2009年10月24日土曜日

ワクチン接種開始から4日間で「新型」重い副作用6件

 厚生労働省は23日、医療関係者に対する新型インフルエンザワクチンの接種開始から4日間で、意識低下や筋肉痛など、重い副作用(副反応)の可能性がある事例が6件報告されたと発表した。
 いずれも数日中に回復し、症状は季節性インフルエンザワクチンと同程度。厚労省は「今のところワクチンに問題があるとは言えない」としている。
数日で回復
 厚労省は19~20日、67病院の医療従事者2万2112人を対象に、ワクチン接種後の健康調査を実施。その他の医療機関から22日までに寄せられた報告も集計した。その結果、副作用の可能性がある例が32件確認され、うち6例が重い症状だった。32件中、16件にアレルギーの持病があった。
 6人の症状は、嘔吐(おうと)、両足の筋肉痛、一時的な意識低下など。ワクチンとの因果関係ははっきりしないが、1例は接種30分後に呼吸困難や血圧低下があり、副作用の可能性が高いという。
 健康調査での重い副作用の発生頻度は0・02%。季節性インフルの場合、昨年度約4740万人中、重い副作用の報告は121人(0・0003%)にとどまるが、厚労省は「打ち始めたばかりで念入りに調査しているため、数字が高めに出ている可能性がある。今の段階で頻度が高いとは言えない」と説明している。
2009年10月24日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20091024-OYT8T00282.htm

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