2010年7月1日木曜日

橋下・平松「代理戦争」…大阪市議補選2日告示

 大阪市議生野区補選(欠員1)は2日告示され、参院選と同日となる11日の投開票に向け、選挙戦に入る。
 立候補を表明しているのは、民主、共産両党と地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪府知事)の計3新人。維新候補が当選した5月の福島区補選に続き、橋下知事が主張する「大阪都構想」の是非が争点になる見通し。ただ今回は、都構想に反対する平松邦夫市長が民主党候補の支援を明言しており、橋下知事と平松市長の「代理戦争」となりそうだ。
 「大阪維新の会が主張する内容に、私は明確に疑問を感じている」
 平松市長は6月25日の記者会見で、都構想を巡って論争を展開する橋下知事との対決姿勢を鮮明にした。
 平松市長はこれまで、各政党と等距離を維持し、福島区補選でも特定の候補への肩入れはなかったが、今回は自民、公明両党が候補者擁立を見送ったため、民主党支援に踏み切った。同党候補のチラシには、平松市長の写真とともに「一緒にがんばろや~!」とのメッセージも掲載された。
 これに対し、橋下知事も「選挙の争点がはっきりするのは非常にいいことだ」と、受けて立つ構え。告示後は連日生野区に入り、マイクを握る予定という。
 5月の福島区補選は、米軍普天間飛行場の移設問題などを巡って民主党の支持率が低迷していた時期だったが、今回は、菅政権の発足で支持率が回復した中で迎える。橋下知事は6月22日に開いた市民との対話集会でも「国政と地方政治は別。地方議会で民主を選んでも、市役所に蓮舫さんは来ませんよ」と強調するなど同党への「風」を警戒しており、同日選となる参院選の影響も注目される。
 一方、共産陣営は「知事は『ワン大阪(大阪都)』ならぬ『ワンマン大阪』を作ろうとしている。強権的なやり方は地方自治には合わない」と橋下知事への批判を強めている。
2010年7月1日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100701-OYT1T00078.htm

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