2009年3月1日日曜日

ただ今入院中、中川昭一氏“議員は辞めない”

 イタリア・ローマでの「酩酊(めいてい)会見」の責任を取り辞任した自民党の中川昭一前財務・金融担当相が28日、地元の北海道で行われた後援会総会に出席した。大臣を辞任後、公の場に姿を現したのは初めて。会合終了後、中川氏は記者団に議員辞職について「今そういうことは考えていない」と否定した。  「最も重要な後援会の総会で、しっかり反省して引き続き(衆院議員を)やれということなので、今は(辞職は)考えておりません」と答える中川氏。先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)での「アメリカの対策も一応、せつめ、説明を受けましたし…」「あの~、ふ~」などの“へべれけ”状態とはうってかわり、この日はきっぱりとした口調で議員辞職を否定した。 中川氏はドタバタ辞任直後から都内で入院しており、27日に行われた2009年度予算案の衆院本会議採決は「ドクターストップ」で欠席。辞任後初となる公の場ということもあり、地元の音更町には多くの取材関係者が集まったが、総会はマスコミをシャットアウトして行われた。 出席者らによると中川氏は辞任の経緯を説明し、深々と頭を下げて謝罪したという。党道連内からは「みそぎ」を求める声も上がったが、支援者らが一致団結して支えていくことを誓ったという。終了後に中川氏は支援者1人1人と握手を交わし、感謝の気持ちを表した。 総会後、15分間にわたり記者会見した中川氏は「国民の皆さま、国、内閣、与党はじめ国会の皆さま方に大変ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とあらためて謝罪。“盟友”の醜態が麻生内閣の支持率低迷を招いたことについては「国民、内閣に迷惑をかけた」と繰り返した。入院を理由に国会を欠席中の中川氏だが、しばらくは平身低頭の日々が続きそうだ。
2009年3月1日付(スポーツニッポン)
続きは・・・http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/03/01/01.html

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