2008年11月17日月曜日

介護の質向上・医療費無料に・障害者支援を/市民 期待と注文

 那覇市長選に勝利し三期目の信任を得た翁長雄志さんと市政への期待を市民に聞いた。
介護の質の向上を目指している「市民介護相談員なは」代表の仲本しのぶさん(50)は「ボランティアやNPOのネットワーク化が今後必要になる。活動をコーディネートする力を行政に期待したい。介護保険で言えば何かと締め付けが厳しくなっているが国に従うだけでなく、市として対策を打ち出してほしい」と話した。 
 ホームレスや生活困窮者を支援するNPO法人みのりの会の玉木勉理事長も「身寄りのない障害者や高齢者らが安心して生活できる場をつくってほしい。支援制度や事業はあっても条件に合わなかったり、手続きに時間がかかる場合も多く、行政とNPOなどが協力し合って取り組むことが大事だ」と、連携強化に期待する。 
 那覇市おもろまちの高層マンション建設をめぐり、近隣住民でつくる「おもろまち一丁目住環境を考える会」の知念徹治代表は「協働の街づくりを掲げて三選を決めたのだから、未解決の問題に真剣に向き合い、住民の悩みや不安を解決する努力をしほしい」と注文した。 
 建設業で働く与座俊さん(32)は公共工事の激減に不安を感じている「国策として減少の方向なのだが、国に提言できる、アピールする市長になってもらいたい」と話した。 
 二人の子を持つ主婦大城百合香さん(31)は、求職中だが、なかなか仕事が見つからない。「夫は、建設業で不景気で急に休みになったり、給料の遅配もある。生活は、いっぱいいっぱい。せめて医療費を小学校六年生まで無料化してほしい。病院窓口でカードを見せれば、現金負担なしですむような措置をとってほしい」と期待した。
 タクシー運転手の山口貞一さん(53)は「夜間に子どもの急病患者を時々乗せるが、小禄地域だと最寄りの救急病院まで早くても十分はかかる。もっと救急病院の充実を図ってほしい」と話した。
続きは・・・http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-17-E_1-004-2_001.html?PSID=9716cfe07d7ccd6972137d5bfa8757c4
2008年11月17日付(読売新聞)

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