2009年5月15日金曜日

セシールも郵便不正…障害者割引、顧客に35万通

 通信販売大手「セシール」(高松市、上田昌孝・代表取締役兼CEO)は14日、障害者団体向けの郵便料金割引制度を不正に利用し、自社のダイレクトメール(DM)で商品カタログを郵送していたと発表した。2006年11月~07年5月に3回、顧客に計35万通を発送しており、正規料金との差額は2287万円という。同社は郵便事業会社(日本郵便)に差額を返還する。
 セシールによると、06年7月、兵庫県尼崎市の広告会社から「割引制度を利用すれば安く郵送できる。法的に問題ない」と持ちかけられ、DMの発送契約を結んだ。顧客リストをもとに大阪府内の障害者団体が発行する会報に、カタログを掲載し、社名入り封筒で郵送していた。「販売効果が出ない」として07年5月以降は発送をやめたという。
 割引制度は発行部数の8割以上が有償の購読者であれば適用される。今回はセシールの顧客に無料で送っていたため該当しないが、同社担当者は違法との認識がなかったという。
 割引制度の不正利用が報道されたことから今月上旬、セシールが広告会社に聞き取り調査して発覚。セシールは「関係者に多大な迷惑をかけ申し訳ない」としている。
2009年5月15日付(読売新聞)
続きは・・・http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090515-OYO1T00244.htm?from=main2

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