2009年5月4日月曜日

新型インフルエンザ:基礎知識 まず身近な予防策

 メキシコに端を発した新型インフルエンザ。感染は世界各国に広がり、世界保健機関(WHO)は4月29日(現地時間)、警戒度を「世界的大流行(パンデミック)直前の兆候」を意味するフェーズ5に引き上げた。豚のインフルエンザウイルスが、どうやって人に感染する新型になったのか。どうすればウイルスから身を守れるのか。新型インフルエンザに関する基礎知識をまとめた。
 ◇メキシコ発端、世界に拡大
 各国で確認された新型インフルエンザ患者の多くは、もとをたどればメキシコで感染したとみられている。
 発端は4月24日。WHOが「メキシコと米国で豚インフルエンザの人への感染が相次ぎ、メキシコ市周辺で死者60人前後」と発表。米疾病対策センター(CDC)が同日、米国内の豚インフルエンザが「人から人」へ感染するウイルスであったと断定し、「新型」への懸念が一気にふくらんだ。
 5月2日までのロイター通信の報道によると、メキシコでは、感染が確認された16人が死亡した。メキシコ以外の死者は1人で、米テキサス州で4月27日に死亡したメキシコ人の男児だ。男児は家族とともに同州を訪れていた。
 ニュージーランドでは4人の感染が確認されたが、メキシコに3週間滞在して帰国した同じ高校の生徒。
 他にもイスラエル2人、オランダ1人、スイス1人、オーストリア1人は全員が直前までメキシコに滞在していた。
 メキシコに渡航歴がなくても、帰国した人から感染したと断定または推定される感染者も増えている。カナダ・ノバスコシア州の保健当局は、メキシコを学校旅行で訪れた生徒4人の感染を確認し、その生徒からうつされた症例が1人あると公表した。米ニューヨーク市の高校での集団感染や、スペインや英独で少なくとも1人について、同様の感染ルートが疑われている。【花岡洋二】
2009年5月3日付(毎日新聞)
続きは・・・http://mainichi.jp/select/science/swineinfluenza/news/20090503ddm010040139000c.html

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