2010年10月14日木曜日

作業員33人、全員無事帰還=救出作業完了-7人集中治療、1人肺炎・チリ鉱山事故

【サンホセ鉱山(チリ)時事】チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山に作業員が閉じ込められた落盤事故で、12日夜に開始された救出作業は13日午後9時55分(日本時間14日午前9時55分)、33人全員を無事引き上げて完了、空前の救出作戦は事故発生から69日ぶりに大成功のうちに終わった。 マニャリク保健相によれば、14日午前4時(同午後4時)ごろには全員が病院に移る予定で、異常が見られない作業員は同午後(同15日午前)にも退院できる可能性がある。 一方、同保健相は、救出後に病院に搬送された17人のうち、7人が集中治療室で治療を受け、うち1人は急性肺炎であることを明らかにした。2人も全身麻酔手術が必要なほどの歯の感染症を患っているという。 特殊カプセル「フェニックス(不死鳥)」を使って深さ622メートルの坑道から作業員を引き上げる救助作戦は12日深夜にスタート。13日夜にかけて作業員が相次いで地上に帰還した。チリ当局は救出に当たり、長期間の地下生活を送っていた作業員に太陽光から目を保護するサングラスを着用させるなど、配慮を重ねた。救出された作業員は肺、心臓、皮膚、心理的影響に関する精密検査を受けている。 当初36~48時間を要するとみられていた救出作業は慣れるにつれて加速。トラブルもなく開始から22時間36分で作業員全員が救出された。
2010年10月14日付(時事ドットコム)
続きは・・・http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2010101400174&j1

0 件のコメント: