及に課題

PR不足、市町の連携悪く
 目や耳が不自由な人たちに選挙に関する情報が正確に伝わるよう、県選挙管理委員会は音声録音や点字印刷による選挙公報と、手話を盛り込んだ政見放送の映像資料をつくり、市町や障害者団体に配っている。ただ、視覚障害者団体は「PR不足から障害者向け資料の存在が広く知られていないうえ、市町内の連携が悪く、うまく活用されていない」と指摘するなど、普及には課題が残る。(黒岩宏行)
 県選管は、今回の参院選から新たに、視覚障害者が音声図書として利用する「デイジー」と呼ばれる国際規格によるCDを選挙区と比例選用の公報として180枚ずつ作製。視覚障害者から要望が強い音声による公報を充実した。
 音声を吹き込んだテープと点字による選挙公報は、前回の参院選から始めた。今選挙では、テープは3本1セットで、選挙区用は90分1本、比例選用は60分2本の計580セットを用意。点字版は選挙区と比例選で675部を製作した。
 また、耳が不自由な人向けに手話を添えた選挙区の政見放送の映像は、初めてDVDを6枚作製。1998年の参院選から続けるビデオテープは7本作った。
 音声と点字の選挙公報は市町の選管と県視覚障害者協会に配布した。DVDなどに録画した手話映像は県聴覚障害者協会を通じて利用されている。
 県視覚障害者協会は、県内で選挙公報などの文字が読めない目の不自由な人は、身体障害者手帳の交付状況から2500人程度と推計する。市町の中には選管と福祉担当の部署の連携が十分でなく、県選管から送られてきた音声や点字の選挙公報の一部を、県選管から直接受け取っている協会に送るケースもあるという。内田順朗会長(62)は「協会に入っていない視覚障害者も多い。行政が音声や点字の選挙公報普及に力を入れてほしい」と訴える。
 県選管は「市町と連携して障害者向けの制度を紹介し、必要な人にスムーズに届けられるようにしていきたい」と話している。
 なお、三重選挙区の立候補者の陣営はいずれも、党のマニフェストの点字版を選挙事務所などに用意する。目や耳が不自由な人への取り組みとして、みんなの党新人の矢原由佳子陣営は、政策の訴えを5~6分のテープに吹き込んだ。共産党新人の中野武史陣営は「演説会場によっては手話通訳もしている」と説明。民主党現職の芝博一陣営と自民党新人の小野崎耕平陣営は「音声による訴えなどは党のホームページを紹介している」と口をそろえる。
2010年7月8日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100708-OYT8T00420.htm

2010年7月6日火曜日

大相撲:NHK、名古屋場所は中継せず

 大相撲の賭博問題に絡み、名古屋場所(11日初日、愛知県体育館)を中継するかどうかを検討していたNHKの福地茂雄会長は6日、記者会見を開き、中継を中止し、午後6時台からダイジェスト番組を放送すると発表した。NHKが大相撲中継を中止するのは、テレビ中継が始まった1953年5月以来初めて。
 この日午後、日本相撲協会臨時理事会(4日)で理事長代行に就任した村山弘義・元東京高検検事長、外部有識者で作る特別調査委員会座長の伊藤滋・早稲田大特命教授、尾車親方(元大関・琴風)、山科親方(元小結・大錦)の4人が、東京都渋谷区のNHK放送センターを訪れた。NHK側は福地会長、日向英実放送総局長ら4人が迎え、30分間にわたって話し合った。相撲協会側は名古屋場所中継を要請し、理解を求めたという。
 先月14日から5日までに全国のNHKに寄せられた視聴者の声は1万2600件で、中継反対は68%、賛成は13%だった。【長沢晴美、高橋咲子】
2010年7月6日付(毎日新聞)
続きは・・http://mainichi.jp/enta/sports/general/sumo/news/20100706k0000e050080000c.html

