2010年11月11日木曜日

たばこの箱に死や病気を連想させる写真、米で義務化案

 【ワシントン=勝田敏彦】米厚生省は10日、瀕死(ひんし)の病人や死体などの過激な写真やイラストを、たばこの箱や広告に表示するよう義務づける新しい規制案を発表した。禁煙の呼びかけのためで、特に未成年が喫煙を始めないよう強く訴えるのが狙いだ。

 より明確な警告の表示を義務づける新法に基づき、厚生省が36種類の画像の候補を発表した。病変した肺や、たばこの煙に巻かれそうになっている子どもの写真なども含まれている。

 米国では年間約44万人が喫煙が原因で死亡しているとみられ、未成年の喫煙も問題になっている。厚生省のシベリウス長官は「毎日、4千人の若者がたばこを口にしようとし、千人が毎日吸うようになっている。新政策は子どもや一般大衆を守る重要な一歩だ」との声明を発表した。

 厚生省は一般から意見を募集し来年6月までに画像を9種類に絞り込む。そのうえで再来年10月から規制を実施する。その後、米国内では画像なしでたばこは販売できなくなる。

2010年11月11日付(朝日新聞)

続きは・・・http://www.asahi.com/international/update/1111/TKY201011110252.html

0 件のコメント: