2009年12月31日木曜日

EXILEレコ大V2!14人の進化証明

 第51回日本レコード大賞(日本作曲家協会主催)が30日、東京・新国立劇場で発表され、14人組ダンス&ボーカルユニットEXILEの「Someday」が大賞に輝いた。EXILEは今年、メンバーを7人から14人に増やし、夏の全国ツアーでは50万人を動員。アルバム「愛すべき未来へ」はミリオンヒットと、昨年に続き歌謡界の頂点に立った。リーダーHIRO(40)は「一生忘れられない年」と振り返った。最優秀新人賞は韓国の人気グループBIG BANGに決まった。
 大賞受賞者だけが許される2度目の歌唱で、ボーカルATSUSHI(29)はあふれる涙をこらえることができなかった。受賞曲は自身が作詞した「Someday」。新生EXILE第1弾シングルで「いくつかの夢をかなえていく中で『これから突き進んでいくぞ』という気持ちを込めて書いた」という、次のステップへの決意表明を込めた曲だった。
 感極まって歌えなくなったATSUSHIに、相棒のボーカルTAKAHIRO(25)がほほえみかけてフォローを入れた。歌い終えたATSUSHIは「すみません…。この1年は14人になって挑戦の年で。いろいろありましたが、こうしていい1年を締めくくることができて感動してしまいました」と率直な思いを口にした。
 今年3月、EXILEはメンバーが7人から14人へと倍増した。変化に戸惑うファンからは「ショック」の声も数多く寄せられた。しかし、ATSUSHIは「今、すぐに結論を出すことはしないでほしい。パフォーマンスを見て判断してほしい」と呼びかけ、TAKAHIRO(25)も「絶対に『正解だった』と言える日が来ると思う。『Someday』という曲で新生EXILEを宣言してスタートできるのは(決意の)証明にもなる」と心境を明かしていた。
 賛否両論が起こったが、夏のツアーではグループ最多の50万人を動員。新アルバム「愛すべき未来へ」も前作を超えるスピードでミリオン突破。審査では、14人に増えパフォーマンスの迫力が増し、老若男女問わないファン層を持つことが評価された。また、今年11月に天皇陛下御即位20周年奉祝式典の大舞台でパフォーマンスを行い、国民的アーティストになったことも、審査員の圧倒的な支持につながった。文句なしの受賞は、新生EXILEが進化した証しだった。
 大みそかの「紅白歌合戦」では、ダンススクールEXPGの120人のキッズたちとパフォーマンスする。HIROは、ダンスの夢を持ち技術を磨く子供たちの姿に目を細め、夢を分かち合える大舞台に立てることを喜んでいる。進化元年に、大きなタイトルを獲得したグループは、ダンス少年の夢、そして少年たちと夢を分かち合うためにさらなる飛躍を誓った。
2009年12月31日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200912310011.html

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