2009年5月16日土曜日

民主党新代表に鳩山氏

 民主党は16日、東京都内のホテルで両院議員総会による代表選を行い、鳩山由紀夫幹事長(62)を新代表に選んだ。党所属国会議員による投票の結果、鳩山氏が124票を獲得し、95票の岡田克也副代表(55)に29票差をつけて勝利した。
 新代表の任期は、小沢代表の残り任期である来年9月まで。政権交代をかけた総選挙を前に、偽メール問題や西松建設の違法献金事件をめぐる党の危機に対し、幹事長として切り盛りした鳩山氏の「安定感」が評価された。鳩山氏は、旧自由党との新党構想をめぐる混乱の責任により、02年12月に辞任して以来の復帰。
 代表選は、鳩山氏が自らの支持グループ(約30人)や小沢氏の支持グループ(約50人)を足場に幅広く支持を固め、優勢に進めてきた。これに対し、岡田氏は前原誠司副代表の支持グループ(約20人)や野田佳彦広報委員長の支持グループ(同)などからの支援を足がかりに、態度を決めていない中間層の取り込みを図った。
 この日の両院議員総会の政見スピーチで、鳩山氏は「挙党一致体制の中で政権交代を果たし、愛、包容力のあふれた社会を作っていくために全力を傾注しようではないか」と呼びかけた。さらに、代表選で初めて実施されたディベート(討論)では「包容力のある鳩山になりたい」と支持を求めるなど、「刷新」を強調した岡田氏をも取り込む戦略で優位を保ち、勝利した。
 鳩山氏は、岡田氏について「枢要なポストで頑張っていただきたい」と処遇する考えを示しており、小沢氏も重要ポストに起用する意向だ。
2009年5月16日付(朝日新聞)
続きは・・・http://www.asahi.com/politics/update/0516/TKY200905160128.html

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