2008年3月9日日曜日

乳歯の幹細胞から歯を支える骨 名古屋大が犬で成功

 子犬の乳歯からとった「歯髄幹細胞」を使って親犬の歯を支える骨を新たに形成することに、名古屋大の上田実教授(口腔(こうくう)外科学)らのチームが成功した。
 歯槽膿漏(しそうのうろう)や、様々な骨の病気の治療に応用が期待されるという。3月13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。
 乳歯の中にある歯髄幹細胞は、増殖能力や骨・神経などに分化する能力が高いことがマウスの実験でわかっている。
 チームは2組の犬の親子で実験した。子の乳歯の歯髄幹細胞▽親の永久歯の歯髄幹細胞▽親の骨髄の幹細胞――の3種類をそれぞれ培養して増やし、親の歯を抜いた跡に移植したところ、いずれも4週間で歯の根本を支える「歯槽骨」が新たにできた。中でも乳歯の歯髄幹細胞では骨の増殖が著しかった。拒絶反応もなかったという。
続きは・・・http://www.asahi.com/health/news/TKY200803070283.html
2008年3月9日付(朝日新聞)

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