2009年5月4日月曜日

朝日新聞阪神支局襲撃22年「真犯人を」、怒り新た

 1987年、朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)が散弾銃を持った男に襲撃され、記者2人が殺傷された事件は3日、発生から22年を迎えた。関係者らは、殺害された小尻知博記者(当時29歳)を悼むとともに言論への凶行に怒りを新たにした。
 支局には、小尻記者の遺影が飾られた拝礼所が設けられ、訪れた市民らが冥福を祈った。今年、週刊新潮が事件の実行犯と称する男の手記を掲載し、後に誤報と認める問題があり、小尻記者の記事がきっかけで発足した「釣り糸から野鳥を守る会」代表の吉川恵子さん(51)は「新潮の記事で傷ついた人もいる。きちんとウラを取って報道すべきだった」と話した。
 広島県呉市の小尻記者の実家では、両親と妻裕子さん(49)、一人娘の美樹さん(24)ら25人が参列して法要が営まれた。父、信克さん(81)は「週刊新潮は検証記事で自分たちはだまされたとしているが、謝罪文をもらっても納得いかない。今はただ、真犯人に名乗り出てほしい」と語った。
2009年5月4日付(読売新聞)
続きは・・・http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090504-OYO1T00253.htm?from=main3

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