2009年4月12日日曜日

健保組合92%が赤字見通し 総額6千億円マイナス、09年度

 健康保険組合連合会(健保連)は10日、大企業の社員や家族計約3000万人が加入する全国の健康保険組合の2009年度予算を集計し、1485組合のうち92%に当たる1360組合が赤字になるとの見通しを公表した。赤字組合は08年度より26組合増え、全体に占める割合は約3ポイント上昇して過去最悪。
 赤字総額は、過去最大を見込んだ08年度予算から19億円減の6152億円と横ばい。前年度に赤字が大きく膨らむ要因となった高齢者医療向けの拠出金負担は受診の伸びの鈍化などで約700億円減少したものの、不況で加入者の給与や賞与が低下して保険料収入が500億円近く減ったことなどが響いた。
 既に187組合が保険料率(平均7・4%)を引き上げた。健保連は「実体経済の悪化で定期昇給を控えたり残業を減らす企業が増えており、さらに厳しくなるかもしれない」としている。
 今回の見通しは、予算の報告があった88%の組合のデータを全組合に当てはめて算出した。
 健保組合から高齢者医療向けの拠出金は、08年度から高齢者医療制度が変わったことで負担が急増。同年度中には西濃運輸など14組合が、本年度も4月1日付で8組合が解散した。09年度の拠出金総額は前年度並みの約2兆7500億円で、保険料収入の45%の見通し。
2009年4月10日付(共同通信)
続きは・・・http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009041001000785.html

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