2010年7月1日木曜日

橋下・平松「代理戦争」…大阪市議補選2日告示

 大阪市議生野区補選(欠員1)は2日告示され、参院選と同日となる11日の投開票に向け、選挙戦に入る。
 立候補を表明しているのは、民主、共産両党と地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪府知事)の計3新人。維新候補が当選した5月の福島区補選に続き、橋下知事が主張する「大阪都構想」の是非が争点になる見通し。ただ今回は、都構想に反対する平松邦夫市長が民主党候補の支援を明言しており、橋下知事と平松市長の「代理戦争」となりそうだ。
 「大阪維新の会が主張する内容に、私は明確に疑問を感じている」
 平松市長は6月25日の記者会見で、都構想を巡って論争を展開する橋下知事との対決姿勢を鮮明にした。
 平松市長はこれまで、各政党と等距離を維持し、福島区補選でも特定の候補への肩入れはなかったが、今回は自民、公明両党が候補者擁立を見送ったため、民主党支援に踏み切った。同党候補のチラシには、平松市長の写真とともに「一緒にがんばろや~!」とのメッセージも掲載された。
 これに対し、橋下知事も「選挙の争点がはっきりするのは非常にいいことだ」と、受けて立つ構え。告示後は連日生野区に入り、マイクを握る予定という。
 5月の福島区補選は、米軍普天間飛行場の移設問題などを巡って民主党の支持率が低迷していた時期だったが、今回は、菅政権の発足で支持率が回復した中で迎える。橋下知事は6月22日に開いた市民との対話集会でも「国政と地方政治は別。地方議会で民主を選んでも、市役所に蓮舫さんは来ませんよ」と強調するなど同党への「風」を警戒しており、同日選となる参院選の影響も注目される。
 一方、共産陣営は「知事は『ワン大阪(大阪都)』ならぬ『ワンマン大阪』を作ろうとしている。強権的なやり方は地方自治には合わない」と橋下知事への批判を強めている。
2010年7月1日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100701-OYT1T00078.htm

滋賀学園、草津東と初戦 高校野球滋賀大会組み合わせ

 7月13日に開幕する第92回全国高校野球選手権滋賀大会の組み合わせ抽選会が30日、近江八幡市の県立男女共同参画センターで行われ、出場54校の対戦相手が決まった。
 2連覇を目指すノーシードの滋賀学園は1回戦で草津東とぶつかる。春季県大会を制した北大津は2回戦から登場し、八幡工と長浜農の勝者と対戦。同大会準優勝の比叡山は2回戦で、八日市南と彦根工の勝者と顔を合わせる。
 抽選会には過去最多だった昨年と同じ54校の主将らが出席。県高野連の北村雅敏会長が「甲子園への道は、すべての学校に開かれている。フェア精神で力を出し切り、大切な宝物を見つけてほしい」とあいさつした。
 春季県大会ベスト4の北大津、比叡山、近江兄弟社、近江をシード校として4つのゾーンに振り分け、残る50チームの主将が番号札を引いた。選手宣誓は32校の主将が希望し、抽選で引き当てた甲西の堀井秀樹主将に決まった。
 開会式は13日正午から彦根球場で行い、国際情報と守山の開幕戦で熱戦がスタートする。16日からは皇子山球場でも試合が実施され、決勝は28日に彦根球場で行う予定。優勝校は8月7日に甲子園球場で開幕する全国高校野球選手権に出場する。
2010年7月1日付(京都新聞)
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/shigatop/article/20100701000024

菅首相:消費増税 低所得者、全額還付も 年収水準に言及

菅直人首相は30日、山形市内での参院選街頭演説で、消費税率を引き上げた場合の低所得者対策について「年収300万円、400万円以下の人には、かかる税金分だけ全部還付する方式(もある)」との考えを示した。首相は低所得者層ほど負担感が増す逆進性の緩和に向け、税金還付方式の導入を検討する意向を示していたが、具体的な年収水準に言及したのは初めて。主要8カ国首脳会議(G8サミット)などから帰国後、参院選に向けた全国遊説を再スタートし、消費税増税で民意を問う姿勢を鮮明にした。
 「所得の低い人に負担はかけない。税金分だけ全部還付するという方式や食料品などの税率を低い形にする方式で、普通に生活している人に過大にかからないようにする」
 首相は山形市での演説で、消費税増税に伴う低所得者対策について、一定の年収以下の人に増税分を還付する方式や、「複数税率」の導入で食料品などの税率を引き下げる方法があると説明した。ただ、還付対象となる年収水準は「200万~300万円以下」(青森市内の街頭演説)、「300万~350万円以下」(秋田市内の講演)と定まらなかった。
 首相周辺は「今までの議論で年収水準の具体的な話は出ていない。これから詰める話だ」ともらした。
 消費税増税を巡り、首相は21日の記者会見で「早期に超党派で議論を始め、自民党が提案されている(消費税率の)10%を一つの参考にしたい。公約と受け止めていただいて結構だ」と述べた。しかし、26日にはカナダで記者団に「(各党に議論を)呼びかけるところまでが私の提案だ」と、税率への言及を避けたため、後退したとの見方も出ていた。
 サミットから帰国後の30日、秋田市での講演では「消費税10%を含めてやろうと自民党が公約に掲げられたのは本当に勇気がある。参考にさせていただいて、大いに根本的な議論をしようじゃないか」と強調。改めて税率10%への引き上げ案にふれ、選挙後、超党派による税制改革論議を呼び掛けた。
 首相はG8サミットで「経済成長と財政再建の両立」をうたい、持論の「強い財政」は国際公約になった。帰国直後の29日未明、首相公邸で仙谷由人官房長官、安住淳民主党選対委員長と選挙情勢を分析し、後半の選挙戦で消費税議論を打ち出す意向を示した。仙谷氏は30日の記者会見で、「財政を強くし、強い経済を作らなければならないとの思いはサミットで強まり、(消費税議論に)自信を深めた」と、首相の思いを代弁した。【横田愛、青木純】
20010年7月1日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100701k0000m010107000c.html

結束力と強い気持ちの結果

2004年のアテネ五輪。サッカー1次リーグ初戦で日本と対戦したのがパラグアイだった。終始リードを許し3—4で惜敗。日本はリーグ敗退、勢いに乗ったパラグアイは銀メダルを獲得した▼ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本代表にはアテネ代表が名を連ねる。阿部勇樹、大久保嘉人、田中マルクス闘莉王、松井大輔ら6選手。決勝トーナメント1回戦は6年前の雪辱戦でもあった▼パラグアイは今大会好調な南米勢の中でも、試合巧者ぶりが際立つ。日本同様、堅守からの速攻が持ち味で、戦い方は臨機応変。南米予選ではブラジル、アルゼンチンにも勝った強豪だ▼厳しい展開が予想された一戦。残念ながら日本の勝利は成らなかった。持ち味の組織的な守備を生かし、したたかに戦ったものの、パラグアイの粘り強さにやられた。アテネの雪辱も果たせなかった▼ただ、国外開催のW杯でのベスト16進出は日本のサッカー史上初の快挙だ。開幕前は1勝もできないだろうとの声さえあった。結束力と強い気持ちで勝ち取った見事な結果だったと言えよう…2010年6月30日付「河北春秋」)
全文はこちら
続きは・・・http://www.47news.jp/47topics/e/162942.php

力士の賭博体質、背景に相撲界の「現金主義」

「優勝賞金の700万円は先輩力士2人に花札で全部取られた」――。
 ある相撲関係者は10年程前、税金を引かれた残金全額を賭博につぎ込んだという元大関から、こう打ち明けられた。この関係者によると、力士たちの賭博体質は今も変わらず、その背景には、相撲界の「現金主義」があるという。
 賭博を巡っては、10年以上前から、幕内上位の力士たちでも、巡業先などで現金を手に興じる姿がたびたび関係者に目撃されていた。このため、日本相撲協会は2000年5月、「巡業先での花札禁止」を通達したことがある。しかし、別の関係者によると、花札など仲間内での賭博はその後も続いており、この関係者は数年前、三役経験のある関取が「賞金の200万円は3日ですったよ」と悪びれずに話した姿を覚えている。
 日本相撲協会によると、親方や力士に支払われる給与や賞金などは「現金支給」が慣例で、希望しなければ口座振り込みにはならない。振り込みを希望する力士は増えているが、幕内優勝賞金1000万円を現金で受け取った力士もいた。
 また、幕内取組にかけられる懸賞金は現金で渡される。1本6万円で、手数料などが差し引かれ、力士は3万円を受け取る。50本の懸賞がつけば手取りは150万円となり、今年の夏場所では、優勝した白鵬が得た懸賞金の手取り総額は約1000万円に上った。
 序ノ口は1場所約7万円の「本場所手当」しかもらえないが、十両に昇進すると約100万円の月給となる。幕内は約130万円で、大関は230万円以上に跳ね上がる。
 クレジットカードを持たずに100万円前後の現金を財布に入れて持ち歩く親方もいるといい、相撲に詳しい関係者によると、「タニマチ」からのご祝儀などもあり、「多額の現金を手元に置ける環境が、安易に賭博に走ってしまう要因の一つといえる」としている。
2010年7月1日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100701-OYT1T00114.htm?from=main1