2009年10月12日月曜日

新型インフル 発熱患者「分ける」85%

妊婦診療の体制整備 急務
 新型インフルエンザの流行が続いている。患者の多くは軽症で治るが、妊婦や、腎臓病や糖尿病などの持病がある人は重症化しやすいとされる。ふだん健康な人が重症化する場合もある。死者も20人(3日午後5時現在)出ている。
 読売新聞は、国や県が指定する感染症指定医療機関と、日本感染症学会の認定研修施設668施設に対し、新型インフルエンザの重症患者の診療体制などについて、8月、アンケートを行った。363施設(回答率54%)から回答があり、一覧表には、最大入院可能患者数が一定以上の施設を掲載した。
 新型インフルエンザについて、〈1〉流行のピーク時に受け入れ可能な最大入院患者数〈2〉人工呼吸器を用いた対応ができる患者数〈3〉腎臓病での人工透析が可能な患者数と、〈4〉周産期(妊娠22週以降の妊婦など)の患者の診療が可能かどうか〈5〉小児の患者の診療が可能かどうかを○×で示した。
 受け入れ可能な入院患者数は平均19人だった。最大は300人で「大流行の場合、市内全体の重症患者を引き受けることになっている」(神奈川・藤沢市民病院)とした。一方、「0人」も8施設あり、「内科医が2年前から不在」「医師数に余裕がなく、日常診療に支障が出る恐れがある」などが理由だった。
 新型インフルエンザは、季節性インフルエンザに比べウイルスによる肺炎が起きやすい。また、入院した子どもの約8割は肺炎などの呼吸器障害が原因との報告もある。人工呼吸器での治療が可能な患者数は、1施設平均で4・6人で、最も多かった施設は30人で、0人も12施設あった。
2009年10月12日付 (読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/20091005-OYT8T00826.htm?from=os2

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