2009年10月7日水曜日

台風18号 8日未明、紀伊半島周辺に上陸か

 非常に強い台風18号は四国の南海上を進み、8日未明に風速25メートル以上の暴風域を伴ったまま紀伊半島周辺に上陸するとみられる。勢力を保ったまま本州上を縦断するとみられ、全国的に大雨や暴風、高潮などによる被害が出る恐れがある。
 伊勢湾では高潮の警報基準を上回る潮位の上昇が見込まれ、気象庁が特に厳重な警戒を呼びかけている。
 気象庁によると、18号は7日午後5時現在、中心気圧945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルで、足摺岬の南を時速40キロで北北東に進んでいる。暴風域は半径220キロ以内で、中心の東側560キロ以内と西側430キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。
 上陸時の勢力は中心気圧が950ヘクトパスカル、最大風速が40メートルと予想され、8日未明に紀伊半島周辺に上陸した後、北東に進み東北地方を横切る列島縦断コースをたどる可能性が高い。
 全国的に広い範囲で1時間に50~70ミリの強い雨が降り、局地的には80ミリを超える猛烈な雨が降る恐れもある。また、沿岸部では最大瞬間風速が50メートルを超えるという。
 8日午後6時までの24時間予想雨量はいずれも多いところで、東海地方500ミリ▽近畿南部450ミリ▽四国太平洋側400ミリ▽四国瀬戸内側、東北地方300ミリ▽中国地方、近畿北中部、関東甲信地方250ミリ▽北陸地方200ミリ――となっている。
 気圧の低下と暴風の影響で、沿岸部では高潮の被害も予想される。東海地方では朝の満潮時刻と台風の通過時刻が重なり、名古屋港では59年の伊勢湾台風の際の最高潮位に匹敵する潮位の上昇が見込まれている。
 近畿や関東、東海地方では8日午前に風雨がピークを迎え、通勤・通学の時間帯に交通機関の乱れが予想される。
2009年10月7日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY200910070335.html

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