2009年5月26日火曜日

新型インフルエンザ 橋下知事「大阪府の状態は流行ではない」 大阪府は警戒宣言に

 新型インフルエンザによる休校措置から1週間。大阪府と兵庫県では、一部の学校を除き、25日から授業が再開された。25日から大阪、兵庫で、一部の学校を除き、通常通りに授業が再開された。女子児童は、休みについて、「家の中で、お兄ちゃんとけんかしたりしていた」、「(きょうだいと)けんかしてママに怒られたり、『ピアノの練習せい』と言われたり」などと語った。また、25日朝の大阪駅では、マスクを着用している人が減っていた。通勤していた人は「(マスクは)持っていますけど、なんかもう落ち着いた感じなので」、「オープンエアなところじゃ、(マスクは)いいんじゃないでしょうか」と語った。大阪府の橋下知事も、減少している感染者数のグラフを前に、「流行ではない」と説明した。橋下知事は「流行警戒宣言の流行を外します。警戒宣言にまでしておきます。今の大阪府の状態では、流行ではありません」と述べた。さらに、河村官房長官も「1つの終息の方向に向かっているなという感じは、わたし自身思っております」と述べた。感染者数は、20日は1日で77人が確認されたが、それ以降は20人台となり、24日は5人にとどまっていた。こうした中、客足が激減していた兵庫・神戸市の中華街・南京町では、厄払いの獅子舞が披露された。商店街の人は「ちょっとずつでもお客さんが増えていますね。本当にうれしいかぎりです」、「来週はもう、元通りになってもらいたいですよ。でないと共倒れですよ」と語った。そして、2億円以上の損失が出ているという神戸市の有馬温泉では、旅館の仲居や地元消防団などが参加して、街をきれいにする「厄よけ元気アップ、クリーンアップ大作戦」が実施された。観光客は、「3つお風呂あって、ずっと2人でした」、「何かガラガラっていう感じ。(以前とは)全然違います」などと語った。さらに、「有馬かえるキャンペーン」と題して、1泊4食の旅のフルコースその名も「タビフル」などを計画し、客足の回復を目指すという。新型インフルエンザの現状について、感染症対策コンサルタントの高橋 央氏は「一時の爆発的な数十人レベルでの拡大が落ち着いてきたのは正しい。ただ、いろんな年齢層、地域を越えての感染拡大というのは終息していません。また今週から、平常の授業に戻っていったわけですけども、そういう中で感染を拡大させるということがないように、気をつけてないといけない」と語った。
2009年5月25日付(フジニュースネットワーク)
続きは・・・http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00155864.html

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