2009年9月8日火曜日

【裁判員裁判】介護経験の有無が判断に影響か 殺人で猶予判決の例も 山口地裁

 山口地裁で8日始まった裁判員裁判は、介護疲れが背景とみられる事件で裁判員が量刑をどのように判断するかが焦点。専門家は「介護経験の有無は、情状の判断に大きく影響する可能性がある。裁判員の構成で量刑が左右されるケースもあり得る」と指摘する。
 介護をめぐる家族への加害事件の裁判では、虐待をせずに長年献身的な介護を続けていたなど被告に有利な事情が認められれば、殺人罪でも執行猶予が付く判決が少なくない。
 日本福祉大の湯原悦子准教授(高齢者福祉論)は「介護のつらさは経験者でないと肌感覚で分からない。裁判員として介護者の視点が入る可能性が出てきた」と評価する一方、「介護経験の少ない男性や若年層だけだと『殺すことはなかった』との判断で一致することもあり得る」と、裁判員の構成次第で量刑が大きくぶれる恐れも指摘する。
2009年9月8日付(産経ニュース)
続きは・・・http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090908/trl0909080912005-n1.htm

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