2010年4月3日土曜日

第一生命、大手生保としては初めて相互会社から株式会社となり上場

 第一生命は4月1日、大手生保としては初めて、相互会社から株式会社となり、上場した。これまでの相互会社では、契約者が支払う保険料で会社が運営されていて、会社のもうけは、契約者に還元するのを原則としていた。それが市場から広く資金を集められる株式会社に変わると、契約者は株主になることができ、株か現金かを選んで受け取ることができる。また、その後も会社の業績によって株の配当を受け取ることになる。なお、契約の内容に変更はない。第一生命の上場は、時価総額およそ1兆4,000億円、株主数はおよそ150万人と、NTTを抜き、国内最多となる。738万人の保険契約者には、株式かそれに代わる現金が割り当てられる。都内に住む大久保 尚武さん(38)は、およそ3年前、第一生命の終身保険に加入した。大久保さんは、株式1株と現金1万円弱を受け取ることにした。大久保さんは「これが割り当てられた株式で、1।06と書いてあって。正直うれしいです。子どもといろいろスポーツだとか、教育関係でいろいろとお金がかかってくるというような年ごろなので、そちらのほうに使っていこうかなと思ってるところ。子ども手当てみたいな感じかもしれませんね」と語った。今回の上場の経済効果について、マネックス証券の村上尚己チーフエコノミストは「合計1兆円ぐらい、現金で個人の方に給付される可能性があるといわれています。600万人の方に全部で1兆円。経済活動が活発化しますので、GDP(国内総生産)成長率が押し上がる。GDPが5,000億円ということは、0.1%ですね」と語った。大手生保として初めて上場に踏み切った第一生命。消費や市場へのインパクトの大きさも注目される。
2010年4月1日付(フジニュースネットワーク)
続きは・・・http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00174654.html

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