2009年5月5日火曜日

新型インフル、1200人超す

感染確認、21か国・地域に
 【リオデジャネイロ=小寺以作】新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者数は4日、メキシコで新たに221人が確認されたことなどで全世界の合計が1243人に達し、一気に1000人を大きく超えた。
 感染が確認された国・地域では、新たにエルサルバドル、ポルトガルが加わり、21か国・地域となった。メキシコでの死者数も7人増え26人となった。感染疑いも含め、新型インフルエンザはなお拡大を続けている。
 国・地域別の感染者は、メキシコで727人、米国で286人、カナダで101人に上っている。
 ただ、世界保健機関(WHO)は、感染者数の増加は警戒水準の引き上げに直結しないとの見解を示している。ハートル報道官は3日夕の記者会見で、警戒水準を現行の「フェーズ5」から「6」に上げる場合の判断基準は、アメリカ以外の大陸で、人から人への持続的な感染が確認されるかどうかだと指摘した。
 潘基文(パンギムン)・国連事務総長は4日、「状況が変わらない限り、WHOには警戒水準を6に上げる計画はない」と述べた。
 関係各国の当局者も、事態の悪化に歯止めがかかりつつあるとの認識を示し始めた。
 AFP通信によると、メキシコのカルデロン大統領は3日のテレビ番組で、「メキシコでの感染拡大のペースを落とすことに成功した」と述べた。同国では、今月1日から5日間、行政機関の大半を閉鎖し、緊急性のない民間企業の活動も休止させる異例の感染防止策をとってきたが、コルドバ保健相は、6日から通常に戻す意向を示した。
 ロイター通信によると、米疾病対策センター(CDC)幹部も3日、新型インフルエンザが季節性インフルエンザより危険とは言えず、「明るい兆しが出てきた」との見解を示した。
2009年5月5日付 (読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090505-OYT8T00255.htm

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