2011年3月9日水曜日

外務大臣に松本副大臣昇格 「遅い決断」に批判も

前原前外務大臣が菅政権を離れてから4日目。ピンチはチャンスとばかりに後任人事で反転攻勢を狙った菅総理大臣でしたが、フタを開けてみれば下馬評通りの松本副大臣の昇格で、菅政権の求心力低下に歯止めはかかっていません。

 民主党幹部によると、菅総理は当初、9月まで外務大臣を務めた岡田幹事長に内々で出戻りを打診し、立て直しを模索しました。ただ、岡田幹事長は幹事長職を続ける意思が固く、打診を固辞した模様です。このため、菅総理は松本副大臣の昇格の検討に入りましたが、外国人の献金問題などの身体検査に時間がかかるなど、3日間の空白を生む結果になりました。この間、セネガルの外務大臣が来日をキャンセルするなど外交に影響が出ました。
 枝野官房長官:「(前原前大臣が辞任して)2日間は後任の手続きが取れないということは、総理の日程上、国会との関係上はっきりしておりましたので、逆に、だとすればその間じっくり考えをということだった」
 党内には、予想通りの人事ならなぜ早く決めなかったのかと菅総理の決断の遅さに早くも批判が上がっています。
2011年3月9日付(tv・asahi

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