[東京 23日 ロイター]
東京電力<9501.t>は23日会見し、福島第1原子力発電所の3号機について、原子炉に水を注入する給水ポンプが稼働するか確認作業を進めていることを明らかにした。ポンプやバルブが作動することを確認し、早期に注水を開始する予定としている。
東京電力は22日までに、1─6号機すべてで外部電源の受電を確認した。これにより、使用済み核燃料の継続的な冷却作業が急がれるとされる3号機と4号機で、原子炉建屋内の設備を操作する中央制御室を再稼働できる可能性が高まっている。
また東電は1、4号機についても、外部電源を使って原子炉の圧力を測定する計器類などが作動するか、確認作業を進めているという。
一方、1号機では給水ノズルの温度が23日午前6時の段階で400度に上昇し、前日の380度台から緩やかに上昇する傾向にあったが、東電によると、23日午前11時の速報値では360度程度に下がった。23日午前2時半過ぎに、消防ポンプ車からの海水の注水ラインを、緊急炉心冷却装置(ECCS)系から別の系統の給水系に変えたことが功を奏しているとみられる、としている。
放水作業については、23日午前10時ごろからコンクリートポンプ車を使い、4号機の使用済み燃料プールへの放水を開始した。他号機への放水作業は、今後もプールの状況を確認しながら準備が整い次第実施する予定だ。
2011年3月23日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201103230055.html
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