2010年1月26日火曜日

「緑化」で共同作業所支援 滋賀県就労センター、仕事発掘

 障害者の自立支援に取り組む滋賀県社会就労事業振興センター(草津市)は、緑化の仕事に取り組む共同作業所を支援する事業を始める。竹繊維マットに、高速道路の路肩などの緑化に用いられるセダムという植物を植える。不況で福祉施設の仕事が減っているため、環境関連で新たな仕事を発掘した。
 セダムは、サボテンに近いベンケイソウ科の多肉植物で、乾燥にも強い。竹繊維マットは、竹林整備などに取り組むNPO法人(特定非営利活動法人)「きょうと京北バイオマス・デザイン」(京都市右京区)が放置竹材を利用して開発し、マットの穴にセダムの苗を植える。
 マットは雑草を防ぐ効果もあるため、屋上緑化や高速道路沿いの植栽にもよく用いられている。マットの活用を通じ、竹林整備に貢献する狙いもある。
 共同作業所は当面、セダムの植栽だけを行うが、今後、苗木栽培にもかかわるようにしたいという。同センターの城貴志コーディネーターは「環境保全と障害者の所得向上につながるようにしたい。趣旨を理解し、多くの企業に協力してほしい。滋賀県の竹でマットを作ることも検討したい」と話す。  第1弾として27日午後1時から、2月に新規オープンする「ローソン野洲菖蒲店」(野洲市菖蒲)でセダムの植栽を行う。市内の5つの共同作業所で働く障害者約15人が、同店の駐車場周辺の約150平方メートルに苗木約3800株を植える。
2010年1月26日付(京都新聞)
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012500024&genre=A2&area=S00

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