2010年11月7日日曜日

中国が不快感 『漁船進行の妨害が原因』

 【北京=安藤淳】中国漁船衝突事件を撮影したとみられる映像がネット上に流出したことについて、中国の崔天凱外務次官は五日、「日本側に誠意があるなら(日中関係を)妨害する事態が起きないよう努力すべきだ」と不快感を示すとともに、日本側の対応を注視する姿勢を示した。香港・鳳凰(ほうおう)テレビのウェブサイトが伝えた。中国外務省は同日夜「漁船の進行を妨害し追跡、遮り、取り囲んだことが衝突を引き起こした。それ自体が違法であり、真相を変えることも、日本側の行為の違法性を覆い隠すこともできない」との談話を発表した。

 反日デモの高まりを警戒する中国当局は、衝突の映像が流出し中国国内でも出回る事態になったことを受け、横浜で十三日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への胡錦濤国家主席の出席や、日中首脳会談の実現をめぐり態度を硬化させることも予想される。

 一方で、崔次官は「中日の間で直面した困難を克服する必要がある」とした上、「戦略的互恵関係の推進を継続する必要がある」とも述べ、反日世論とのバランスを考慮しながら関係改善を模索していくとみられる。

2010年11月7日付(r東京新聞)

続きは・・・http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010110602000028.html

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