2010年2月25日木曜日

(2)お薦めは納豆ドリア

(2)お薦めは納豆ドリア
 骨を強くするうえではカルシウムをよく取ることが必要だが、それだけでは足りない。
 例えば、カルシウムが腸管から吸収される際には、ビタミンDが重要な役割を果たす。サンマやサバなどの魚類、シイタケなどのキノコ類に含まれている。
 ビタミンK2という栄養素も見逃せない。カルシウムが骨に沈着するのに必要なたんぱく質・オステオカルシンを作るのに不可欠だからだ。
 倉敷芸術科学大学(岡山県倉敷市)教授、須見洋行さん(食品機能学)は「ビタミンK2を多く含み、骨粗しょう症の予防で注目されているのが、納豆です」と話す。納豆には100グラム当たり約600マイクロ・グラム含まれ、圧倒的に多い。骨粗しょう症が多いスウェーデンなどの北欧でも、納豆への関心が高まっているという。
 ほかにも効用がある。原料の大豆に含まれるイソフラボンには、骨が新陳代謝をする際に過度に壊されるのを防ぐ女性ホルモン・エストロゲンと同じような働きがあるのだ。「納豆のイソフラボンは大豆そのものよりも吸収しやすくより効果的」と須見さん。
 どんなメニューがいいだろうか。同大学講師で管理栄養士の矢田貝智恵子さんが薦めるのが、「納豆ドリア」=レシピ参照=だ。納豆のビタミンK2のほか、チーズやヨーグルトにはカルシウムが、マグロにはビタミンDが含まれている。「チーズ入りのため、納豆が嫌いな人や子どもでも食べやすいのでは」と言う。
 納豆ドリア(1人分)
 【材料】 マッシュルーム20g、バター小さじ2分の1杯、塩・コショウ少々、ご飯90g、納豆1パック、納豆のタレ1袋、ツナ(マグロの油漬け)缶詰40g、マヨネーズ大さじ1杯半、無糖ヨーグルト大さじ1杯、スライスチーズ(とろけるタイプ)1枚、パセリ1枝
 【作り方】《1》トースターを温めておく(オーブンならば210度)《2》マッシュルームを薄切りにし、バターで軽くいため、塩・コショウする《3》納豆に、油を切ったツナとタレ、マヨネーズ、ヨーグルトを混ぜる《4》耐熱容器にご飯を入れ、〈2〉と〈3〉をかけ、スライスチーズをのせてトースターで3~5分間、上面がキツネ色になるまで焼く《5》〈4〉を取り出し、パセリを飾る。
2010年2月24日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=21202

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