2009年5月21日木曜日

裁判員裁判対象事件を順次起訴へ 制度スタート初日

 裁判員制度施行初日の21日、各地検は裁判員裁判対象事件を順次起訴する見通し。昨年起訴された対象事件は1日平均6件。共同通信の集計では、警察に対象事件で逮捕され、21日が拘置期限で刑事処分(起訴・不起訴など)が決まる容疑者は少なくとも3人いる。
 対象事件は死刑または無期懲役・禁固に当たる罪(殺人、強盗致傷、現住建造物等放火など、未遂含む)と、故意の犯罪行為で被害者を死亡させた罪(傷害致死、危険運転致死、遺棄致死など)で、最高裁によると、昨年は2324件起訴されている。
 集計によると、3人は(1)横浜市で殺人未遂などの疑いで逮捕された暴力団幹部の男(2)青森県弘前市で強盗致傷の疑いで逮捕された男(3)秋田市で現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕された女。
 対象事件が起訴されると、各地裁は公判前整理手続きで裁判の争点や証拠、日程を決める。
 争点の少ない事件は6月中旬にも同手続きが終わり、各地裁は裁判員候補者名簿からくじで50-100人を抽出し「裁判員等選任手続き期日のお知らせ(呼び出し状)」などを送付。選任手続き期日は初公判と通常同じ日で、裁判員裁判規則に呼び出し状送達から6週間後と定められていることから、7月下旬と想定されている。
 共同通信の集計では、今月1-15日に全国の警察が容疑者を逮捕・再逮捕した対象事件は少なくとも89件ある。
2009年5月21日付(47NEWS)
続きは・・・http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052101000093.html

0 件のコメント: