2011年4月6日水曜日

県議選初の選挙公報 視覚障害者へ録音テープも

10日投開票の県議選で、県選管は選挙公報を初めて発行し、全候補者の政見や顔写真、経歴などを掲載した。また、視覚障害者向けにも初めて、候補者名と党派、経歴をカセットテープに録音した。県選管は「様々な手段を用いて、有権者に候補者の情報を広く伝えたい」としている。

 公職選挙法では、国政選と知事選で選挙公報の発行を義務付けており、県議選は対象外となっている。県は昨年9月、県議選でも「1票を投じる判断材料にしてもらいたい」として、選挙公報を発行するための条例を制定した。

 県選管はこれを受け、選挙戦となった12選挙区で約48万8000部を発行。知事選用の約56万部とともに自治会などを通じて有権者に配布している。

 一方、視覚障害者について、県選管は当初、点字訳した選挙公報を配ることを検討した。しかし、「告示後の短い時間では、製作にあたる人員を確保できない」と判断、録音作業を県盲人協会(大分市)に委託した。

 同協会によると、県内の視覚障害者は約5300人だが、耳も不自由な人が多いため、テープは約540本を作り配った。

 同協会は「選挙参加に向けて大きな一歩となったが、目と耳が不自由な高齢者への対応など課題も残った」と話している。

2011年4月6日付(読売新聞)

続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20110405-OYT8T01025.htm

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