2010年3月14日日曜日

ストーブから洗濯物に引火か 日常的に干す 札幌の高齢者施設火災

 認知症グループホーム「みらい とんでん」(木造2階建て)=札幌市北区屯田4の2=で13日未明、高齢入居者7人が死亡した火災で、火元とみられる1階居間にあった灯油ストーブ付近に日常的に洗濯物が干されていたことが、道警などへの取材で分かった。この施設では夜間も居間でストーブをつけていたことも判明。道警はストーブの火が洗濯物に燃え移った可能性があるとみて捜査している。
 道警は、当時夜勤でのどにやけどを負った介護福祉士の女性職員(24)の容体の回復を待ち、出火時の状況について話を聴く。また、防火管理が不十分だった可能性があるとみて、近く業務上過失致死容疑で、ホームを運営する札幌市内の福祉施設運営会社「みらい25」(谷口道徳(みちのり)社長)を家宅捜索する方針。
 札幌北署などによると、施設では1階居間西側の壁際に灯油ストーブを設置。ストーブ付近に入居者の下着などを干すことがあり、冬場はストーブを夜間もつけていたという。
 道警と同市消防局が13日に行った実況見分では、居間西側の壁の焼け方が激しく、ストーブがあった居間全体に、衣服やタオルなどが散乱していた。道警は、点火したままのストーブ付近に洗濯物が落ちるなどして引火した可能性があるとみている。
 同ホームは「みらい25」が民家を改修して2005年12月に開設。午後9時~午前6時までは職員1人が就寝せずに夜勤を行い、主に居間にいてストーブの管理をしたり、定期的に1、2階の各部屋の見回りをしていた。
 7人は西池ハルさん(92)、山中徳男さん(89)、安彦清さん(88)、岡山キヌヱさん(85)、家山信子さん(81)、阿部恵美子さん(74)、村上吉宏さん(65)で、道警によると、道内出身者が大半という。
2010年3月13日付(京都新聞)
続きは・・・http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/220523.html

0 件のコメント: