2009年11月19日木曜日

知的障害の34歳就労体験 県立大三原キャンパス学生食堂 三原教授ら企画 皿洗い、掃除に汗(広島)

 三原市学園町、県立広島大三原キャンパスの学生食堂で17日、知的障害を持つ山根一郎さん(34)(三原市本郷町)が、皿洗いや掃除などに取り組んだ。知的障害者の自立支援に向けた就労体験で、同大人間福祉学科の三原博光教授(54)と市などが初めて企画した。19日まで続く。
 軽度の知的障害がある山根さんは、市内のNPO法人「ひまわりの家宮沖」で、普段はパンなどを作る軽作業に取り組んでいるが、一般客の前で働くのは初めて。この日は、エプロン姿で学生食堂内の掃除を行い、学生らの利用が最も多い正午頃には調理場で、みそ汁をよそったり、皿を出したりした。その後も真剣な表情で皿洗いをこなした。
 約3時間の就労体験後、山根さんは「しっかり教えられたことを守って、仕事をこなしていきたい」と話した。三原教授は「障害者本人への支援だけでなく、職場や客が知的障害に対して十分な認識を持てるようにすることも重要。実践を通じて大きな1歩を踏み出せた」と喜んでいた。
2009年11月18日付 (読売新聞)
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