2009年3月24日火曜日

有料老人ホームの防火設備を緊急調査

 群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」で10人が死亡した火災を受けて県は、有料老人ホームの防火設備を緊急調査するよう各消防本部に要請した。津市消防本部は23日、対象施設の特別査察を始めた。
 緊急調査の対象は、消防法に基づき、各消防本部に「有料老人ホーム」として建物の使用開始届が提出されている施設。建物の構造や広さ、収容人員の基準に応じて、消火器や火災報知設備、スプリンクラーが設置され、避難経路が確保されているかなどを調査。問題があった場合、各消防本部が管理者に是正を指導するよう求めた。
 県消防・保安室は「マンションなどとして届けられた建物が老人施設として使われているケースもあり、すべての対象施設を把握するのは難しい」と指摘。「可能な限り実態調査を進めて防火を図りたい」としている。
 津市内で、有料老人ホームとして届け出が出されているのは4施設。市消防本部は消防法の改正で4月からスプリンクラーなどの設置義務が強化されるのに合わせ、社会福祉施設全般の防火指導をしてきたが、有料老人ホームを優先して進めることにした。
 津市芸濃町椋本の「昭和ろまん」には消防職員5人が訪れ、各階の防火設備や入所者の喫煙状況を確認。調査した3施設では、重大な不備は見つからなかったという。
続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090324/CK2009032402000001.html
2009年3月24日付(中日新聞)

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