2011年2月26日土曜日

NZ地震、死者145人に 邦人28人の安否、依然不明 警察、生存者発見に厳しい見方

【クライストチャーチ=柳迫勇人】ニュージーランド・クライストチャーチ市で起きた地震で、26日午後(日本時間同)までに地元警察が確認した死者は前日から32人増え、145人となった。新たな生存者はいない。安否不明者は200人以上で、日本人28人の安否も依然判明していない。

ニュージーランド首相、被災者家族へ「情報迅速に」 緊急援助隊員を激励し会見

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 多数の日本人生徒が研修していた語学学校「キングス・エデュケーション」が入居していたビルの倒壊現場では、日本の国際緊急援助隊などが24時間態勢で救出作業を続けている。警察幹部は同日、現地入りした日本人家族55人など各国関係者に捜索の状況を伝えるとともに、身元特定のための資料の提出を求めた。

 同日夕に記者会見した地元警察当局者は同ビルで新たに生存者が見つかる可能性について「望みは極めて薄い」と改めて厳しい見方を示した。

 同日にはニュージーランドのキー首相が日本の援助隊を激励。発生から丸1週間となる3月1日午後0時51分(同午前8時51分)に2分間の黙とうで犠牲者を追悼すると明らかにした。

 クライストチャーチ市では8割の世帯で電気が復旧するなど生活インフラが改善しつつある。ただ、余震が頻発しており、警察当局は市中心街で検査済みの建物964棟の2割以上で「二次災害が起きる危険性が高い」と指摘している。

2011年2月26日付(日本経済新聞)

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http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E0848DE0E4E2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

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