2010年8月15日日曜日

『美丘』のドラマ

人と人を結びつける恋の力が、ひどく衰弱した淋しい時代です。『美丘』のドラマ化によって、ひとりでも多くの人が、心の温度をもうすこしあげて、もう一度恋をしてみようと決心してくれたら、作者としてこれほどうれしいことはありません。吉高由里子さんを始め、キャストとスタッフのみなさん、原作を気にせずに、フルスイングでがんばってください。

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美丘(吉高由里子)太一(林遣都)と暮らしはじめて一ヶ月が経った。太一はバイトに励み、美丘は料理などの家事をこなし、二人はまるで新婚生活のような楽しく充実したときを過ごしていた。いっぽうで美丘の病気は刻一刻と進行していた。その日の予定を忘れたり、昨日と同じ食材を買ってきてしまう美丘を、太一は支え続けていた。太一は二人で暮らす日々が一日でも長く続くように願っていたが、主治医・高梨(谷原章介)は手足の麻痺などの運動機能障害があらわれるのも時間の問題と考えていた。美丘と太一は夏の思い出にロックフェスティバルに行く予定を立てる。出発当日、遠出することを心配して電話をかけてきた佳織(真矢みき)に、明るく「思いっきり楽しんでくるね!」と答える美丘。しかし、バスに向かう途中、落としたバッグを持ちあげようとした美丘は、今までとは違う大きな異変を体に感じる。左手が突然痙攣し始め、あわてて右手でおさえようとしても止まらない。さらに、足を前に出そうとするが出ず、そのままガクガクと崩れ落ちるように倒れてしまう。美丘の異変に気づき、慌てて駆け寄り抱きしめる太一。そんな太一に、美丘は悲しい目をして告げる。「太一くん…はじまっちゃったよ…」――
予告・・・http://www.dai2ntv.jp/player/index.html?item_id=NtvI10006365


美丘の病気は、クロイツフェルト・ヤコブ病である。


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