2009年5月27日水曜日

【郵便法違反事件】ニセ証明書「厚労省幹部から受け取った」 倉沢容疑者が供述

 障害者団体向け割引郵便制度の悪用をめぐる虚偽公文書作成事件で、大阪地検特捜部に逮捕された障害者団体「凛(りん)の会」(解散)の主要メンバー、倉沢邦夫容疑者(73)=郵便法違反容疑で再逮捕=が特捜部の調べに対し、厚労省が発行したとされる偽の証明書を「当時の厚生労働省課長だった現局長から直接受け取った」と供述していることが27日、分かった。特捜部は課ぐるみで不正に関与していた可能性があるとみて、慎重に捜査を進めている。
 特捜部は同日朝から東京・霞が関の厚労省を家宅捜索。当時の他の担当職員のの聴取も進めている。
 この証明書の偽造に、同省障害保健福祉部係長、上村勉容疑者(39)=虚偽公文書作成・同行使容疑で逮捕=が関与を認める供述をしていることも新たに判明。この証明書を発行した記録は、厚労省内の原簿に残っていなかったが、実物の課長印が使われており、偽造の可能性が高まっていた。
 特捜部によると、上村容疑者は証明書発行手続きが進んでいることを示すために偽の稟議書を、正規の古い稟議書を切り張りして作成していた。
 偽の稟議書の上半分には、起案日の16年4月26日という日付と起案者の上村容疑者の署名、押印、下半分には、障害保健福祉部企画課長や社会参加推進室長ら6人の決裁印欄と数人分の押印があった。
 上半分は上村容疑者が新たに作成し、下半分は古い正規の稟議書を切って張り合わせていた。当時すでに他部署に異動した同室長の決裁印も押されていたほか、決裁途中であることを示すため、数人分の印鑑を消してコピーした形跡が残っていたという。
2009年5月27日付(産経ニュース)
続きは・・・http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090527/crm0905271406027-n2.htm

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