2009年11月14日土曜日

小児への新型ワクチン接種前倒し、21都府県で

 新型インフルエンザ用ワクチンについて、21都府県が、健康な1歳~就学前の子供や小学1~3年の子供に対する接種の開始を当初予定より前倒しする予定であることが13日、読売新聞の調査で分かった。
 ほかに15道県も前倒しを検討中。一方、11県は前倒ししないか「未定」で、感染が広がる子供への開始時期にばらつきが出ている。
 ワクチンはこれまで3回に分け全国に出荷された。10月下旬の第1回出荷分は医療従事者用。11月上旬の第2回分は接種回数が2回から1回となり、当初の医療従事者用から妊婦や重い基礎疾患患者用に変更された。第3回分は来週から使用されるが、厚生労働省はこれを、妊婦らのほかに1歳~小学3年に接種する検討を要請していた。
 厚労省の要請前にいち早く前倒しを決めた東京都は、1歳~就学前の子供への接種を16日から始める。都は独自の算定などにより第2回分を妊婦らに充てており、第4回分を充てる予定だった子供への接種の前倒しが可能になった。担当者は「第3回分の約30万人分(大人で換算)のうち、半分近くは子供にも回る」と見込む。
 一方、ワクチン不足を理由に前倒ししない自治体もある。福岡県では当初の予定通り12月中に子供への接種を開始する方針。第2回出荷分を重い基礎疾患患者に回し、第3回出荷分を妊婦らに回すがそれでも健康な子供用は確保できず、担当者は「前倒しを宣言しても、ワクチンが足りなければ意味がない。医療現場に混乱を招くだけ」と困惑している。
2009年11月14日付(読売新聞)
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