2010年6月17日木曜日

稲穂・四つ葉クローバー… 不評もみじマークに代案四つ

 70歳以上のドライバーが表示する高齢運転者標識について、警察庁は17日、批判がある従来の「もみじマーク」に代わる新しいデザイン4案を発表した。もみじマークを維持する案も含め、どのマークがよいかについての意見を募り、秋までに変更するかどうかを決める予定だ。
 警察庁は昨年11月~今年1月、もみじマークの代替案を公募。1万4573点のデザイン案が寄せられ、警察庁が委嘱したアートディレクターら専門家5人による「検討委員会」が4案に絞り込んだ。それぞれ、四つ葉のクローバーとシニアのS▽さまざまな人生を表現する色とりどりの線▽稲穂の実りとハートを支える手▽「鳥」「ハート」「手」の組み合わせ、などを図案化したという。
 もみじマークは「熟練した高齢運転者」を表現し、周囲の車が配慮できるようにと1997年に登場。当初は努力義務だったが、75歳以上に罰則つきで表示を義務づける改正道路交通法が2008年6月に施行された。しかし、このころから「枯れ葉をイメージさせる」などと批判が強まり、昨年4月の同法改正で再び努力義務に戻った。
 警察庁のアンケートによると、60歳以下は「気に入らない」とする意見が過半数だが、70歳以上の層には現行のマークを支持する意見の方が多いという。
 警察庁は、代替4案と現行のマークのどれがよいかについての意見を、18日から警察庁ホームページなどで一般ドライバーや専門家から募る。検討委員会や国家公安委員会で総合的に検討して決める方針。(五十嵐透)
2010年6月17日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201006170270.html

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