インプラント(人工歯根)などの治療で切って捨てられる歯肉を使い、様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を作ることに、大阪大歯学研究科の江草宏助教らが成功した。
患者への負担が小さく、歯周病などで失われたあごの骨や歯の再生につなげたいとしている。米科学誌プロスワン電子版に15日、掲載された。
研究チームは、治療を受けた患者1人の歯茎から歯肉の線維芽細胞を分離。iPS細胞を開発した京都大の山中伸弥教授が用いた4種類の遺伝子を導入すると、20~26日後にiPS細胞ができていることを確認した。マウスの実験では、皮膚細胞から作ったiPS細胞より、歯肉から作った方が成功率が7倍高かった。
2010年9月16日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100915-OYT1T01010.htm?from=area7
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