2010年7月27日火曜日

辻元氏、社民離党を表明

社民党の辻元清美・前国土交通副大臣(50)=衆院大阪10区=は27日午後、大阪市内で記者会見し離党を表明した。同日午前、福島瑞穂党首と都内で会談し、あらためて離党の意向を伝達。福島氏は慰留したが、この後、記者団に「離党の決心は固い」と述べ、翻意は難しいとの認識を示した。
 党政審会長などを務め、将来の党首候補とみられていた辻元氏が離党すれば、社民党に大きな打撃となるのは間違いない。
 福島氏は会談で「無所属では国会で活動しにくいほか、選挙にマイナスだ。一緒に頑張ろう」と呼び掛け、記者団に「党首として一生懸命慰留を続ける」と強調した。
 辻元氏は26日夜の重野安正幹事長との会談後、記者団に「党の在り方に危機感を持っている」と指摘。民主党との連立政権離脱や、先の参院選で党の獲得議席が2議席にとどまったことを受け、福島氏ら執行部の姿勢に不満を募らせていたとみられる。
 地元事務所の関係者によると、辻元氏は20日に今後の活動方針を協議した際、「離党したい」と話したという。理由については「選挙結果だけではない」とも述べたといい、会見ではこうした点についても説明するとみられる。
 事務所関係者は「副大臣を辞めたころから、支援者とも『(離党は)あり得る』と話していた。特に驚いていない」と淡々と話した。
 辻元氏は衆院当選4回。政権交代を受けて国交副大臣に就任したが、社民党の連立離脱で辞任した。〔共同〕
2010年7月27日付(日本経済新聞)
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