2009年10月12日月曜日

第42回 薬剤師会学術大会

 第42回日本薬剤師会学術大会は、平成21年10月11・12日に、滋賀の地にてお引き受けすることとなりました。滋賀県は古くより交通の要として栄え、歴史の折々にその舞台となっており、また、私たちが、生業とする〈薬〉を巡る物語や史跡も大変多く存在しています。県の東部に広がる蒲生野では古く万葉の時代に薬草狩りがしばしば行われ、額田王と大海人皇子の相聞歌「茜さす 紫野行 標野行 野守は見ずや 君が袖ふる」は、この時に詠まれたものとして良く知られています。また、県西部には薬師如来様を御本尊とする天台宗総本山延暦寺があり、県南部の甲賀地域には江戸時代の忍者の極意書である「万川集海」が存在し、甲賀忍者たちが薬草を育て、独自の手法で加工し、様々な製剤を生み出していたことが記されています。現在、この地域に製薬会社が点在しているのもその名残です。そして、県北部に聳える県内最高峰の伊吹山では、その豊富な植物群に目をつけた織田信長が、ポルトガルの宣教師に命じて薬草園を開いたとも言われ、今でも薬草の山として人々に親しまれています。このように〈薬〉と縁の深いこの滋賀の地で、全国の薬剤師の皆さま方と相集い、先人たちの知恵を引き継ぐとともに、新たな時代を切り拓く薬剤師像に夢をはせ、語り合えますことを期待し、皆さま方のご参加を心よりお待ち致しております。

「薬剤師新時代の鼓動 ~マザーレイクからの発信~」
 “平成21年”、時まさに医療制度、薬事制度などの改革や6年制薬学教育制度による長期実務実習のスタートを目前に控えています。さらに、医療の担い手としての薬剤師も飛躍・変革することが求められており、その情熱と動き(鼓動)に注目と期待が寄せられています。この[薬剤師新時代の鼓動]を母なる湖・琵琶湖[マザーレイク]の畔から発信しましょう!
続きは・・・http://jpa42.jtbcom.co.jp/aisatu.html

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