2008年6月25日水曜日

介護福祉士の復職支援 来月から研修会

結婚、定年で離職
 高齢者や障害者の介護を行う「介護福祉士」の資格をもつ人で、結婚や育児、定年などを理由に現場を離れた「潜在介護福祉士」の復帰を促そうと、県介護福祉士会は、研修などの支援事業に乗り出す。7月に初の研修会を開く予定で、県内介護福祉施設の人材不足解消を図る。
 社会福祉振興・試験センターによると、今年3月末現在で、全国の介護福祉士の登録者数は65万5796人。県内では1万3729人で、2004年3月末の7994人と比べて1・7倍になっている。しかし、実際に介護現場で働いているのは6~7割といわれ、結婚や定年、激務による疲労などを理由に現場を離れている人が多いとみられる。
 県介護福祉士会の会員数(今年3月末現在)は、県内登録者の2割にあたる2636人。会員数は横ばい状態で、ここ数年の退会者は100人前後で推移している。会員の間からは、介護福祉施設などでの人材不足を訴える声も寄せられており、県介護福祉士会では、潜在介護福祉士の現場復帰を支援することになった。7月16日には、長野市内で現場復帰に向けた研修会を初めて開く。
 県介護福祉士会の地域福祉部会長を務める鈴木よし子さんは「十分活躍できる経験を持った方は多く、現場復帰への意欲を持ってもらえる研修にしたい」と話す。
 県福祉人材研修センターによると、県内の介護・福祉施設の有効求人数は、05年3月末で801人、今年3月末で1286人と、1・5倍になっているが、有効求職者数は05年が388人、今年が381人と、横ばい状態だ。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080624-OYT8T00674.htm
2008年6月25日付 (読売新聞)

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