2009年10月3日土曜日

スマトラ沖地震は震源深いプレート内地震

 インドネシア・スマトラ島沖で9月30日に起きたマグニチュード(M)7・6の地震は、ユーラシアプレート(岩板)の下に南西方向から沈み込むオーストラリアプレート内で発生した。震源が深かったため津波は起きず、被害は揺れによるものと専門家はみている。
 東京大地震研究所によると、今回はプレート内での地震という点で、29日のサモア南方沖の地震と共通する。サモアでは震源の深さが約18キロで大きな津波が起きたが、スマトラでは約80キロと深く、断層が海底に現れて海水を上下に大きく動かすという津波が発生しやすい状況にならなかったという。距離も離れており、サモアの地震とは無関係という。
 スマトラ島沖では死者・行方不明者22万人以上を出した2004年のM9クラスの地震をはじめ、05年、07年とM8・5クラスの地震が頻発。今回の震源域でも、この規模の地震が起きる可能性が指摘されている。
 同研究所の大木聖子助教(地震学)は「30日の地震がさらに大規模な地震を誘発した恐れはないか、検証が必要だ」と話している。(共同)
2009年10月1日付(日刊スポーツ)
続きは・・・http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20091001-550313.html
(決定的瞬間)津波映像(スマトラ沖地震)
http://vision।ameba.jp/watch.do?movie=112976

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