2011年2月14日月曜日

八百長問題:14人以外にも関与か 特別委調査で浮上

大相撲の八百長問題で、警視庁が押収したメール記録などで名前が挙がった14人以外にも関与した疑いのある力士がいるとみられることが、日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田大特命教授)の調査で浮かんだ。調査委は14日午前、これまでの聴取結果をまとめる会合を始めた。同夜に開かれる協会の臨時理事会に中間報告する。

 今回の問題では、八百長をうかがわせる携帯電話のメール記録に13人の名前が記されており、問題発覚直後、このうち、竹縄親方(元前頭・春日錦)、十両・千代白鵬、三段目・恵那司の3人が八百長への関与を認めた。さらに、この3人の証言などで力士1人の名前が浮上。調査委はこの14人から聴取を重ね、使用していた携帯電話の通話履歴を確認するなどしてきた。

 14人のうち関与を否定している十両・清瀬海については「関与していたと認定せざるをえない」と判断している。

 また、8日から12日にかけ、09年九州場所~11年初場所に十両以上を務めた力士と当時力士だった親方計78人についても、多数の弁護士の協力を受け手分けして聞き取り調査を実施した。

 これらの調査で、14人以外の名前が関与者として挙げられたという。調査委は、証言内容の裏付け作業を進める。

 78人については、2度目の聞き取り調査も検討している。

 14日夜の理事会では、調査委が八百長への関与を認定した4人について、給与支給を保留するかどうかなどが検討される。「処分決定までは通常通り支払う」とする協会の方針を疑問視する声が、一部理事から挙がっている。

2011年2月14日付(毎日新聞)

続きは・・・http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110214k0000e050058000c.html

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