2008年5月17日土曜日

補助犬 (下)職場の理解度 受け入れ左右

10月から一般企業も対象
 身体障害者補助犬法が改正され、今年10月からは一般企業でも、職場への補助犬の受け入れが義務化される。現状と課題をまとめた。
職場で訓練
 店頭に並んだ介護ベッドやつえの奥で、車いすの西沢陽一郎さん(31)がパソコンに向かっていた。足元にいるのは、日本介助犬協会が育成した介助犬候補生ミドル(オス・3歳)。西沢さんの指示で落とした物を拾う時などを除けば、ほとんどじっと寝そべって過ごしている。
 勤務する福祉機器レンタル大手ヤマシタコーポレーション(従業員1400人)で営業職だった5年前、事故で脊椎(せきつい)を損傷した。両足が動かなくなったため、事務職に配転。昨年12月、親元を離れて一人暮らしを始めたのを機に、自宅でミドルとの訓練を始めた。今月からは職場での訓練にも励んでいる。
 上司である伊東学・松戸営業所長は、「車いすの社員を受け入れたのは初めてだが、もともと車いす用のトイレを備え、段差などの障壁がほとんどなかったので、特別な準備は必要なかった」と話す。西沢さんは、「ミドルが手足のように思え、世界が広がった。仕事の効率も上がった」と顔を輝かせる。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/saizensen/20080514-OYT8T00422.htm
2008年5月17日付(読売新聞)

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