2010年6月10日木曜日

投票日いつ? 選管やきもき 祇園祭重なり観光影響

 参院選の選挙日程が確定しないことで、京都府内自治体の選挙管理委員会がやきもきしている。これまでは約1カ月後の「7月11日投開票」を想定して投開票所の準備や立会人の確保などを進めてきたが、「7月25日投開票」に延期されれば再度調整が迫られる。選管職員は「どの日程になってもいいから早く決めてほしい」と、菅直人首相の判断を注視している。
 亀岡市選管は投票所となる体育館や公民館は7月25日も押さえているが、地元自治会からは「夏祭り会場に使いたいのに日程が入れられない」などの注文が多く寄せられているという。同選管は「延期されれば立会人なども再度地元にお願いしないといけない」と頭を抱える。
 宇治市選管も25日に延びると投票所に予定する小学校体育館の一つが耐震工事に入ってしまうため、新たな会場の確保が迫られるという。
 京都市選管が懸念するのは、祇園祭との関係だ。延期されると、ハイライトの宵山(7月16日)や山鉾巡行(同17日)が選挙期間に重なる。この日の定例会見で門川大作市長は観光への影響も念頭に、「祇園祭の真っ最中が選挙というのはどうか」と漏らした。
 府選管もチラシや大型懸垂幕など啓発グッズを作れないでいる。当初はウエットティッシュを予定していたが、注文から納品まで3週間かかるため急きょ取りやめ、2週間で出来上がる普通のティッシュに変更した。府選管の西村紀寛事務局長は「ニュースを見ても昨日と今朝では違う。一体いつ日程が決まるのか」と気をもむ。
 一方で、選挙準備は着実に進める必要があるため、府選管はこの日、参院選の候補者が使用する「七つ道具」の点検を府庁で実施。12人の選管職員が街頭演説用標旗や拡声器表示板などを一つひとつ手に取り、規格や誤字の有無を調べていた。
2010年6月10日付(読売新聞)
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