2009年7月2日木曜日

東国原知事:「ぼくが行くと自民負けない」入閣見送り--高千穂でフォーラム /宮崎

 「地方分権改革担当」などのポストも取りざたされた東国原英夫知事の入閣が見送られた。次期衆院選への出馬に意欲を見せていた知事は1日、高千穂町で「いきいき集落」の認定証交付式や県民フォーラムに出席。フォーラムでは「ぼくが(自民党に)行くと負けません」などと自信たっぷりに国政への思いを語っていた。【甲斐喜雄、小原擁】
 町内の公民館長ら約50人が出席したフォーラムは、観光や医師不足問題などをテーマにしたフリートークだった。知事の国政転身についての質問も出た。
 知事は次期衆院選を関ケ原の戦いに例え、「東軍の勝利を決定づけた小早川秀秋が誰かです。勝負所で行動を起こさないと歴史は変わらない」と熱弁をふるった。また、国政に転身した場合の残りの任期については「マニフェストの7割か、7割5分はやり切ったと思っている。後継が決まれば、県政のノウハウを全部教える」と国政への意欲をみなぎらせた。
 さらに「なぜ、負けそうな自民党に行くのか」との質問には、「いい質問ですね」と一拍置いた。そして「ぼくが行くと負けません」と自信たっぷりに語った。
 野党各党の幹部は知事の入閣が見送られたことに対し、「自民党も知事も県民の信頼を得られない」と冷ややかな声が相次いだ。
 社民県連の鳥飼謙二代表は「当然のこと。感想は特にない。人事についてではなく、選挙が近い今は国民、県民に政策を訴えることに専念すべきだ」と述べ、「一人の力では政治は変わらない」と知事の言動を批判した。
 また、共産党県委員会の馬場洋光書記長は「自民党の行き詰まりを象徴している。知事も大臣になれることを期待している部分も見られ、宮崎の県民を裏切る行為だ」と語った。
2009年7月2日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090702ddlk45010632000c.html

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