2010年11月7日日曜日

日本、連勝し決勝へ 世界身体障害者野球 

 第2回世界身体障害者野球日本大会(神戸新聞社後援)は6日、神戸市須磨区のスカイマークスタジアムで開幕し、前回王者の日本は1回戦で米国を4‐2、準決勝で台湾を2‐0で下し、決勝進出を決めた。7日、敗者復活戦を勝ち上がったチームと対戦する。

 日本は米国戦、四回に白藤の左前適時打など打者9人の攻撃で一挙4点を奪って逆転。香野‐斉藤の継投で逃げ切った。

 台湾戦は佐々木、黒塚が完封リレー。打線は一回、敵失に乗じて先制し、四回に荻野の右前打を起点に2点目を挙げた。

 決勝は午後1時に試合開始予定。

■新戦力活躍、連覇に王手 日本

 4年間で各国とも力をつけ、前回は全試合コールドゲーム勝ちした日本も厳しい試合を強いられた。それでも、日本は新戦力が存在感を見せ、2大会連続で決勝に駒を進めた。

 米国戦では世界大会初出場の松元が決勝点を呼び込んだ。同点とした直後の四回1死満塁。前の打席は三振だったが、「転がせ」というベンチの指示通りに食らいつき、三塁手の失策を誘って2者を迎え入れた。松元は「最低限の仕事ができてよかった」と声を弾ませた。

 小学生から社会人まで野球を続けたが、10年前に事故で片腕を切断した。前回大会の模様をテレビで見て「衝撃を受け、おれも出たいと思った」と一念発起。晴れ舞台を目指し、汗を流した4年間の成果を見事に発揮してみせた。

(永見将人)

2010年11月7日付(神戸新聞)

続きは・・・http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0003589045.shtml

0 件のコメント: