2010年11月18日木曜日

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術について

通常は、腹部大動脈瘤は直径4~5cm以上になると破裂の危険性が高くなるため外科的治療(手術)が行われます。手術方法は従来の開腹による人工血管置換術と腹部を切開せずにカテーテルを使用するステントグラフト内挿術に大別されます。

ステントグラフト内挿術は比較的新しい治療法です。よってこの治療を安全に実施するため技術、経験などの面から10学会から構成されるステントグラフト実施基準管理委員会により施設や術者が認定されています。当院は平成21年2月10日に佐世保市では初めて腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術実施可能施設に承認され、この腹部大動脈瘤に対する新しい治療法であるステントグラフト治療を本格的に開始いたしました(図-2)。
これにより治療の選択肢が増え、より安全で低侵襲な医療を提供できると考えております。

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